2)-5 日本人には分かりにくい文や語句 戻る

1)主語が it の文
中3レベル以上の文法の説明も入れているので、中1~2年範囲の文法を勉強中の人は、の例文だけ覚え、次の文法に進んでください。
☆ページ内リンク☆
1.時、天候、距離などを表す文の主語になる
   天気の表し方 かかる時間と距離

2.すでに出た、語・句・節を指す

3.ばくぜんとした状況や事情を表す文の主語になる

4.itが形式主語になる場合など 形式目的語のitはこちら
 文法問題:以下の形の文のitは何を表しているでしょう?
 It takes (time) to do~.

5.強調構文で使われる it (←別ページです)

☆関連ページへのリンク☆
長文読解/長文の中で出てくると、わかりにくいitとthat

「なぜitで天気や時間の話なの?」 (2021/7現在)
↑英語翻訳者のケイタさんのサイト内の説明…わかりやすいです。

英語には、必ず「主語」が必要ということが、日本語との大きな違いと書いてきました。ところが、天候や時間、漠然(ばくぜん)とした話など、明確な「主語」が分かりにくい文もあります。このような時、itを使うことになっています。基本「it=会話や文中で問題にしているものを指す」と覚えておくとよいでしょう。

 ここはitのまとめなので、むずかしい内容を含みます。
中1~2年範囲の文法を勉強中の人は、の例文だけ覚え、次の文法に進んでください。
 何度も音読して、スラスラ言えるようにしてください。最終的に和訳だけ見て、英文が出るようになれば最高です


itが主語の基本例文  和訳
(直訳を基本とします)
解説 
  1.時、天候、距離などを表す文の主語になる  
主語のit は、日本語に訳しません。
       曜日、月を表す英単語一覧はこちら
  What time is it?

It's seven (o'clock).
It's seven thirty (o'clock).
(今)何時ですか。

7時です。
7時半です。

o'clock=オクックゥ=~時
*数字を忘れてしまった人は、以下をチェック!
数の表し方

このように時間を聞く時は、
now (今)を実際の会話では付けないのが普通のようです。
  What day is it today?
(=What day of the week is
it today?)

It's Monday.
今日は何曜日ですか。
(=今日は週のうちの何曜日ですか。)

月曜日です。
曜日を聞いている。

*米国では、新聞での出来事も、日付ではなく曜日で表すことが多いです。
「曜日」「月」の一覧
  What is the date today?
(=What
date is it today?)

It's December 24.
今日は(何月)何日ですか。

12月24日です。
日付を聞いている。

24=twenty-fourでも良いのですが、序数のtwenty-forthで覚えてみましょう。
数の表し方
  天気の表し方 

天気・天候の表し方について、もっと詳しくはこちら
  How is the weather in Tokyo in summer?

It's hot.
《現在》 夏の東京の天候はどうですか。

暑いです。
weather=ウざァ
=天気・天候

yesterday=エスタデイ
=昨日

rainy=《形》雨の

wasisの過去形  

  How was the weather yesterday?

It was rainy.
《過去》 昨日、天気はどうでしたか。

雨でした。
  How will the weather be tomorrow?

It will be cloudy and cold.
《未来》 明日の天気はどうなるでしょうか。

曇りで寒くなるでしょう。
←中2で学習する未来形の文

未来形と天候に使う英単語はこちら
  かかる時間と距離  
  How long does it take from here to the station?

It takes about fifteen minutes.
ここから駅まで、どのくらい(時間が)かかりますか。

約15分かかります。
かかる時間を聞いている

It takes~to do文はこちら
  How far is it from here to the station?

It is about two kilometers.
ここから駅まで、どのくらい遠いですか。

約2キロです。
かかる距離を聞いている
  2.すでに出た語・句・節(相手に何かが分かる事柄)を指す
Look at this car.

It is my father's.
この車を見て。

それは、私の父のものです。
it=this car
  You look sad.

What
is it
あなたは悲しそうに見えます。

何ですか?→どうしたの?
it=You look sad.
    値段
  How much is it?

It's two thousand yen.
(それは)いくらですか。

(それは)2,000円です。
*How much is this T-shirt?
のように聞いてもOKですが、買いたい物がわかっていればitを使う方が普通?
  How much does it cost?

