3)-7   基本5文型        戻る

2)第2文型 主語(S)+動詞(V)+補語(C)  
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例文2-a 
 
第2文型SVCとは?
 例文2-aの構成要素とスラッシュリーディング
    第2文型を作る一般動詞のまとめ①


例文2-b…高校レベルも含まれます。
 
例文2-bの構成要素とスラッシュリーディング
   
  第2文型を作る一般動詞のまとめ②

例文3/ 第1文型と第2文型、両方で使われるlook
    look と look likeの違い

文型の載った辞書の引き方・使い方

例外的な文法解釈/ Cが副詞句になる場合
2-a.以下の文では、文の構成要素がどのようになっているか考え、スラッシュリーディングしてみてください。むずかしいと感じる人は、応用以外のところだけご覧ください。

   例文 2-a  訳
 1 I'm not a student. 私は学生ではありません。
2 He became a teacher last year. 彼は、昨年、教師になりました。
*become=~になる
 3 That sounds interesting. それはおもしろそうに聞こえます。
→(聞いたところ、)それはおもしろそうだね。
*sound=ウンドゥ
=~に聞こえる→思われる
 4 It got dark suddenly. 急に暗くなりました。
*get=~になる
*suddenly=ドゥンリィ=急に
 5 I feel very cold. 私はとても寒く感じます。→すごく寒いです。
*feel=~の感じがする
 6 He looks happy. 彼は幸せに見えます。
*look=~に見える
7

The (traffic) light has just turned red. (交通)信号がちょうど赤に変わったところです。
*(traffic) light=(交通)信号
*turn=~になる、~に変わる
8

用 
The phone kept ringing. 電話は鳴り続けました。
*keep ~ing=~し続ける
9

Are you a student? あなたは学生ですか。
10

Did he become a teacher? 彼は、教師になりましたか。
11

Who is that man? あの男の人は誰ですか。
He is my father. 彼は私の父です。 
12

What is the name of that tall tower? あの高い塔の名前は何ですか。
*tower=ウワ=塔 
It is Tokyo Sky Tree. それは東京スカイツリーです。
第2文型SVCとは?

このような文の、SVの後の語句をC(補語)と呼びます

    
S(主語)=C(補語)の関係
           
 ↑Cには、名詞か形容詞が入ります。
a professional baseball player (冠詞+形容詞+名詞)のような名詞句も、全体で名詞と考えます。
Cが副詞句になる場合

 補語は主語の説明をすることになります。
                              ↓
                              ↓
   例文2-a (第2文型) 訳(スラッシュリーディング)
 1 I'm not a student.
s v  c
私は学生ではありません。

否定文でも、文型としては肯定文の場合と同じ。
2 He became a teacher /last year.
s  v  c   x
彼は教師になりました/昨年。 
 3 That sounds interesting.
s  v  c
それはおもしろそうに聞こえます。
4 It got dark /suddenly.
s v c  x
暗くなりました /急に。

「it」は天候を表す時に用いる主語なので日本語に訳せない。
be動詞・get・becomeの違いはこちら
 5 I feel very cold.
s v x  c
私はとても寒く感じます。
 6 He looks happy.
s  v   c
彼は幸せに見えます。
7

The (traffic) light has just turned red.
s     v (x)     c
(交通)信号がちょうどに変わったところです。

justは副詞なので文の構成要素には入れない。
現在完了/完了has+turenedで文型では動詞vと考える。
8

The phone kept ringing.
s   v   c
電話は鳴り続けました。

kept on ringingとしても、ほぼ同じ意味(onを入れた方が反復を強調?)
9

Are you a student.
 v   s  c
あなたは学生ですか
10

Did he become a teacher?
(v) s  v  c
彼は教師になりましたか。 

Did he becomeのdidは、助動詞ですが、文型では動詞Vとまとめて考えましょう.。
11

Who is that man?
c  v  s
あの男の人はですか
He is my father.
s v  c
彼は私の父です。 
12

What is the name /of that tall tower?
c   v  s   x
名前はですか/あの高い塔の。 
It is Tokyo Sky Tree.
s v  c
それは東京スカイツリーです
9~12解説;
*疑問文は倒置が起きていて、文型を考えるのはむずかしいので、わからなくなったら、答えになる肯定文を考えるとわかりやすいです。
*また、疑問文が苦手な人は、それぞれの文法で、肯定文/疑問文/否定文の基本文の作り方を復習しておきましょう。
be動詞の基本文  一般動詞の基本文  一般動詞/過去形


