1)-3 英文は直訳と音読が大切!  戻る
              《2021年3月3日 改訂》
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@英文和訳のポイント
1)まず主語、次に英文の後ろから、最後に動詞を訳す
 
スラッシュリーディングは慣れてきてから!
 

2)英文は必ず直訳すること!
 
直訳と意訳は大違い。翻訳家には英語を話せない人もいる?
 
例文1 例文2 例文3 例文4
  ↑是非例文で、直訳と意訳の違いを確認してみてください!

 
 意訳がダメな理由←英語を話せるようになりたい場合
 
 スラッシュリーディングのすすめ

 英作文/和文英訳/日本語を英語に訳す時の注意

A英語を話せるようになるための勉強方法
1)マイ・ノートの作り方と音読の勧め

2)シャドーイングをしよう! 
 シャドーイングとは?/ シャドーイングの練習方法

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@英文和訳のポイント

1)英語を日本語に訳す時は、まず主語を訳し、次に英文の後ろから訳し、最後に動詞を訳す

日本語の文は、主語が省略されることも多く、文の結論となる動詞は文の最後に来ますが、英文は、主語が必ず文頭に置かれ、主語のすぐ後に、文の結論となる動詞が来ます。

 そこで、
英文和訳をする時は、まず主語を訳し、次に英文の後ろから順番に訳していき、最後に動詞を訳すとうまく行きます。この訳し方を、中学1年のうちは続けて欲しいと思います。

 ただし、
英語に慣れてきたら、英語ネイティブの外国人のように、英文を文頭から、そのまま理解していって欲しいと思います。これを、スラッシュリーディングと言います。これを練習をすれば、英語の速読だけでなく、リスニングにも役立ちます。ただし、日常的に英語を使わない日本人が、初めからスラッシュリーディングをに挑戦すると、しばしば大混乱になります。

 英語の文法を習い始めたばかりの人や英語に自信がない人は、まず、
「主語を訳し、次に英文の後ろから訳し、最後に動詞を訳す」という作業をできるようにしてください。
 
 なお、スラッシュリーディングは、次に取り上げる「英文は必ず直訳すこと!」と大きく関連します。是非、読んで、直訳の大切さを確認してみてください。



2)英文は必ず直訳すること!
…直訳と意訳は大違い。翻訳家には英語を話せない人もいる?

英語を日本語に訳す時、もう1つ気を付けて欲しいのは、英文を「直訳」することです。これは、英単語や英熟語など、1つ1つの意味を、しっかり日本語に直す訳し方です。特に、主語と動詞が何かわかるように直訳することが大切です。
英語と日本語は文章の作り方が違うので、直訳すると変な日本語になることもありますが、意味は理解できると思います。気にしないでそのまま訳してください。

 
直訳に対し、もとの英文とは多少表現を変えても、自然な日本語に訳することを「意訳」と言います。「直訳」と「意訳」がどのように違うのか、どうして直訳が必要なのか、4つの例文をあげ、以下の「解説の手順」に従って説明したいと思います。

 例文1)2)は中学1〜2年生レベル、例文3)は中学2〜3年レベル、例文4)は中3〜高校生レベルの英文法の知識が必要です。できそうな人は「2.和文英訳」にも挑戦してみてください。最終的に、「1.日本語の文」「3.英文の直訳」は、同じ意味ですが、日本語が違っていることに注目してみてください。

解説の手順
 1. 日本語の文 (和文)
  例文1) 「彼女は歌が上手です。」
  例文2) 「こちらでは6月は雨が多いです。」
  例文3) 「そのニュース聞いて、嬉しかったよ。」
  例文4) 「君には、いくらか休憩が必要だ。」

 2. 和文英訳/上の1.日本語の文を、2通りの英文に訳す

 3. 英文和訳/上の2.で作った2通りの英文を直訳する

つまり「2.の英文」に対し、「1.は意訳」「3.が直訳」になります。
例文1)
1.「彼女は歌が上手です。」 

2.@She is good at singing.

