2)中学2年から3年レベル (不定詞・5文型履修後) 
…前から区切りながら読むスラッシュリーディングの練習を!
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スラッシュリーディングとは何か?

 スラッシュリーディングを始める時期

 スラッシュリーディングを正しく行うヒント

 初歩のスラッシュリーディングの練習問題

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 読解/スラッシュリーディングの練習用ページのまとめ


スラッシュリーディングとは何か?

 英語は、日本語に比べて、しっかり間合いを取りながら話すのが自然です。逆に、間合いを取らないと、何を言っているか、わからなくなってしまうことも多いです。英文を読む時は、話す時同様に、この間合いの部分でしっかり区切り、意味を理解しながら読むようにすると速読できるようになります。これがスラッシュリーディングです。
(最近の英会話スクールでは、英語の聞き取りに、この区切りに着目した「スラッシュリスニング」という方法で、小さい子供達に教えているところもあるようです。考え方は全く一緒です。)

 日本人が英語を読む時、いちいちきれいな日本語に和訳〔翻訳〕していたのでは、ものすごく時間がかかってしまいます。なぜならば、日本語の文法では、英語のように結論となる動詞が主語のすぐ後に来ず、文章の最後に来るので、倒置しながら訳さないときれいな日本語にできないからです。

 
スラッシュリーディングは、英語を前から順番に直訳しながら理解していく方法です。慣れてくると、一々日本語に訳さなくても、英文がす~っと理解できるようになりますこの方法は、リスニングをする時にも役立ちます。くれぐれも、きれいな日本語に訳す意訳〔翻訳〕と混同しないように、学習していってください。


スラッシュリーディングを始める時期は?

 スラッシュリーディングが役立つと言っても、
あまり早くから練習し始めると、日本語も英語も、どちらもおかしくなってしまうことが多々あります。中学1年~2年レベル(前のページ)の和訳〔直訳〕がしっかりできるようになってから始めましょう。

 一般的に、不定詞を学習する頃に、スラッシュリーディングができるようになると良いと思います。直訳がしっかりできている人は、There is~の文を学習する頃から始めても良いかもしれません。

 さらに、
基本5文型 を理解できている方が、わかりやすいと思います。ここでは、5文型を学習していることを前提に、説明していきます。

スラッシュリーディングを正しく行うヒント

1.スラッシュリーディングのヒント・1/3
 ①
前置詞の前と副詞句の前では、区切りを入れる
 (ただし、熟語となっている前置詞の前では区切らない。)

 ②
不定詞の副詞的用法と形容詞的用法の前では、
  不定詞の直前に区切りを入れる
 (ただし、不定詞の名詞的用法の前では、原則区切らない。
 区切りると、かえって分かりにいことが多い。)

2.スラッシュリーディングのヒント・2/3
 ③
英文を読む時に、「間をとるところ」で区切る

3.スラッシュリーディングのヒント・3/3
 ④
文中の接続詞の前には、必ず区切りを入れる

 ⑤
カンマでは、必ず区切る

 ⑥
主語が長くなる場合は、長い主語の後で区切る

4.スラッシュリーディングのヒント(上級編)
          -次のページへ-

 分詞や関係代名詞の前では、スラッシュを入れる

 ⑧
主語となる部分がかなり長くなる時も、その主語に対する動詞
 を捜し、その前にスラッシュを入れる。
 (=長い主語の後で区切る)

スラッシュリーディングの練習問題

以下、スラッシュリーディングのヒント1~3の、項目別練習問題です。ヒントを読んでから、実際に英文にスラッシュを入れる練習をしてみてください。
1.スラッシュリーディングのヒント・1/3
①前置詞の前と副詞句の前では、区切りを入れる

 (ただし、熟語となっている前置詞の前では区切らない。)

②不定詞の副詞的用法と形容詞的用法の前では、不定詞の直前に区切りを入れる
 (ただし、不定詞の名詞的用法の前では、原則区切らない。
 区切りると、かえって分かりにくくなることが多いです。)