以下に、第2文型でよく使う一般動詞をまとめました。第2文型ではbe動詞がよく使われますが、これらの動詞も覚えておきましょう。
 *中学2年生は、まずの動詞だけでいいので覚えましょう!
 *多義語の動詞もありますが、ここでは第2文型で使われる意味だけ載せています。

第2文型を作る一般動詞のまとめ①   
   動詞の例 訳し方
look + 形容詞 ~に見える 
sound + 形容詞  ~に聞こえる
(聞いたり読んだりして)
~に思われる 
feel + 形容詞 ~の感じがする 
become + 形容詞/名詞 ~になる
  get + 形容詞 ~になる
  grow + 形容詞 ~(の状態)になる
turn + 形容詞 (変化して)~になる
~に変わる
keep + 形容詞/doing ずっと~の状態にある


2-b. 以下、英検3級以上~高校レベルの応用問題になります。文の構成要素がどのようになっているか考え、スラッシュリーディングしてみてください。

   例文 2-b  訳(意訳)
1 The book lay open on his desk. その本は、つくえの上で開いたままでした。
2 His death remains a mystery. 彼の死は謎のままです。
3 Many stores remain open until 10:00pm. 多くのお店は、午後10時まで開いたままです。
→夜10時まで開いている店が多い。
4 Please stay seated until the bus comes to a complete stop. バスが完全に止まるまで席を立たないでください。
(←席に座らされた状態のままで)
5 He stayed single all his life. 彼は生涯独身だった。
6 The leaves are turning red. 木の葉が赤く色づいてきました。
7 The meat in the fridge went bad. 冷蔵庫の(中の)肉が腐ってしまいました。 
8 Her dream came true. 彼女の夢は実現しました。 
9 This flower smells sweet. この花は甘い(いい)においがします。
10 This milk tastes sour. この牛乳はすっぱい味がします。 
11 To be a professional baseball player became his dream when he came to Japan.  彼が日本に来た時、プロの野球選手になることは、彼の夢になりました。
12 Our plan is to climb the mountain tomorrow morning. 私達の計画は、あしたの朝、その山に登ることです。
13 Seems like a good idea. (それは)いい考えみたいだね。 
                  ↓
                  ↓
                  ↓
                  ↓

   例文2-b (第2文型) 訳(スラッシュリーディング)
 1 The book lay open /on his desk.
s v  c
     x
その本は開いたまま(の状態)でした/(彼の)つくえの上で。
2 His death remains a mystery.
s  v  c
彼の死はのままです。
 3 Many stores remain open
s  v  c

/until 10:00pm.
  x
多くの店は開いたままです/午後10時まで。
4 Please stay seated
x v c  x

//until the bus comes to a complete stop.
 s' v' x

《第2文型svc
+ 接続詞until + 第1文型s'v'の文》

席に座らされた(→座った)ままでいて ください/
/バスが完全に止まった状態になるまで。

stayをremainにしてもOK。
Please be seated.
=Sit down.の丁寧表現
seat(~を座らせる)の分詞的用法はこちら

接続詞(until)の前では必ず切る。2本スラッシュにするとわかりやすいかも?
 5 He stayed single/all his life.
s v c x
 
彼は独身のままでした/すべての彼の人生で。
 6 The leaves are turning red.
s  v   c
葉っぱはになってきています。
7 The meat in the fridge /went bad.
s  v   c
冷蔵庫の中の肉は/悪くなりました
8 Her dream came true.
s  v   c
彼女の夢は本当になりました。
9 This flower smells sweet.
s  v  c
この花は甘い(いい)においがします。

smell sweetlyは×。
smellをSV文型で使うと、「嫌なにおいがする」の意味になる。
10 This milk tasts sour.
s  v  c
このミルクはすっぱい味がします。
11 To be a professional baseball player/became his dream
 s v c
//when he came to Japan. 
 s' v' x

《第2文型svc
+ 接続詞when + 第1文型s'v'の文》
プロの野球選手になることは/彼の夢になりました。/彼が日本に来た時。

不定詞(to be)から始まる長い名詞句が主語。主語が長い時は、主語の後、動詞の前にスラッシュを入れるとわかりやすい。
12 Our plan is to climb the mountain/ tomorrow morning.
 s v c
私達の計画は山に登ることです/明日の朝に。

不定詞(to climb)から始まる長い名詞句が補語になった文。
不定詞の解説はこちら
13 (It) seems like a good idea.
s v x  c
(それは)良い考えのように見えます(思えます)。

