例文2-a
第2文型SVCとは?
例文2-aの構成要素とスラッシュリーディング
第2文型を作る一般動詞のまとめ①
例文2-b
…高校レベルも含まれます。
例文2-bの構成要素とスラッシュリーディング
第2文型を作る一般動詞のまとめ②
例文3/ 第1文型と第2文型、両方で使われるlook
look と look likeの違い
文型の載った辞書の引き方・使い方
例外的な文法解釈/ Cが副詞句になる場合
例文 2-a | 訳 | |
1 | I'm not a student. | 私は学生ではありません。 |
2 | He became a teacher last year. | 彼は、昨年、教師になりました。 *become=~になる |
3 | That sounds interesting. | それはおもしろそうに聞こえます。 →(聞いたところ、)それはおもしろそうだね。 *sound=サウンドゥ =~に聞こえる→思われる |
4 | It got dark suddenly. | 急に暗くなりました。 *get=~になる *suddenly=サドゥンリィ=急に |
5 | I feel very cold. | 私はとても寒く感じます。→すごく寒いです。 *feel=~の感じがする |
6 | He looks happy. | 彼は幸せに見えます。 *look=~に見える |
7 応 用 |
The (traffic) light has just turned red. | (交通)信号がちょうど赤に変わったところです。 *(traffic) light=(交通)信号 *turn=~になる、~に変わる |
8 応 用 |
The phone kept ringing. | 電話は鳴り続けました。 *keep ~ing=~し続ける |
9 応 用 |
Are you a student? | あなたは学生ですか。 |
10 応 用 |
Did he become a teacher? | 彼は、教師になりましたか。 |
11 応 用 |
Who is that man? | あの男の人は誰ですか。 |
He is my father. | 彼は私の父です。 | |
12 応 用 |
What is the name of that tall tower? | あの高い塔の名前は何ですか。 *tower=タウワ=塔 |
It is Tokyo Sky Tree. | それは東京スカイツリーです。 |
↓第2文型SVCとは?
このような文の、SVの後の語句をC(補語)と呼びます。
S(主語)=C(補語)の関係
↑Cには、名詞か形容詞が入ります。
a professional baseball player (冠詞+形容詞+名詞)のような名詞句も、全体で名詞と考えます。
Cが副詞句になる場合
補語は主語の説明をすることになります。
例文2-a (第2文型) | 訳(スラッシュリーディング) | |
1 | I'm not a student. s v c |
私は学生ではありません。![]() |
2 | He became a teacher /last year. s v c x |
彼は教師になりました/昨年。 |
3 | That sounds interesting. s v c |
それはおもしろそうに聞こえます。 |
4 | It got dark /suddenly. s v c x |
暗くなりました /急に。![]() ![]() |
5 | I feel very cold. s v x c |
私はとても寒く感じます。 |
6 | He looks happy. s v c |
彼は幸せに見えます。 |
7 応 用 |
The (traffic) light has just turned red. s v (x) c |
(交通)信号がちょうど赤に変わったところです。![]() ![]() |
8 応 用 |
The phone kept ringing. s v c |
電話は鳴り続けました。![]() |
9 応 用 |
Are you a student. v s c |
あなたは学生ですか。 |
10 応 用 |
Did he become a teacher? (v) s v c |
彼は教師になりましたか。 ![]() |
11 応 用 |
Who is that man? c v s |
あの男の人は誰ですか。 |
He is my father. s v c |
彼は私の父です。 | |
12 応 用 |
What is the name /of that tall tower? c v s x |
名前は何ですか/あの高い塔の。 |
It is Tokyo Sky Tree. s v c |
それは東京スカイツリーです。 |
9~12解説;
*疑問文は倒置が起きていて、文型を考えるのはむずかしいので、わからなくなったら、答えになる肯定文を考えるとわかりやすいです。
*また、疑問文が苦手な人は、それぞれの文法で、肯定文/疑問文/否定文の基本文の作り方を復習しておきましょう。
be動詞の基本文
一般動詞の基本文
一般動詞/過去形
第2文型を作る一般動詞のまとめ① 動詞の例 訳し方 look + 形容詞 ~に見える sound + 形容詞 ~に聞こえる