とりあえず、前のページ(中学1年から2年レベル)と同じ例文で練習してみましょう。 区切りを入れられますか? (答えは、下にあります。)

   例文 1
 1 I go to the park.
 2 I go to the park with my friends.
 3 I go the the park with my friends on Sundays.
 4 During the summer vacation I went to the park with my friends to play baseball almost every day. 
*almost=るモウストゥ=ほとんど
 5  She sings a song very well.
 ↓
 ↓
 ↓
以下、5文型で説明した文の構成要素を参考に区切ってみました。
4の文は、副詞句が文頭に来る形で、慣れないとむずかしいと思います。
前置詞は緑字にしてあります。
 ↓
 ↓
 ↓
   例文1 訳 (前から訳す直訳)
 1 I go /to the park.
s v 
私は行きます。/公園に
 2 I go /to the park /with my friends.
s v
私は、行きます。/公園に/私の友達と一緒に。
 3 I go /to the park /with my friends /
s v 
on Sundays.
私は、行きます。/公園に/ 私の友達と一緒に、/ 毎週日曜日に。
 4 During the summer vacation /
I went /to the park/with my friends /
s v
to play baseball/almost every day.

 …不定詞の副詞的用法
夏休みの間、/ 私は、行きました。/公園に/私の友達と一緒に、/ 野球をするために、/ほとんど毎日。
 5 She sings a song /very well.
s   v   o  
彼女は、歌を歌います。/
とても上手に


2.スラッシュリーディングのヒント・2/3 
③英文を読む時に、「間をとるところ」で区切る
上の1~5の区切り方は、あくまで一例です。1~4の文の「go to」は、「~に行く」と熟語的に考えて、間をとらずに読み進めた方が自然です。切り過ぎると、かえって速読出来なくなることもあります。スラスラ意味を理解できるなら、区切る必要はありません。逆に、理解しながらスラスラ読めない場合は、細かく区切りましょう。これが大原則です。

1~5の文を区切り過ぎず、「間をとるところ」で区切るとどうなるでしょう。

   例文1 訳 (前から訳す直訳)
 1 I go to the park. 私は公園に行きます。
 2 I go to the park /with my friends. 私は公園に行きます。/私の友達と一緒に。
 3  I go to the park /with my friends on Sundays. 私は公園に行きます。/毎週日曜日に私の友達と。 
↑onの前で区切ってもいいです。 
 4  During the summer vacation/
I went to the park with my friends/
to play baseball almost every day.
夏休みの間、
/私は、私の友達と一緒に、公園に行きました
/
ほとんど毎日野球をするために。
↑withの前で区切ってもいいです。
この文の場合は、vacationの後と、to playの前は、必ず区切ってください。
 5  She sings a song /very well. 
彼女は、歌を歌います。/
とても上手に
↑短い文なので、区切らずにも読めますが、"very well"を強調する読み方もあるので、短くても区切りを入れておきましょう。
×「彼女はとても歌がうまいです。」と、初めから訳す生徒もいますが、これは意訳です。SVが何かわかりません。意訳する癖をつけてしまうと、英文を作る時、英語らしい英文を思い浮かべるのがむずかしくなってしまいます。
英語初心者(英検2級以下)は、英語のSVに意識を向け、直訳することが大事です。 


ここで示した
区切りの入れ方は、あくまで原則です。速読できる人は区切り箇所は、もっと少ない場合もあるでしょう。ただ、音読する時は、必ず区切らないと聞き手に理解されにくくなる箇所もあります。スラッシュリーディングの練習をしていくと、そのような箇所も自然とわかってきます。基本5文型 の知識は理解を助けてくれます。

 英語は日本語と違って、平坦に読まず、区切りを入れた箇所で間をとりながら抑揚をつけて読むと、英語らしく聞こえます。初めのうちはむずかしいかもしれませんが、是非練習してみてください。


