「中学1〜2年レベルの英文法がわかれば、英語はある程度話せます。」と書いてきました。これは決して嘘ではありません。しかし、やはりある程度の単語や熟語がわからないと、十分な英会話はできません。それでは、どうすれば良いのか。この章で、レベル別に紹介していきます。




1)中学1年〜2年レベルでの単語・熟語の覚え方


 以下ページ内リンクもご利用ください。

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単語集などを購入して、もっとしっかり勉強したい人へ

   A単語を覚える時に大切なことは?

   B辞書を引き始める時期と辞書の引き方について



 中学1〜2年レベル(英検5〜4級程度)で単語力を増やすには、英語の教科書や文法書など、新出単語が出てきた時に、どんどん覚える方式が良いと思います。こちらのホームページの初めの章から読んでいくと、新出単語の「意味」と「読み方」がわかるようになっているので、英語が苦手な方は、まず、第1章から、読んでみてください。

 1章)日本人が英語を話すために絶対覚えておきたい4箇条!

 2章)中学1年〜2年の英文法・日常会話はこれが基本!


 日常生活で、英語を使わない日本人が、英単語をすぐ忘れてしまうのは当たり前です。「じゃあ、日本に居て、英語なんてしゃべれるようになるはずない!」と思われるかもしれません。しかし、そんなこともありません。

 こちらで紹介している
英語の基本例文を何度も何度も繰り返し音読してください。暗唱できるくらいになれば、英単語を覚えられるだけでなく、英語を話す力もついてきます。本当です!例文をしっかり覚えたら、単語を置き換えながら練習すると、もっとたくさんの英単語を覚えられます。

 一方、英語をうまく音読をすることに夢中になって、日本語の意味がわからなくなってしまう人がたまにいます。やはり、必ず頭の中で日本語の意味を思い浮かべながら、音読するようにしましょう。

 どうしても覚えにくい英単語は、誰にでもあります。そういう人は、リングカードやお気に入りのメモ帳などに、
英語…読み方(発音)…単語の意味を書いて、まとめておくと便利です。何度も目にし、何度も繰り返し発音することで、自然と単語力が身についてきます。

読み方は、ひらがなでもカタカナでも、自分さえわかれば、なんでも良いです。ただし、必ず、アクセントの位置がわかるようにしておいてください。また、発音記号がわかる方は、もちろん発音記号で書いてください。

 参考:当サイトの発音表記方法についてはこちら

《例》
英単語  読み方 意味 
 1 mother  ざー  お母さん
 2 father  ふァざー お父さん
 3 brother  ブざー 兄 (または弟) 
 4 sister  スィスター 姉 (または妹) 




@単語集などを購入して、もっとしっかり勉強したい人へ

単語集の購入は、次のページの「英検3級レベルの単語集」から始めれば、十分かと思います。ただ、小学生からの英語学習も進んでいるようなので、一応このレベル用の単語集購入のヒントをご紹介します。

 数字、曜日、色、動物、職業など、カテゴリー別になっている単語集などが良いでしょう。アルファベット順に覚える人もいますが、かなり覚えにくいと思います。
 また、イラストの説明が入っている物も、楽しいかもしれません。ただ、英語は、正しい発音がわからないと使えません。CD・パソコン・スマホなどで確認できる、音声教材とセットになったものがおすすめですが、せめて、読み方(発音)が書いてあるものを購入してください。


 あまり英語に慣れ親しんでいない時期に、わざわざいろいろな教材を購入しても、結局無駄になってしまうこともしばしばです。

 当サイトでは、この時期覚えておくと絶対役立つページを紹介しています。これらの単語の発音については、
当サイトの英語を音声で聞く方法で、アプリやソフトをインストールすることで確認できます。正しい発音を無料で学ぶことも可能ですので、興味のある方は是非ご利用ください。

参考:この時期に覚えておくと便利なもの

 1〜100・数の一覧  

 
曜日、季節、月の一覧

 色の一覧   

 
食べ物の一覧  

 
職業の一覧
 
 教科の一覧  

 スポーツの一覧
 
 (人の状態などを表す)形容詞の一覧

 過去形の文で使う言葉
 

 
未来形の文で使う言葉




A単語を覚える時に大切なことは?

