3)-1   未来形       戻る

1) 未来形とは何か?

未来形とは、もちろん、これから起こること、つまり未来を表す時制なのですが、英語と日本語では、考え方が違います。
次の2つの文を見てください。
 ①「私はよく、ディズニーランドに行きます。」
 
②「私は来週、ディズニーランドに行きます。」

どちらも、日本語では「ディズニーランドに行きます」ですが、
 
①は「日常の習慣」を表し、
 
②は「来週という未来のこと」を表しています。

英語の文法では、
①は「現在形」②は「未来形」を使わないといけない決まりがあります。
 英語では、これから起こる、1分でも先のことを表す時は、「~する予定です」「~するつもりです」という意味になる、特別な文法「未来形」を使わなくてはなりません。英語の時制は、日本語と違って「あいまいではない」のです。

 参考:
時制という概念について

 なお、高校レベルでは、現在形や現在進行形を使って未来を表す表現も学習しますが、まず、この形を覚えてください。
助動詞 will を使った未来形の作り方
《~でしょう。~する予定です。~するつもりです。》
文の種類 文法 抑揚
肯定文(肯) S(主語)+ will + V(動詞の原形)
 で書き始め、文の終わりは、「.」
 
  *will=ウる=《未来の助動詞》
   ~するつもりである、~だろう
下げ調子
疑問文(疑) Will + S(主語)+ V(動詞の原形)
 で書き始め、文の終わりは、「?」
 
上げ調子
(Yes, Noで答えられる場合)
答え方
(答) 
肯定 Yes, S(主語・主格)+ will. 下げ調子
否定 No, S(主語・主格)+ won't.
  *won't=ウォウントゥ/ントゥ=will not
下げ調子
否定文(否) S(主語)+ won't + V(動詞の原形)
 で書き始め、文の終わりは、「.」
下げ調子
   注意点
1.現在形と過去形は、be動詞と一般動詞の文法が、全く違っていましたが、未来形では変わらないことに注意してください!
 なお、be動詞の原形は、「be」です。
2.合言葉、「助動詞の後は必ず動詞の原形!」を忘れずに!



未来形を学習する前に、以下の「未来形でよく使う副詞(句)」を覚えておくと、後の学習がスムーズになります

覚えておくと役立つ未来形でよく使う語句
   副詞(句) 読み  意味
  tomorrow トゥロウ 明日
tomorrow night トゥロウ トゥ 明日の夜
  tomorrow evening トゥロウ ぶニングゥ 明日の夜
  next week クストゥ ウクゥ 来週
  next month  クストゥ ンす 来月
  next year  クストゥ ヤー 来年
  next Sunday クストゥ ンデイ 来週の日曜日
  in the future ンヌ ざ ふュチャー 将来
  someday ムデイ いつか
  sometime ムタイム いつか
sometimes(ときどき)と、混同しないでください!