3.スラッシュリーディングのヒント・3/3 
④文中の接続詞の前には、必ず区切りを入れる

⑤カンマでは、必ず区切る

⑥主語が長くなる場合は、長い主語の後(=動詞の直前)で切る



次の、接続詞を含んだ文は、どのように区切って行ったらよいでしょうか。



   例文 2
 6 When my father came home last night, I was playing video games.
 7 I was playing vedeo games when my father came home last night.
 8 I usually do my homework after I eat dinner.
 9 I think (that) baseball is a very popular sport in Japan.
10  I know (that) playing video games at home is a lot of fun for you, but you should play outside with your friends if it is sunny tomorrow.
11  To study English in foreign countries like the U.S.A., Canada and Australia was interesting for him.
12 It was interesting for him to study English in foreign countries like the U.S.A., Canada and Australia.
 ↓
 ↓
 ↓
以下、接続詞は緑字にしてあります。接続詞の前に区切りを入れることは、特に大事なことなので、注目してみてください。
 ↓
 ↓
 ↓
   例文 2 訳 (前から訳す直訳)
 6 When my father came home /
last night, /
接続詞   s'      v'   
I was playing video games.
 
s   v   o
私の父が、家に帰ってきた時、
/昨夜
/私は、
テレビゲームをしていました。
 7 I was playing video games/
s   v    o     
when my father came home/
接続詞
 s'   v' 

last night.
私は、テレビゲームをしていました。
/私の父が、家に帰ってきた時、
/昨夜
 8 I usually do my homework /
s     v     o
after I eat dinner.
接続詞 s' v'
o'
私は普通(私の)宿題をします。
/
私が夕食を食べた後に。
 9 I think/ (that) baseball is
s    接続詞 s'  v'
a very popular sport/in Japan.

 
 c'            
私は、思います。[何を?]/
野球は
とても人気のあるスポーツである(ということを)/日本で。
10  I know /
    
(that) playing video games at home/
接   
s'
(動名詞から導かれる長い主語) 
is
a lot of fun/ for you, /
v'  c' 
but you should play outside/
接   s  v
(助動詞+動詞)
with your friends/
if
it is sunny tomorrow.
接 s'
v'  c'
私は、知っています。[何を?]
/
家でテレビゲームをすることは
/
多くの楽しみである[→とても楽しい](ということを)/あなたにとって
/
しかしあなたは外で遊ぶべきです(→遊んだ方が良いですよ。)
/
あなたの友達と/
もし
明日晴れたら。
 11 To study English in foreign countries/
 s
like the U.S.A., Canada and Australia
/

was interesting for him.
 v c

名詞的用法の不定詞(単数扱い)
外国で英語を勉強することは/アメリカ、カナダ、オーストラリアのような(外国で)/彼にとって面白かったです。

主語が超長い(不定詞の名詞的用法)例です。この部分をitの仮主語にしたのが、12の例です。
12 It was interesting for him/
 
s c   
to study English in foreign countries/

like the U.S.A., Canada and Australia
 次の事(←It)は、彼にとって、興味深かったです/外国で英語を勉強することは/アメリカ、カナダ、オーストラリアのような(外国で)。

これは不定詞のit-to構文です。


 「9」「10」の文について

 この2つの文は、「I think」や「I know」の後の、「that以下の文」が目的語「O」になる第3文型です。さらに、接続詞「that」に導かれる文は、どちらもS'V'C'の第2文型になっています。つまり、SVOの第3文型と、S'V'C'の第2文型の組み合わせの文なのです。

 「I think that~」や「I know that~」の文が分かりにくい時は、「私は思います。何を~?」「私は知っています。何を~?」のように、目的語Oの部分を「何を~?」と言ってみる癖をつけると、わかりやすいです。

 私のつたない説明では、さっぱりわからなかった生徒も、このやり方で、かなりできるようになりました。是非、試してみてください。



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