くだけた言い方では、itは省略されることが多いです。




*以下に、第2文型でよく使う一般動詞(英検3級以上~高校レベル)です。
第2文型を作る一般動詞のまとめ②   
   動詞の例 訳し方
lie ~(の状態)にある 
*lie-lay-lain の活用に注意!
remain  のままである 
stay ~のままである
*remainより口語的
  go ~になる
(goの特別な使用法)
  come ~になる
(comeの特別な使用法)
  smell ~のにおいがする
  taste ~の味がする
seem ~のように思われる
~に見える
高校レベルのseemの使い方はこちら



3.第1文型と第2文型、両方で使われるlook

 ここで問題です。以下の文は、第何文型でしょう。辞書で「look」を調べて、文の構成要素がどのようになっているか、考えてみてください。辞書の使い方の練習にもなると思います。


  例文3 動詞「look」の場合  訳 
1 Look at the boy over there.  あそこの男の子を見て。
…命令形・主語(S)youの省略
2 She looks happy in her new dress. 彼女は彼女の新しいドレスの中で幸せに見えます。→ドレスを着て幸せに見えます。
3 The cap looks nice on you.  その帽子は・あなたの上で素敵に見えます。→あなたに似合っています。
4

That cloud looks like a fish. あの雲は、魚のように見えます。

*look like+名詞=~のように見える
5

It looks like rain.

(=It is likely to rain.)
雨のように見えます。
→雨が降りそうだ。

*be likely to do=~しそうである
6

It sounds like a train. それは電車のように聞こえます。
→電車の走るような音だ。


*sound like+名詞
=~のように聞こえる

文型の載った辞書の引き方・使い方

*lookを辞書(ジーニアス英和大辞典)で引くと、次のようにあります。

 [SV(M)]あるいは[SV+at+]→自(自動詞)見る
        …M=modification (修飾)

 [SV(to be)C]あるいは[SVC(形)]→自(自動詞)~に見える

 文型によって、意味が違ってくるのが、確認できますか?小中学生向けの簡単な辞書には、文型については載っていないことも多いのですが、5文型を学習した後は、文型について載っている辞書を使うと便利です。正しく辞書を引き、色々な英文を、独力で読むのに役立ちます。
 辞書を購入しなくても、ネットで検索できますが、やはり、紙の辞書か電子辞書(カシオのEX-wordシリーズなど)は、本気で英語を学習する人には必要と思います。必ず自分の目で確かめて、自分の使いやすい辞書を購入してください。


さらに詳しい、辞書の引き方についてはこちら
  例文3 動詞「look」の場合  訳(スラッシュリーディング) 文型
1 Look /at the boy/over there.
 v   x   x
見て/男の子を/あそこの。

↑文の構造がわかるようにスラッシュを入れましたが、実際はlook atは成句と考え、切らない方がわかりやすいです。
1
2 She looks happy/in her new dress.
s  v  c   x
彼女幸せに見えます/彼女の新しいドレスの中で(→新しいドレスを着て)。 2
3 The cap looks nice/on you.
s  v   c   x
その帽子は素敵に見えます/あなたの上で。 2
4

  *look と look likeの違い
That cloud looks like a fish.
s  v  c 
あの雲はさかなのように見えます。

《英》ではlikeを省く

likeの文法的見方は諸説ありますが、ここでは以下のように考えます。
*like+名詞 → 前置詞句
→ 補語
2 
5

It looks like rain.
s  v  c 
のように見えます。
→雨が降りそうだ。

*よく使う表現です。
2
6

It sounds like a train.
s  v  c 
それは列車のように聞こえます。
→列車の走るような音だ。

*「sound+like+名詞」
も同様に考えられます。
2

例外的な文法解釈/ Cが副詞句になる場合

《例》 She is at the office now.
     
= 彼女は今、事務所にいます。
 
 これは、S+V+前置詞at~ で、第1文型のように見えますが、be動詞のisを単独で使うのは変です。
「副詞句が補語になることがある(江川泰一郎)」
 この考えから、at the office (副詞句)を補語Cと考え、SVCの第2文型と考えるそうです。形容詞句と書いてある文法書もあるようですが、私は動詞を補完するので、副詞句の方がしっくりきますが…。
 まあ、be動詞を「です、ある、いる、なる」と訳せれば、あまり細かい文法にこだわる必要はないと思います。このサイトで目指すのは、文法学者になることではなく、英語を話せるようになることですから…。文法解釈は、あくまで英語学習の手助けとなる手段と、気楽に考えてはどうかと個人的には思っています。