2)-5 日本人には分かりにくい文や語句 戻る

2)名詞(単数/複数)と数量を表す形容詞など
 2. 冠詞と数量を表す形容詞など
       《2021年5月18日改訂》
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不定冠詞のaとanについて
 such と soの使い方

定冠詞のtheについて

無冠詞について

数量を表す用語
 1. 「some / any / no」の使い方  
 2. 「たくさんの/少しの」を表す言葉 
   many/ much/ a lot of/ lots of/ a number of/ few/ littleなど
 3. 「each/ every/ all」などの使い方


  and/orでつなぐと、単数扱い?複数扱い?


 数量の表し方/ 基本例文


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不定冠詞のaとanについて

可算名詞(1つ2つと数えらる名詞)が単数の場合不定冠詞の「a (ア)」を付けることになってます。「a」には、「1人の・1つの」という意味が含まれますが、訳さない場合も多いです。もちろん、複数形の前に「a」をつけることはありません。
 
a cat(猫) / a cute cat (可愛い猫)
 
a big apple (大きなリンゴ) / ×a cats

「a」の後に続く名詞(または名詞の前の形容詞)が 母音の発音(ア、イ、ウ、エ、オ)から始まる時は、「a」は「anンヌ)」に代わります。
  
an apple(リンゴ) / an old house(古い家)

③以下の場合、
「a」や「an」を付けません。
1)1つ2つと数えられない不可算名詞の前
 ×a rain   〇
rain / ×an air   〇air / ×a tea  〇
tea

2)
人名・地名・国名などの固有名詞の前
 ×a Japan 〇
Japan /  ×a Tokyo  〇Tokyo

3)
所有格(my・私の、your・あなたの)、this(この)やthat(あの)など、
「~の」と特定された名詞の前
 私の本 my book  × a my book
 あなたの新しいバック your new bag  × your a new bag
 この大きな箱 this big box  × a this big box
 あの古い家  that old house  × that an old houset

4)慣用的に付けない場合など
 スポーツ名: 
 I like tennis. (私はテニスが好きです。)
 教科名:    
I like music.  (私は音楽が好きです。)
 go to bed (寝る)、 〇go to school (学校へ行く)  

such と soの使い方
 
such+a/an+形容詞+名詞 / so+形容詞+a/an+名詞
*
suchやsoを使って、「とても/それほど」という意味になる時、不定冠詞の位置が特別になるので、注意が必要です。
a very big cat =とても大きなねこ
a very interesting story =とても面白い話
 《例文1》 I 've never seen such a big cat.
  =私はそんなに大きな猫を見たことがない。
such a big cat so big a cat
↑「so+形容詞+ a+名詞」は堅い表現で、今はsuchを使う方が普通
× a such big cat  × a so big cat 
such big cats  × so big cats
× such the big cat(s) × so big the cat(s)
 《例文2》 There were such a lot of ants.
   =ものすごくたくさんのアリがいました。  
such a lot of ants × so a lot of ants
× such many ants  so many ants
 《例文3》 It was such an interesting story.
   =それはあまりにも面白いお話でした。
such an interesting story so interestig a story
↑「so+形容詞+ a+名詞」は堅い表現で、今はsuchを使う方が普通

冠詞の付け方は、説明だけ聞いても、わかりにくいので、基本例文を何度も音読し、例文の中で覚えていきましょう。それが英語を話せるようになる近道です。



④定冠詞「the」について


 英語では、
すでに話などに出てきた名詞、あるいは、話の状況で何を指すかわかる名詞の前には、「the」(ざ)を付けます。「その」と訳しますが、何を指すかわかっている時は、訳さない場合も多いです。

 後に続く名詞(または名詞の前の形容詞)が、
母音の発音(ア、イ、ウ、エ、オ)である時は、発音が「the」(でィ)になります。

定冠詞「the」を付ける特別な名詞

①会話中など、
常識的に何を指しているか判断できる場合は、不定冠詞aではなく、定冠詞theをつける。
 the station (駅)…ただし、Chiba station (千葉駅)のような場合theをつけない。
 
the school (学校)…ただし、毎日通っている学校を指す時は無冠詞
 the park (公園)、the library (図書館)
 the door (ドア)、the window (窓)

②習慣的に使う場合
 
in the morning (午前に)、play the piano (ピアノを弾く/play+the+楽器)

③自然 (1つしかないもの)
 the earth地球、the sun太陽、the east西、the sky空 (the skiesもあり)
 the Alpsアルプス山脈、the Nile (River)ナイル川

④以下のような固有名詞
 ホテル: 
the Grand (hotel)グランドホテル
 鉄道: 
the Tokaido Line東海道線

⑤〔正式/総称用法・単数名詞の前で〕~というもの
*同種類のものの全体を代表させる。
*〔略式〕動植物の場合は、theなしの複数形にするのが一般的。
 
The tiger is in danger of becoming extinct.
  =トラは絶滅の危機にあります。  the pandaの例はこちら

「the」の使い方にはいろいろ規則があってむずかしいので、「理屈より慣れ」で覚えて行く方がよいと思います。そのためには、繰り返しになりますが、「何度何度も音読」してみましょう。