(聞いたり読んだりして)
~に思われるfeel + 形容詞 ~の感じがする become + 形容詞/名詞 ~になる get + 形容詞 ~になる grow + 形容詞 ~(の状態)になる turn + 形容詞 (変化して)~になる
~に変わるkeep + 形容詞/doing ずっと~の状態にある
![]() |
訳(意訳) | |
1 | The book lay open on his desk. | その本は、つくえの上で開いたままでした。 |
2 | His death remains a mystery. | 彼の死は謎のままです。 |
3 | Many stores remain open until 10:00pm. | 多くのお店は、午後10時まで開いたままです。 →夜10時まで開いている店が多い。 |
4 | Please stay seated until the bus comes to a complete stop. | バスが完全に止まるまで席を立たないでください。 (←席に座らされた状態のままで) |
5 | He stayed single all his life. | 彼は生涯独身だった。 |
6 | The leaves are turning red. | 木の葉が赤く色づいてきました。 |
7 | The meat in the fridge went bad. | 冷蔵庫の(中の)肉が腐ってしまいました。 |
8 | Her dream came true. | 彼女の夢は実現しました。 |
9 | This flower smells sweet. | この花は甘い(いい)においがします。 |
10 | This milk tastes sour. | この牛乳はすっぱい味がします。 |
11 | To be a professional baseball player became his dream when he came to Japan. | 彼が日本に来た時、プロの野球選手になることは、彼の夢になりました。 |
12 | Our plan is to climb the mountain tomorrow morning. | 私達の計画は、あしたの朝、その山に登ることです。 |
13 | Seems like a good idea. | (それは)いい考えみたいだね。 |
![]() |
訳(スラッシュリーディング) | |
1 | The book lay open /on his desk. s v c x |
その本は開いたまま(の状態)でした/(彼の)つくえの上で。 |
2 | His death remains a mystery. s v c |
彼の死は謎のままです。 |
3 | Many stores remain open s v c /until 10:00pm. x |
多くの店は開いたままです/午後10時まで。 |
4 | Please stay seated x v c x //until the bus comes to a complete stop. s' v' x 《第2文型svc + 接続詞until + 第1文型s'v'の文》 |
席に座らされた(→座った)ままでいて ください/ /バスが完全に止まった状態になるまで。 ![]() Please be seated. =Sit down.の丁寧表現 ![]() ![]() |
5 | He stayed single/all his life. s v c x |
彼は独身のままでした/すべての彼の人生で。 |
6 | The leaves are turning red. s v c |
葉っぱは赤になってきています。 |
7 | The meat in the fridge /went bad. s v c |
冷蔵庫の中の肉は/悪くなりました。 |
8 | Her dream came true. s v c |
彼女の夢は本当になりました。 |
9 | This flower smells sweet. s v c |
この花は甘い(いい)においがします。![]() smellをSV文型で使うと、「嫌なにおいがする」の意味になる。 |
10 | This milk tasts sour. s v c |
このミルクはすっぱい味がします。 |
11 | To be a professional baseball player/became his dream s v c //when he came to Japan. s' v' x 《第2文型svc + 接続詞when + 第1文型s'v'の文》 |
プロの野球選手になることは/彼の夢になりました。/彼が日本に来た時。![]() |
12 | Our plan is to climb the mountain/ tomorrow morning. s v c |
私達の計画は山に登ることです/明日の朝に。![]() ![]() |
13 | (It) seems like a good idea. s v x c |
(それは)良い考えのように見えます(思えます)。![]() |
第2文型を作る一般動詞のまとめ②
動詞の例 訳し方 lie ~(の状態)にある
*lie-lay-lain の活用に注意!
