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 ー英語と日本語の根本的な違いとは?ー 


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 @英語には必ず主語が必要

 Aすべての主語を人称代名詞に置き換える必要
  (単数)I,you,he,she,it  (複数)we,you,they

 B英語では主語のすぐ後が動詞が来る

 C
英語の動詞は2種類:《be動詞》と《一般動詞》

  
   

@英語には必ず主語(S=subject)が必要

 (例)「サッカー好きですか?」

 これを、英語に直すと、どうなるでしょう。

  "Do you like soccer?"

 中学1年レベルの英語がわかれば、「こんなの簡単!」と、すぐ答えられるかもしれません。でも、youはどういう意味ですか?…「あなたは」です。日本語の質問には、「あなたは」はなかったのに、
英語に直す時は、「you/あなたは」という、主語を加えなければ相手に通じません。

  あなたは、サッカーが好きですか?」

このように、「主語を加えた日本語」を考えてから、英語を作るように練習すると、わかりやすいです。ここでは、簡単な例を示しましたが、
英文を作ったり、英語を話そうとする時は、主語が何かをしっかり把握できることが、英語の上達に大きくかかわってきます。

 因みに、私は、英語を話すようになってから、意見を述べる際に、I (私は)という主語から話し始めるので、日本語で話す時よりも、はっきり自分の意見が言えるようになった気がします。




Aすべての主語(S)を人称代名詞に置き換える必要
  (単数)I,you,he,she,it (複数)we,you,they

 この初歩的な法則が理解できず、早い段階から英語がわからなくなってしまう中学生も少なくありません。実は、人称代名詞への変換は、すぐ理解できる子とできない子の差が大きいです。これは、頭が良いとか悪いとか、全く関係ありません。ただ、練習すれば誰でもできるようになる、簡単なことです。学校では、「簡単だから練習する必要がない」という考えなのか、時間の都合のせいか、あまり練習をしないため、落ちこぼれを作ってしまうことがあります。落ちこぼれてしまう生徒が不憫です。


 (例)「私の母は教師です。音楽が好きです。」

 お母さんの紹介をするこの言葉。英語ではどう言うでしょう。

 "My mother is a teacher. She likes music."

 私の母は教師です。彼女は、音楽が好きです。」

 中学1年生レベルの英文法ですが、わからない人は、主語のmy motherを人称代名詞のSheに置き換えて、文が進んでいることにだけ、注目してみてください。my mother をshe に置き換えることができないと、英語では、話を進められません。

 「英語が分からない」と塾に来た生徒が、この章に書いたことを教えただけで、見違えるように、できるようになることがしばしばあります。このあたりのことが、教育現場で十分理解されていないように思え、非常に残念に感じるところです。

 主語については、次の章の主語についてに詳しく書いていますので、自信がない方やもう一度しっかり勉強し直したい方は、是非ご覧いただきたいと思います。




B英語では(肯定文の場合)
 主語(S)のすぐ後に動詞(V=verb)が来る


 日本語と英語の、文の構造上の大きな違いは、日本語では、述語が文の一番最後に来るのに対し、英語の肯定文(普通の文)では、主語のすぐ後に動詞が来るということです。


 (例)「僕は野球が好きです。」
 

 この文では、「好きです」が動詞ですが、英語に直すと、

 "I
like baseball."


 また、誤解している人も多いのですが、
「日本語の述語と英語の動詞は、全く別もの」と覚えておいてください。日本語の述語には、動詞・形容詞・形容動詞が含まれますが、英語では、必ず「動詞」を入れなくてはなりません。そしてこの動詞を変化させたり、助動詞を加えたりすることで、いろいろな文を作ることができるのです。 

 (例)「その花きれい!」
 
 
この文は、「きれい」は形容詞で、動詞がありません。これを、英語に直すと、どうなるでしょう。

 
"The flower
is beautiful!"
 
 
動詞はisになります。これを直訳すれば、

 「その花はきれいです。」

 「です」は日本語的には動詞とは言えませんが、英語では立派な動詞です。そして、この「です」を入れる作業が大事です。詳しくは、次のCをご覧ください


 なお、中学生1〜3年レベルの英文法では、この原則の例外が2つあるので、是非、覚えておいてください。

  @命令文 (主語youが省略される)
  AThere is 〜文 (倒置表現になっている文
) 




C英語の動詞(V)は2種類:《be動詞》と《一般動詞》

 英語の動詞は、2種類、be動詞と一般動詞。これを、合言葉のように覚えておいてください。英文法では、この2種類の動詞で、文の作り方が変わってきます。ただ、この2種類をしっかり使い分けできれば、英語に自信がついてくると思います。

 日本人にとって、be動詞は、簡単そうでかなりむずかしいです。単独で用いられる時の意味を、「です、いる、ある、なる」と覚えると、理解しやすいです。

 (例)「私は今忙しい。」 

 これを英語で言うと、どうなるでしょう。

 
"I am busy now."

 日本語では、「忙しい」という形容詞が述語となりますが、英語は「動詞」が必ず必要です。しかし、「私は今忙しい」という日本語には、動詞がありません。そこで、


 
「私は今忙しいです。」

というように、
be動詞の「です」という意味をしっかり入れて、直訳するようにします。このように訳しておくと、小さいけれど、とても大切なbe動詞の入れ忘れがなくなります。この「です」を入れる作業が大事です。このように訳しておくと、後々、英語の上達に大きく役立ちます。中学生だけでなく、大学受験生にも、たびたび注意しているところです。


 「何だかよくわからない」と思われる方も、いらっしゃると思います。今は、
「英語には主語と動詞が必ず必要!」ということを覚えておいてくだされば十分です。次の章の「中学1〜2年の文法」で、詳しく勉強していきましょう。

   be動詞の現在形

   一般動詞の現在形(主語が I, you, we, they の場合)



 
(例)"I am studying English now."
 
 「私は今英語を勉強しているところです。」


 これは、中学1年で習う現在進行形の文ですが、この文の動詞は何でしょう?

 実は、この文の構成要素の「動詞」は、意味は残りませんがamというbe動詞になるのです。studyingは現在分詞と呼ばれ、意味は残るのですが、文の構成要素の「動詞」とは考えないのです。中学生で、進行形が苦手な生徒が多いのは、文の構成要素の「動詞」という概念がなく、be動詞なのか一般動詞のstudyなのか、混乱しているように見えます。


 参考: 基本5文型

 「文の構成要素である動詞(V)が何か。」把握できる人とできない人で、英語の理解度は大きく違ってきます。





 日本人は「文法ばかりやっていて英語ができない」と言われることがありますが、私は、実は、
「基本的な文法がわかっていないから日本人は英語ができない」と考えます。中学生の頃に、主語の概念やbe動詞の意味をしっかり覚えなかった人(あるいは、教わらなかった人)は、高校生や大学生になっても、英語が話せないというだけでなく、長文を読むのも苦手なことが多いです。しかし、ここで説明したような英語の特色がわかって来ると、英語はそれほどむずかしくないと思い、英語を得意科目にする生徒が増えました。


 いつも「主語S」と「動詞V」が何かを考えながら、学習して行ってください。きっと、英語が得意になってきます。 
                            

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1)-2 英語には主語と動詞が必ず必要!