無冠詞について

人名、国名、地名は無冠詞になります。
 例:
Marry (メアリー)、Japan (日本)、Chiba (千葉)

教科、スポーツ名は無冠詞になります。
 例:
music (音楽)、tennis (テニス)
 参考:スポーツ・教科の一覧はこちら 

物質名は無冠詞
 例:
meat (肉)、fish (食べ物の魚)、

④他のものとの区切りをはっきりつけることができない場合…×定冠詞、〇無冠詞

 Don't destroy nature.=自然を破壊するな。


⑤名詞が具体的なものというより、そのものの「働き」に焦点が当たる時は無冠詞。
 go to school =学校に行く
 go to bed=寝る



⑥数量を表す用語

数量を表す言葉は色々ありますが、使い方に決まりがあるので、「単語」だけで覚えるのではなく、
「言い回し」や「例文」で覚えましょう.
 高校範囲のむずかしいものも入っているので、中学生の人や英語が苦手な人は、のところだけ覚えてください。
 以下の表内の「ルール」の説明
 単  あとに単数形の単語が来るもの
 複  あとに複数形の単語が来るもの
 単/複  あとに単数/複数、どちらの単語も来るもの
 可算  あとに数えられる名詞が来るもの
 不可算  あとに数えられない名詞が来るもの(単数扱い)

  英語 読み方 意味  ルール 言い回し/説明 
   「some / any/ no」の使い方  基本例文はこちら
  some いくつかの
いくらかの
単/複
可算/
不可算
ふつう肯定文で使う
some balls いくつかのボール
some water いくらかの水
  any ニー いくつかの
いくらかの
単/複
可算/
不可算
ふつう疑問文と否定文で使う
any balls いくつかのボール
any water  いくらかの水
  no 1つの~もない
少しの~もない
単/複
可算/
不可算
no friends 1人の友達もいない 
no money 少しのお金もない
  「たくさんの/少しの」を表す言葉  基本例文はこちら   
  many ニー たくさんの    可算/
many animals たくさんの動物
  much ッチ たくさんの 不可算 much rain たくさんの雨
  a lot of ットゥ
オぶ
たくさんの  可算/


不可算   
ふつう肯定文で使います。
lots of は lot of の略式
  lots of ッツ オぶ a lot of animals

a lot of rain
たくさんの動物

たくさんの雨
  plenty of プンティ
オぶ
(十分)たくさんの ふつう肯定文で使います。
(疑問文では、ふつうenough)
《米》ではa plenty of を使うこともある
  a number of ア ンバー
オぶ
たくさんの 可算/
≒many 
the number(数)と混同しないように!a small number of =わずかな 
  numbers of ンバーズ
オぶ
たくさんの
             
  quite a few イトゥ ア
ふュー 
かなりたくさんの 可算/
quite a few books かなりたくさんの本
  quite a little  イトゥ ア
トる 
かなりたくさんの 不可算 quite a little money かなりたくさんのお金
  enough ふ  十分な 可算/


不可算 
enough apples

enough
food
十分なりんご

十分な食べ物
             
  a few ふュー  2~3の、少しの 可算/
a few minutes 2~3分 
  few ふュー   ほとんどない  few people ほとんど人がいない
否定的表現 
  a little トる  少しの 不可算  a little juice 少しのジュース 
  little  トる ほとんどない  little money ほとんどお金がない
否定的表現
  「each/every/all」の使い方  基本例文はこちら
  each ーチ それぞれの
(個別的・常に単数扱い)
  my each video 私のそれぞれのビデオ
≒each of my videos 私のビデオのそれぞれ
≒all my videos 全ての私のビデオ (複)
each of the girls どの少女も
  every ぶリ  すべての
(個別・包括のどちらも)
  every book 全ての本
≒all books 全ての本 (複)
  all ーる すべての
(包括的)
可算/複

不可算
all the books  全ての本 
all my friends 私の友達全部
all the money すべてのお金
→有り金全部
all day 一日中
=all the day long
             
             
             
           
       
  either          
  both        
     
  no          
  none          
  neither           

         

  数量の表し方
/基本例文
和訳
(直訳を基本とします)
解説など 
1. 「some / any/ no」の使い方
some/any 「there is~ 文」での基本例文はこちら 

むずかしいsomeの使い方 むずかしいanyの使い方
  I have some friends in Hokkaido. 私は北海道に、何人かの友達を持っています。
(→友達がいます。) 
ふつう肯定文はsomeを使います。
  Do you have any friends in Hokkaido? あなたは北海道に、何人かの友達を持っていますか。
(→友達がいますか。) 
ふつう疑問文はanyを使います。
  No, I don't have any friends in Hokkaido. いいえ、私は北海道に、1人も友達を持っていません。
(→友達がいません。) 
 