remain ~のままである stay ~のままである
*remainより口語的go ~になる
(goの特別な使用法)come ~になる
(comeの特別な使用法)smell ~のにおいがする taste ~の味がする seem ~のように思われる
~に見える
高校レベルのseemの使い方はこちら
例文3 動詞「look」の場合 | 訳 | |
1 | Look at the boy over there. | あそこの男の子を見て。 …命令形・主語(S)youの省略 |
2 | She looks happy in her new dress. | 彼女は彼女の新しいドレスの中で幸せに見えます。→ドレスを着て幸せに見えます。 |
3 | The cap looks nice on you. | その帽子は・あなたの上で素敵に見えます。→あなたに似合っています。 |
4 応 用 |
That cloud looks like a fish. | あの雲は、魚のように見えます。 *look like+名詞=~のように見える |
5 応 用 |
It looks like rain. (=It is likely to rain.) |
雨のように見えます。 →雨が降りそうだ。 *be likely to do=~しそうである |
6 応 用 |
It sounds like a train. | それは電車のように聞こえます。 →電車の走るような音だ。 *sound like+名詞 =~のように聞こえる |
文型の載った辞書の引き方・使い方
*lookを辞書(ジーニアス英和大辞典)で引くと、次のようにあります。
[SV(M)]あるいは[SV+at+名]→自(自動詞)見る
…M=modification (修飾)
[SV(to be)C]あるいは[SVC(形)]→自(自動詞)~に見える
文型によって、意味が違ってくるのが、確認できますか?小中学生向けの簡単な辞書には、文型については載っていないことも多いのですが、5文型を学習した後は、文型について載っている辞書を使うと便利です。正しく辞書を引き、色々な英文を、独力で読むのに役立ちます。
辞書を購入しなくても、ネットで検索できますが、やはり、紙の辞書か電子辞書(カシオのEX-wordシリーズなど)は、本気で英語を学習する人には必要と思います。必ず自分の目で確かめて、自分の使いやすい辞書を購入してください。
さらに詳しい、辞書の引き方についてはこちら
例文3 動詞「look」の場合 | 訳(スラッシュリーディング) | 文型 | |
1 | Look /at the boy/over there. v x x |
見て/男の子を/あそこの。 ↑文の構造がわかるようにスラッシュを入れましたが、実際はlook atは成句と考え、切らない方がわかりやすいです。 |
1 |
2 | She looks happy/in her new dress. s v c x |
彼女は幸せに見えます/彼女の新しいドレスの中で(→新しいドレスを着て)。 | 2 |
3 | The cap looks nice/on you. s v c x |
その帽子は素敵に見えます/あなたの上で。 | 2 |
4 応 用 |
*look と look likeの違い | ||
That cloud looks like a fish. s v c |
あの雲はさかなのように見えます。![]() ![]() *like+名詞 → 前置詞句 → 補語 |
2 | |
5 応 用 |
It looks like rain. s v c |
雨のように見えます。 →雨が降りそうだ。 *よく使う表現です。 |
2 |
6 応 用 |
It sounds like a train. s v c |
それは列車のように聞こえます。 →列車の走るような音だ。 *「sound+like+名詞」 も同様に考えられます。 |
2 |
例外的な文法解釈/ Cが副詞句になる場合
《例》 She is at the office now.
= 彼女は今、事務所にいます。
これは、S+V+前置詞at~ で、第1文型のように見えますが、be動詞のisを単独で使うのは変です。
「副詞句が補語になることがある(江川泰一郎)」
この考えから、at the office (副詞句)を補語Cと考え、SVCの第2文型と考えるそうです。形容詞句と書いてある文法書もあるようですが、私は動詞を補完するので、副詞句の方がしっくりきますが…。
まあ、be動詞を「です、ある、いる、なる」と訳せれば、あまり細かい文法にこだわる必要はないと思います。このサイトで目指すのは、文法学者になることではなく、英語を話せるようになることですから…。文法解釈は、あくまで英語学習の手助けとなる手段と、気楽に考えてはどうかと個人的には思っています。