 私は、単語を覚える時に一番大切なことは、「正しい発音ができて、日本語の意味がわかる」ことだと思っています。これさえできれば、英語は話せます。しかし、日本の学校では、「正しいスペリング(つづり)を書く」ことが重視され、つづりを覚えるのに時間が取られ、特に公立中学校では、覚えられる単語の数が少なすぎるのが現状です。これでは、いつまでたっても、多くの人が英語を話せるようにはならないでしょう。
 「1度書いたら、覚えられる」という天才的な人もごくまれにいますが、普通そうはいきません。
「つづりを書くより、声に出して何度も読む!」ことで、使える英語・単語力の習得に近づくはずです。

 現在(2017年1月)多くの学校ではあまり教えていないことですが、英語には、フォニックスというものもあるので、正しく発音ができていれば、ある程度の正しいスペリング(つづり)は書けるものです。もちろん、ものすごくむずかしいもの(数字のつづりなど、初期によく出てくるスペリングほどむずかしい)もありますが、一般的にはフォニックスの概念があれば、ある程度正確なスペリング(つづり)を書くことに、それほどの苦労はないはずです。

 これらのことを踏まえ、英単語を覚えて行ってください。

 
参考:スペリング(つづり)を書くことが苦手な人へ
 




B辞書を引き始める時期と辞書の引き方について

 学校の先生方の中には、英語の勉強を始めたばかりの人にも、辞書を引くことを奨励している方もおられますが、私は英語学習で辞書を引いていくのは、英文法の知識が中3レベルになってからで良いと思っています。受動態や現在完了、英語の5文型などが理解できるレベルです。

 なぜなら、文法が正しく理解できていないうちに辞書を片手に勉強というのは、とても大変ですし、時間がかかりすぎて英語嫌いにになってしまうことがよくあるからです。中学1〜2年のレベルでは、とても効率の良い勉強法とも言えません。特に、動詞は時制によって形が変わってきますが、辞書を引く時は、基本的には「原形」を引く必要があります。文法の基礎知識がないと、正しく辞書を引くことはかなりむずかしいです。

 もちろん、
最終的には辞書を引く行為は絶対必要になりますし、辞書を使いたい人は、「名詞」などは単純に辞書で「意味」を見つけられるので、興味があれば、どんどん引いてみてください。ただ、この段階で無理をする必要はないと思います。

《辞書の引き方:例1》

He looks like his father.

 この文の意味がわかりますか?

1)わからない単語を、辞書で引いてみましょう。
「品詞」を調べておくことも大切です。

動詞には、自動詞と他動詞がありますが、中学1〜2年のレベルでは、違いがわからなくても気にしないでください。「動詞」で十分です。
  参考自動詞と他動詞について

英単語  読み方 品詞 意味 
 1 he  代 (代名詞) 彼は
 2 look ックゥ 動 (動詞)
自 (自動詞)
見る
 3 like イクゥ 動 (動詞)
他 (他動詞)
〜を好む
 4 his  ズ 代 (代名詞) 彼は
 5 father  ふァざー 名 (名詞) お父さん

2)実は、これでは、正しく辞書を引けていません。英語では、1つの文に動詞が2つというのはなく、これでは意味がわかりません。(接続詞が入った文を除く)

3)lookとlikeを、辞書でもう一度よく確認してください。
 lookには、「〜に見える」という意味があり、likeは、動詞ではなく前置詞で、「〜のように」という意味があることが確認できましたか?

4)つまり、この文の直訳は、
「彼は、彼のお父さんのように見える。」です。
(→意訳:「彼は、彼のお父さんに似ている。」)


英単語は、1語づつ、しっかり日本語訳をつけて直訳することが、英語を話せるようになる近道です。文法がわからないのに、てきとうに辞書を引いても、結局、あまり意味がありません。

 
参考:英語を話せるようになるには、直訳と音読が大切!



《辞書の引き方:例2》

1) I visited Osaka last December.

2) I went
to Osaka last December.

 これらは、中学1年レベルの一般動詞の過去形を使った文です。
これらの意味はわかりますか?同じような意味の文ですが、なぜ1の文には「to」が入っていないのに、2の文には「to」が入っているのでしょう?疑問に思ったらvisitとgoを、辞書で引いてみてください。


動詞は時制によって形が変わってきますが、辞書を引く時は、普通「原形」を引く必要があります。wentの原型がgoとすぐにわからない人は、以下をご覧ください。
  動詞の活用、覚えるべき時期について
 動詞の意味と活用をどんどん覚えていくと、これからの学習がとてもスムーズになります。


   英単語  読み方 品詞 意味 
 1 visit ズィットゥ 動 (動詞)
他 (他動詞)
を訪れる
を訪問する
 2 go ゴ 動 (動詞)
自 (自動詞)
行く


@の意味は、「私は昨年の12月に、大坂を訪れました。」
Aの意味は、「私は昨年の12月に、大阪へ行きました。」

 つまり、@の文に「to」を入れてしまうと、「大阪
にを訪れました」と、変な意味になってしまうのです。

単語集や辞書で、「visit」の意味を「訪問する」と書いてあるものがあります。そのようなものは絶対ダメです。「〜を訪問する」と書いてあるものを選んでください。「を」が入ていることが、この先、重要なポイントになります。



               
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4)-1 英単語・熟語の覚え方、辞書の引き方