ふつう否定文はanyを使います。

not…any
= no
=全くない

  No, I have no friends in Hokkaido.
  以下のむずかしいsome/anyの使い方は、高校レベル以上の応用です。
むずかしいsomeの使い方
  Some of the milk was spilt on the carpet. ミルクのいくらかがじゅうたんにこぼされました。
(→ミルクが少しじゅうたんにこぼれていた。) 
some of~
動詞は、ofの後の名詞の数に一致。 
  Some of them speak French. 彼らの何人かはフランス語を話します。 
  Some agree with her, others disagree.  何人かは彼女に賛成し、他の人たちは、反対している。
(→彼女に賛成する人もいれば賛成していない人もいる。)
some
=some people
  Every rule has some exceptions. すべての規則はいくつかの例外を持っています。  否定文や疑問文で、someを使うのは?
=「あることが前提ならばsomeを使います。

あるかないかわからない、ひょっとしたらあるならばanyを使います。  
There are some exceptions to every rule. すべての規則にいくつかの例外があります。
There is no rule that has not some exceptions. いくつかの例外がない規則はありません。
  Would you like some water? (あなたは、いくらかの)お水はいかがですか。
       
むずかしいanyの使い方  
  Do you have any children? (あなたは)お子さんがおありですか?  単数childは使えない。 
  Do you see any policeman over there?  あなたは向こうに、一人でも警官(の姿)が見えますか。  anyの後
単数
  Can any boy swim the river? どの少年も川を泳いで渡れますか?

1.少年はだれでも川を泳いで渡れる?

2.川を泳いで渡れる少年が一人でもいる?
anyの後
単数

*さらに、2通りの解釈ができる。
Come and see me any day. いつでも私に会いに来てください。→いつでも遊びに来てね。 肯定文でのany
anyの後
単数
  I don't lend my books to any of the students. 

=I lend my books to
none of the students.
私は、生徒の誰にも私の本を貸しません。  not any
=none 
  Does any of the members agree with you?

Do
any of the members agree with you?
メンバーの誰かが、君に賛成していますか?

(上は賛成している人がいない感じ。下は賛成している人がいる感じ。)
any one of~の感じでは単数扱い

some ofの感じの時は複数扱い
       
2. 「たくさんの/少しの」を表す言葉
  This town doesn't have many parks. この町はたくさんの公園を持っていません。
→この町にはあまり公園がありません。
many/muchは疑問文と否定文で用いられることが多い。
manyは主語を修飾する時は肯定文もあり。
  His many friends came to see him off at the airport. 彼のたくさんの友達が、空港に彼を見送るために来ました。
  Do you take much sugar in your coffee? あなたは(あなたの)コーヒーにたくさんの砂糖を入れますか。
        
  There were a lot of people.

=There were lots of people.
たくさんの人達がいました。  
  A number of passengers were injured in the accident.  多くの乗客がその事故で負傷しました。  正式にはwasで受ける?
  I've got plenty of time to go there. 私は、そこに行くのに、たっぷりの時間があります。 a lot of/lots of/plenty ofは肯定文で用いられることが多い。
    
  There isn't enough rice. お米が十分にありません。
(→お米が足りません。) 
× Rice isn't enough.
  I don't have enough apples.

=I don't have apples enough.
私は十分なリンゴを持っていません。
(→リンゴが十分にありません。)
*enoughを名詞の後に置くのは少し古い言い方?
     
  There were a few people in the room.  その部屋には数人の人がいました。 fewは可算名詞、littleは不可算名詞に使います。

few/little
=「ほとんどない」
と否定文の意味になります。

a few/a little
=「少しある」

と肯定文の意味になります。 
There were few people in the room.  その部屋にはほとんど人がいませんでした。
  There is a little water in the bottle. 瓶の中には少し水があります。
  There is little water in the bottle. 瓶の中にはほとんど水がありません
       
3. 「each/every/all」などの使い方
       
       
       
       
       
  There are some trees on each side of the street. その道路の両側に、(何本かの)木があります。  
  There are some trees on either side of the street.   
  There are some trees on both sides of the street.  
       
       
       
       
  Every one of us have spent our time by the sea. 私達(の)みんなは、海のそばで(→海辺で)で時を過ごしました。 単数にすべきeveryなのに、usにひかれて動詞が複数。Attraction(牽引)という現象。
       
       
       
       
  ne of        
   ne of  
  ne of    
   ne of  
 and/orでつなぐと、単数扱い?複数扱い?
   Mary and I are going to the party. メアリーと私は(2人とも)パーティーに行く予定です。 *orでつなげた場合のbe動詞は、

〇 is
× am
× are
 
《ジェンの授業より》
Mary or I is going to the party. メアリーか私(のどちらか)がパーティーに行く予定です。