  ↑動詞V=is (be動詞)、be good at 〜ing=〜することが得意です
   中学2〜3年/動名詞/前置詞の後は名詞か動名詞
 AShe sings well.
  ↑動詞V=sings (一般動詞)、well=《副詞》上手に

3.@彼女は歌うことが得意です。(上手です)
 A彼女は上手に歌います。

2.@の英文は、日本語を直訳したもので、2.Aと英文と形は全く違いますが、意味はほぼ同じです。2.AShe sings well.を、「彼女は歌が上手です。」と訳すと意訳になってしまいます。動詞がsingsなので、「歌います」と、直訳するくせを付けておくと、文章が複雑になった時でも、文の構造を押さえることができ、英語の理解が早くなるし、直訳した日本語から簡単に英文を作ることができます。
例文2)
1.「こちらでは、6月は雨が多いです。」

2.@It rains a lot here in June.
   ↑主語S=it/日本語に訳さないit, 動詞V=rains, a lot=副詞)
 A
We have a lot of rain in June.
   ↑主語S=we, 動詞V=have, rain=名詞

3.@6月には、ここではたくさん、雨が降ります。
 A私達は6月にたくさんの雨を持っています。


和文英訳で、
2.@の英文は日本語を直訳した英語で、思いつきやすいと思いますが、2.Aの英文はどうでしょう。haveを辞書で引くと「〜がある」という意味も載っていますが、weと合わせて使う表現は、慣れないとむずかしいと思います。3.A「私達は雨を持っている」なんて、日本語として変ですが、haveの深い意味を使った英語らしい言い回しです。
 初めのうちは
3.Aのように直訳しておくと、「We have rain.」という、英語らしい英文が、すぐに頭に浮かぶようになると思います。

おまけ「have=〜を持っている」と覚えて欲しい理由は、have cold と catch coldの違いについてのページにも書いているので、チェックしてみてください。さらに、
*The room having big windows is comfortale.
 =《直訳》大きな窓を持っている部屋は快適です。
 =《意訳》窓が大きい部屋は快適です。

↑は中3レベルの現在分詞を使った英文ですが、直訳をしっかりできる人ほど理解が早いです。

例文3)
1.「そのニュース聞いて嬉しかったよ。」

2.@I was happy to hear the news.
 
  ↑主語S=I, 動詞V=was (be動詞)
   中学2〜3年の英文法・不定詞/副詞的用法

 AThe news made me happy.  
  ↑主語S=the news, 動詞V=made
   中学2〜3年の英文法・第5文型(SVOC) 

3.@私はそのニュースを聞いて嬉しかった。
 Aそのニュースは私を嬉しくさせました。


 
2.@の英文は、日本語をそのまま(直訳して)英文にした文で、作りやすいと思います。しかし、2.Aの英文はどうでしょう。3.Aのように日本語に直訳すると少し不自然ですが、とても英語らしい表現です。直訳をしておけば、その日本語から英文を作ることは、それほどむずかしくありません。初めから意訳をして欲しくない理由です。

例文4)
1.「君にはいくらかの休憩が必要だ。」
という文を英文にしてみましょう。簡単なようで、むずかしいと感じる人も多いのでは? 以下、2通りの言い方があります。


2.@You need some rest.
  
↑主語S=you, 動詞V=need
 
AWhat you need is some rest.
  ↑主語S=What you need, 動詞V=is (be動詞)
   関係詞のwhatについてはこちら

3.@あなたは、いくらかの休憩が必要です。
 Aあなたが必要としているものはいくらかの休憩です。


2.Aの英文は、文法書Forest (桐谷書店)より引用しました。ただし、文法書の訳には、「君にはちょっと休憩が必要だ」とだけ書いてあります。明らかに意訳です。訳を3.Aのように、しっかりしっかり直訳しておけば、Whatから始まる英文は、比較的簡単に頭に浮かぶようになると思います。初めからの意訳をNGとするのは、このような理由からです。
まとめ日本語としては、不自然な訳でも、英語らしい表現を引き出すために必要な訳…それが「直訳」なのです。


《意訳がダメな理由》←英語を話せるようになりたい場合

 翻訳家を目指すならば、意訳する力も必要ですが、上の例文を見ていただければわかるように、日本語と英語の構造は違うので、意訳にこだわっていては、英文をスラスラ読む事はできません。つまり、英文の速読力がつかないのです。学校の先生方の中には、この「意訳」を重視する人もいますが、どうしても、「意訳」したい時は、1度「直訳」をした上で「意訳」することをおすすめします。

 生徒を見ていても、直訳をしっかりできる生徒は、主語と動詞が何かなど、英文の構造が理解できていることがわかりますが、直訳ができない生徒は、何となくわかった気になっていることも多いです。「直訳」した日本語の文から、英文を作ることは比較的簡単なので、直訳をできる生徒は、英作文も得意な傾向があります。

