2)中学2年〜3年レベルでの単語・熟語の覚え方 

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    単語集・熟語集の選び方(中学1〜2年の文法習得後)

    単語集・熟語集を覚える時の注意点

   参考:辞書を引き始める時期と辞書の引き方について


中学1年〜2年レベルの英語の英文法がわかってくると、簡単な英会話ができるようになります。ただ、会話を楽しむには、ある程度の単語や熟語がわかる、語彙力が必要になります。

 ここで言う
語彙力というのは、「英単語を書ける」ということではなく、
「英単語を読めて、日本語の意味がわかる」
ということです。

 日本の学校の英語の授業は、単語のスペリング(つづり)を書かせることに重点が置かれ過ぎていて、生徒の語彙力低下の一因になっているように感じます。単語の読み方と意味がわかれば、多くの英文を読む基礎になるし、英語の読本をスラスラ読めるようになれば、もっと楽しく、英語を学習できるはずです。


 
中学1〜2年レベルの文法がわかってきたら、中学卒業程度と言われている、英検3級レベルの単語集・熟語集を購入すると良いと思います。英検3級程度の語彙力と文法力がつけば、日常会話はもちろん、海外旅行でも英語を使えるレベルになると思います。


 今は、パソコン用教材やスマホのアプリなどで、英単語を覚えるのに良いものもあるようです。利用可能な環境がある場合、役に立つかもしれません。
 ただ、英語は繰り返し覚える努力をしなければすぐに忘れてしまいます。
「繰り返し学習には、やはり紙に書いてある教材も必要!」というのが、10年以上塾で中高生を教えて、強く思うことです。





単語集・熟語集の選び方(中学1〜2年の文法習得後)

中学1〜2年レベルの文法が理解できるようになったら、購入した方が良いと思われる、単語集・熟語集の特徴と選び方をご紹介します。
(2015年1月現在)


 本屋さんに行くと、今はいろいろな単語・熟語集が出ています。できれば、
自分の目で見て、「やる気」が出るようなものを購入してください。

 ただし、初歩レベルでも、単語の発音を、発音記号だけで表記している単語集があります。発音記号は、最近、学校では教えていないのが実情です。よって、発音記号がわからない人は、必ずカタカナ表記がついたものを購入してください。

 
カタカナ表記を否定する人もいますが、このサイトの「発音について」をしっかり学習してくれた生徒は、カタカナ表記しても、十分通じる発音をしています。中には、全く海外経験がないのに、「帰国子女」と間違われるくらい、素晴らしい発音をする生徒も出てきました。基本的なフォニックスがわかれば、発音について心配することは全くありません。それより、「英単語を読めない」ことが問題になります。

 参考:NとM、LとR、FとV、Thの発音ができれば大丈夫!



何を買ったらよいか、全く見当がつかない方のために、1つ教材例を挙げておきます。まさに、英検3級を受けるための教材ですが、レベル的にちょうど良いと感じます。ただし、ある程度の語彙力がある高校生の方、大学受験する方、社会人の方は、もう少し難易度が上がる、次のページのものを参考にしてください。


《例》 旺文社の「英検Pass単熟語3級」

おすすめのポイントは、

@単語と熟語が難易度別になっている
 絶対覚えておくべき基礎単語はA、少し難しい単語はB、さらに難しい単語はC

のように、学習する人の実力に合った使い方が可能です。「覚えるのが苦手な人は、とりあえずAの単語と熟語だけでも頑張って覚えてみる。」など、効率的な使い方ができます。

A発音がカタカナ表記で書いてある
 中学1〜2年レベルでは、発音記号が読めない人も多いです。カタカナ表記は絶対必要と思いまうす。

B高校受験を控えた中学生が覚えるべき単熟語である
 
レベル的に、ちょうど高校受験で必要な単熟語がまとまっているので、英検だけでなく、高校受験用に使えるところが良いです。また、この1冊をしっかり覚えることができていれば、「英検準2級」を受けられるくらいの語彙力が付きます。


 もちろん、ここに出ている単熟語以外にも、覚えるべき単語はあると思います。完璧ではありません。その場合は、自分で、この教材内に書き込んで、覚えてください。また、英検Pass単熟語3級がむずかしすぎる人もいるかもしれません。その場合は、まず、英検Pass単熟語4級レベルの教材から始めましょう。難し過ぎる教材は、自分に合った教材とは言えません。


私は、すべての教材をチェックしたわけではないので、もっと使いやすいものもあるかもしれません。また、同じ旺文社の「英検Pass単熟語準2級」については、カタカナ表記もなく、大学受験のことなど考えると、あまり使い勝手が良いとは思いません。
 これは、あくまで私見です。こちらの「おすすめポイント」を参考に、自分の目で見て、「やる気の出る教材」を選んでください。

 覚えにくい単語などは、個人個人で違うと思います。市販の教材では、なかなか覚えられない人は、
自分のお気に入りのメモ帳に、覚えられない単語や熟語を書き写し、何度も何度も繰り返し見返して、覚えるようにしてください。余裕のある人は、中学生のうちにできるだけ多くの単熟語を覚えてください。高校生になって、絶対に役立ちます。

 単語帳の作り方の参考はこちら
 …「英単語・読み方・品詞(わかる人だけ)・意味」という風に、書きましょう。

英検3級に合格し、英検準2級以上の合格を目指す人は、次のページをお読みください。

 参考:
英検については、こちらをご覧ください!





単語集・熟語集を覚える時の注意点

こちらのサイト・雑記の「記憶について」にも書きましたが、
単語は覚えたと思っても、忘れてしまうのが当たり前です。

 是非、購入した
単語集・熟語集を、繰り返し学習してください。

 また、ある程度の単語を覚えたら、
「中学の教科書レベルで読める簡単な読本を、どんどん読んでいく」ようにしてください。どんどん読んでいくことで、覚えた単語や熟語を何度も目にでき、しっかり覚えられるのです。

 個人的に、長文読解の練習をするのであれば、Oxford Bookworms Libraryなど、主要語の数が決まっているものがお勧めです。あまりにも知らない単語が多いと、読む気がしなくなってしまいますから…

 注意して欲しいことは、「もう英検3級取れたから、英検3級用の単語なんて、見直さなくても大丈夫」のような生徒も見受けられますが、
「英検3級に合格したからと言って、英検3級レベルの語彙力が身についていない人が多い!」ということです。
               

 合格した人は、もう一度、単語集を見てください。すべての英単語を、見て、すぐ日本語の意味が出てきますか?見慣れない単語は、意外と忘れているのでは?

 また、
単語集の日本語を見て、英単語がすぐ浮かびますか?英会話をするというのは、選択肢から単語を選ぶわけではありません。英語の意味を覚えたら、今度は、逆に、日本語を見てすぐ英語が出てくるくらい、何度も音読してください。


 自分の語彙力のレベルをしっかり把握し、出来なかった時は謙虚に受け止め、繰り返し学習してください。そうすることが、その後の効率的な勉強につながるのです。


 参考:動詞の活用、形容詞の活用…「いつ覚えるの?」




 語彙力アップ⇒英語の楽しさアップ!
 単語や熟語を覚えるのは、本当に面倒ですが、もう少しの辛抱です!



                 






               
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