2)-10  命 令 文    戻る

 
命令文=「~しなさい」「~してください」の意味になる文

「英語には必ず主語が必要」で、「肯定文では、主語は動詞の前に置く」というのがとても重要と書いてきましたが、
命令文の場合は主語がyouですが、普通省略します。もし、youを付けると、ものすごく強い命令になってしまいます。
 
命令文とThere is~の文(次の章)は、「特別な文」と覚えましょう!
☆ページ内リンク☆
  命令文の作り方

  一般動詞の命令文の例文

  be動詞の命令文の例文

  丁寧な命令文

  
  覚えておくと役立ちそうな命令文


 ☆関連ページへのリンク☆
  授業で使われる小学生にも覚えて欲しい指示文-第6章英作文より

  中学・高校で使われる英語での指示文-第6章英作文より

 命令文の作り方

 一般動詞の肯定命令文

    …動詞の原形 で書き始める。


 一般動詞の否定命令文

    …助動詞Don't + 動詞の原形 で書き始める。  


 be動詞の肯定命令文
    …Be (be動詞の原形) で書き始める。

 be動詞の否定命令文

    …助動詞Don't + be (be動詞の原形)で書き始める

     
間違えやすいので要注意!

 それでは、実際に文章を作ってみましょう。
命令文・例文    和訳
(直訳を基本とします)
 解説
***一般動詞の命令文の例文***   
Get up.  ↘  起きなさい。  
  Go to bed at once.↘  すぐに寝なさい。  at once
=ット ンス
すぐに
  Sit down.↘  座りなさい。  
  Stand up.  ↘  立ちなさい。  
Don't sit down. 座ってはいけません。
  Don't run in the library.↘ 図書館で走ってはいけません。  
  Join us.↘  一緒にやろうよ。

←私達に加わりなよ。
join=ジョンヌと発音するので、早口で言うと、
join us=ジョイナスのようになるはずです。
nの発音には注意を!
       
   ***be動詞の命令文の例文***
Be quiet.  ↘  静かにしなさい。 quiet=クイエットゥ
=静かな
Don't be noisy.↘ うるさくしてはいけません。 noisy=イズィー
=騒がしい
Be a good boy.  ↘  良い子[男の子]でいなさい。 ←be動詞+名詞

be動詞の後は普通、形容詞になりますが、名詞が来る場合もあります。
  Be kind to the old.  ↘  お年寄りには、親切にしなさい。 the old=ディ ーるドゥ
=the old people
=お年寄り
Don't be shy. ↘ 恥ずかしがらないで!

←恥ずかしがっては
いけません。
shy=シャ
=内気な、はにかんだ
   ***丁寧な命令文***
Please stand up.  ↘ 立ってください。 please=プズ
=どうか(~してください)
 
Stand up please.  ↘ 立ってください。

何度も音読して、日本語だけ見て、英語がスラスラ出てくるまで練習しましょう!



     

 ここからは、単語が少しむずかしいかもしれません。文法的には、上の命令文の規則さえ覚えていれば簡単なので、余裕がある人はやってみてください。

***覚えておくと役立ちそうな命令文***   
家で…  
  Clear the table and wash up. テーブルを片付けて、食器を洗ってね。 clear=きれいにする、片付ける
  Clean your room (あなたの)部屋を掃除しなさい。  
  Tidy up your room. (あなたの)部屋を片付けなさい。  tidy=イディー
=~を片付ける、~を整理する 
       
       
       
Please be seated. ↘ お座りになってくださいください。
←座らされた状態でいてください。
sit down より丁寧
seat=~を座らせる
受動態の表現

  駅で…  
  At the station;
for your safety, please
stand behind the yellow line.

あなたの安全のために、黄色い線の後ろ(→内側)にお立ちください。
→危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください
 
       
  帰り際などに相手を気遣う言葉   
  Please be safe. 無事でいてください。 safe=イふ
=安全な、無事な
  Have a safe journey! 道中御無事で!

←安全な旅を持ってください。
  Have a nice day. 良い1日を!

←良い1日を持ってください。
《米》別れ際に(相手の楽しい1日を願って)よく使います。バスの運転手さんに言われて嬉しかった思い出が…
  Take care.
=
Take care of yourself.
(あなた自身)気をつけてね。/お大事に。  care=
=《名》注意、世話

下は不定詞の応用
Take care not to break eggs. 卵を割らないように気を付けてね。
  Be careful. 気を付けて! careful=アふる
=《形》注意深い

*色々な場面で使える言葉です。
Be careful of your health. (あなたの)健康に気を付けて下さい。
Be careful of those steps. (それらの)階段に気を付けてください。
  Boys, be ambitious. 少年よ大志を抱け(いだけ)。 1876-77に札幌農学校の教頭であったクラーク博士の言葉。
boysは呼びかけ。
ambitious
=アンビッシャスゥ
=野心的な、大望のある
(下段が原文という説もあるようです。)
Boys, be ambitious like this old man. 若者よ、この年寄り(の私)のように、野心的でありなさい。
   相手に注意を促す言葉   
  Watch your step! 足元に気を付けて!(×steps)  watch=~を見る、~に注意する 
Watch the step! 階段があるので気を付けて!
Stay calm whatever happnes. 何が起きても、冷静でいなさい。 Stay=(SVC文型で)~のままでいる
calm=ーム
=冷静な