 また、最近は会話力に力を入れるあまり、和訳をほとんどやらない学校もあるようですが、英語を日常的に使わない日本の学校に、アメリカンスクールのような学習方法を取り入れても、簡単には機能しません。英文をスラスラ読める生徒に、内容を確認すると、よくわかっていないということもあるのです。是非、直訳できるようになってください。

余談です〜英語を日本語に訳す翻訳家には、英語を話すことが苦手な人もいます。翻訳家になるために必要なのは、英語力以上に日本語の国語力なのです。翻訳家と通訳は、全く違う職種です。両方できる人もいますが、プロの翻訳家でも、通訳をできない人は少なからずいます。


《スラッシュリーディングのすすめ》

 最近の良い傾向として、この「直訳」と多いに関連のある、スラッシュリーディングを取り入れている塾や学校が出てきました(2016年4月現在)。塾講師をしていて、英語の能力の高低にかかわらず、
正しくスラッシュリーディングができるようになると、多くの生徒が、英文速読、英作文、英会話、すべてにおいて技能が向上することを実感しました。

 
しっかりした英語力を身につけるために、初めのうちは是非、「直訳」をする習慣を付けてください。そして、時期を見て、スラッシュリーディングをできるようになってください。慣れてくれば、スラッシュを入れて、いちいち直訳しなくても、英文がす〜っと理解できるようになります。長文も速読できるようになります。ただし、多くの長文を読むようになって、もし「英文がむずかしくてわかりにくい」と感じたら、その時はしっかりスラッシュを入れて、直訳するようにしましょう。英文をしっかり理解できるようになり、英語力が飛躍的に上がります。
 参考:スラッシュリーディングとは?

    長文読解…英文和訳から英文速読へ


《英作文/和文英訳/日本語を英語に訳す時の注意》

 「英文は必ず直訳を!」と書いてきましたが、日本語文を英文に直訳したら、どうなると思いますか?
 この答えは、「英文を直訳した時に、しばしば不自然な日本語になってしまうことがある」ということを思い出してもらうとわかると思います。つまり、自然な日本語の文を英語に直訳したら、その英語はしばしば不自然な英語になってしまうのです。

 
英語として自然な英文を書くためには、日本語の文を直訳してはダメなことがしばしばあると覚えておいてください。自然な英文を書くためには、初めのうちは、中学生レベルの英文法の「基本例文」を引っ張り出し、この例文を多少修正するような、「物まねする要領」で英文を作っていくと簡単です。

 参考:和文英訳…英語を話せるようになるための英作文


      和文英訳・プロの翻訳
      ↑日本語を、そのまま英文に直訳するのはNG!





A英語を話せるようになるための勉強方法

1)マイ・ノートの作り方と音読の勧め


 「英語らしい表現」と言っても、英語に接する機会の少ない日本人には、むずかしいものです。ここは割り切って、英語の教科書や参考書などから、「これは使えそうだな!」と思える文を抜き出して、そのまま暗記してしまうのが得策です。ここで、中学生を指導していて、とても効果のあった方法をご紹介します。

 ノートを1冊用意します。ページの左半分に英文、右半分に和訳(直訳)という形で、重要な表現を含んだ文や、会話にも使えそうな文を書き留めておきます。教科書などの例文を、自分自身の境遇に当てはまるような英文に直してから書き込んでおくと、さらに良いと思います。
《例》
I am a member of a
tennis club.
   (私は
テニス部の一員です。)

↑のような基本例文が出ていたけれど、自分がサッカー部員なら、下のように書きかえておくとよいです。

 →I am a meber of a soccer club.
   (私は
サッカー部の一員です。)




 当サイトMakki's(マッキーズ)では、上の画像のように作成したノートを、マイノート(my note=私のノート)と呼んでいます。重要な基本例文を、新しく習う文法ごとに自分でまとめておきます。作成したマイノートの英文を何度も何度も音読し、スラスラ読めるようになるまで練習します。
 英会話に役立ちそうな英語表現を、繰り返し音読して覚えてしまい、最終的に、日本語の文を見ただけですぐに英文を言えるようになれば、英会話上達間違いなしです。さらに、英作文を書く時にも、かなり役立ちます。是非、作ってみてください。

 詳しくは、
マイノートの作り方と活用法をご覧ください。



2)シャドーイング(shadowing)をしよう!

シャドーイングとは?
 今、英語を話す練習法として注目されているのが、シャドーイングという方法です。昔からあった練習法ですが、最近、英語に力を入れている中学・高校で、頻繁に行われているようです。(2016.4現在、全く行わない学校も多いですが…)

 
シャドーイングとは、CD、ラジオ、テレビなどから、聞こえてくる英語を、影のように後について、そのまま、自分で声に出していく学習方法です。聞こえたそばから、どんどん発声していきます。「shadow」には「尾行する」という意味もあるので、尾行のような要領です。

 
シャドーイングとリスニングの違いは、シャドーイングの場合、聞く力だけでなく、話す力も同時につけられるということです。日本語を発音する時の口の動きと、英語を発音をする時の口の動きは、かなり違います。リスニングのように聞くだけでは上達しない口の動きを、シャドーイングのように聞きながら口を動かすことで、上達させることができるのです。

 
音源を「ものまね」する要領でシャドーイングをすることで、英語の発音をする口の動きがスムーズになり、英語特有のイントネーション(抑揚)もつかめてきます。


シャドーイングの練習方法
 シャドーイングは、基本的には、教材などを何も見ずに行います。しかし、むずかしい場合は、リスニング用などの、英文が載っている教材を選び、それを見ながら進めて行くのも良いと思います。音読と同じように、何度も練習していくうちに、英文を見なくてもスムーズに言えるようになってくるでしょう。

 初めて挑戦すると、とてもむずかしいと感じる人もいるかもしれません。どうしてもむずかしい場合は、無理せずに、簡単な教材に戻ってください。出来るようになったら、徐々にスピードの速い教材に挑戦していった方が、結局、効率的な勉強になると思います。

 使用する教材は、書かれた教材があったら、読めば理解できる程度のものにしましょうむずかしすぎる教材を選んで、何を言っているのかわからないまま「ものまね」だけ上手になっても、英語力向上につなげるのは至難の業です。発音はきれいになるかもしれませんが…(役者さんが、英語を話すことができなくても、きれいに英語の台詞を言えるのと同じです。)

 
シャドーイングを効率的に行うには、スラッシュリーディングをできるようにすることです。英文を読んでいる時に、間(pause)のある部分(スラッシュで区切る部分)単位で、英文の内容を理解しながら読み進めていきます。ただ、漫然と読んでいるよりも、ずっと英語力向上に役立ちます。

 さらに丁寧に勉強したい時は、教材の中で、意味をとらえるのもむずかしい長い1文を取り出し、英文をまずスラッシュリーディングの要領で直訳し、日本語を書き留めてみましょう。その日本語だけを見て、英文を起こせますか?これができるようになると、本当に英語を話すことが出来る力が付いてきます。
 参考:自分のスピーキング力の確かめ方と勉強方法

《余談です: 私が今でも時々やっているのは、NHKのラジオの英語ニュースのシャドーイングです。内容が、日本のニュースに即しているので、アメリカやイギリスのニュース番組に比べて親しみやすく、また、スポーツ選手や芸能人へのインタビュー(かなり癖のある人もいます)などと違って、アナウンサーの発音は分かりやすく、早さも適度にあります。今時の時事英語を学ぶにも最適です。

 実を言うと、私も初めのうちはひどいものでした。1文の1/3、ひどい時は1割もシャドーイングできません。ニュースは、1日15分なので、出来なかった時は諦めて、半分くらい出来た時は、自分を自分で褒めてあげる。完璧は求めず、そこそこで十分。こんなもので、意外と口の動きがスムーズになり、1ヶ月くらいで、英語が上達した気分になれます。》


 シャドーイングは、完璧にやれなくてはダメというものではないと思います。少しづつでも、うまく言えるパートが増えてくればよいのです。リスニングの練習をする時に、「ついでにシャドーイングもやってみる」というスタイルでもよいので、あまり肩ひじを張らずに、シャドーイングに取り組んんでみてください。



以下、マッキーおすすめの無料動画などを紹介しています。紹介文を見て、ご自分に合った動画を見つけてください。YouTubeの字幕機能を使うと、シャドーイングの練習もばっちりできますよ!さらに再生スピードも自由に変えられるので、むずかしい場合は、速度を落として挑戦してみてください。 
(2021年2月現在)

英語が学べる音声コンテンツのリンク集





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