It
costs too much.
(≒The price is too high.)
(それは)どのくらい(金額が)かかりますか。

(それは)ものすごくかかります。
≒値段は高すぎます。
cost-cost-cost
=ストゥ
=《名》値段
 《動》(金額が)かかる


It costs ~to do文はこちら
  すでに出た句や節を指すit 
  We wanted to fly there directly, but it wasn't possible. 私達は、直接そこに飛行機で行きたかったが、それは可能ではありませんでした。
(=直行便で行きたかったが、不可能だった)
*it
=to fly there directly
  He likes eating sweets, but he won't admit it. 彼は甘いものを食べることが好きですが、彼は(→本人は)それを認めようとはしません。 *it
=He likes eating sweets.
       
  3.ばくぜんとした状況や事情を表す文の主語になる
…決まり文句が多く、itは日本語に訳すと、意味不明になってしまいます。
  It's not your turn. 君の番じゃないよ。 《ゲームをしている時など》

turn
=ンヌ=順番 
  It's my turn. 僕の番だよ。
  It is noisy in here. ここはうるさい。 hereではなくin hereにすると、室内のニュアンスが加わります
  How is it going? どう進んでいる?
→調子はどう?
 
   
 4.Itが形式主語になる場合など  形式目的語のitはこちら
 …詳しい説明などは、関連ページをご覧ください。
  中学範囲のit-toの文
   形式主語のitの説明。例文もたくさん載せています。
  it-toの文。it-thatの文。(高校レベル) 
         
  It is interesting to use the smart phone. スマホを使うことはおもしろいです ←itが形式主語
*it= to不定詞から始まる名詞句

中学範囲のit-toの文 
  It is a lot of fun for me to play tennis with my friends.. (私の)友達とテニスをすることは、にとって、とても楽しいです。
  「時間」がかかることを表す、It takes から始まる文
  It takes long time for him to peel an apple.  彼がリンゴの皮をむくには、長い時間がかかります。   下のように、
「take O₁O₂ to do
= O₁が~するのに O₂かかる

のような表現もあります。
It takes him long time to peel an apple. 
  文法問題:以下の文のitは何を表しているでしょう?
It
takes (time) to do~.


 1)
it=形式主語to不定詞=名詞的用法
   /~することは(時間が)かかる

 2)
it=時間を表す時の主語to不定詞=副詞的用法
   /~するのに(時間が)かかる


 実は、ネットなどで調べると、どちらの説も主張されています。『ロイヤル英文法(p,183)』には、「どちらとも考えられる」と書かれてあるそうです。意味がわかれば、文法にこだわる必要はないのですが、はっきり理由を知りたい人は、あいまいさの根拠になるような例文をご覧ください。
   「飛行場へ行くには約1時間かかります。」
上の文を3パターンで言い換えてみましょう。  
   It takes about an hour from here to the airport. ここから飛行場まで約1時間かかります。 
左はすべて、itは時間を表すための主語
1番下の英文からわかるように、下2つの不定詞は副詞的用法と考えるとしっくりします。
しかし、以下の文はどうでしょう。
It takes about an hour to get to the airport. 飛行場へ行くには約1時間かかります。
To get to the airport, it takes about an hour.  
   「彼がその小説が書くのに、2年かかりました。」
上の文を5パターンで言い換えてみましょう。
下の5つの例文は、ジーニアス英和辞典から引用しました。  
  The novel took him two years to write.  その小説は、彼が書くのに2年かかりました  《不定詞は副詞的用法》
  He took two years to write the novel. 彼はその小説を書くのに、2年かけました。 ←人が主語の場合、費やした時間の焦点が来る。

《不定詞は副詞的用法》
    あいまいさの根拠になるような例文 彼がその小説を書くのに、2年かかりました。 ←it= to write the novel
行為者(彼)の長い苦労を含意する。

《上の文から、不定詞は副詞的用法と考えられるが、下の文では、itを形式主語と考え、不定詞は名詞的用法と考えるのが自然》
It took him two years to write the novel.
  To write the novel took him two years. その小説を書くことは、彼に2年かかりました。 ←to write the nobel / wiritng the novelが主語の時は、書く行為に重点が置かれています。

《不定詞は名詞的用法
/動名詞にも置き換えられる》
  Writing the novel took him two years. その小説を書くことは、彼に2年かかりました。
  「費用」がかかる場合 
  It cost ten thousand yen to fix the computer. そのコンピューターを修理するのに、1万円かかりました。 *cost+(人)+費用
=((人に)費用)がかかる

costの活用は
cost-cost-cost
 
It costs=現在形
It cost=過去形
  It cost us a million dollars to build the museum.  博物館を建設するには私達に、100万ドルかかりました。
    話し手の判断の根拠や評価を表す文
   It was careless of me to take the wrong bus. 間違ったバスに乗るなんて、私は不注意でした 不定詞の部分が「判断の根拠」を表す場合
   It is difficult to answer your question. あなたの質問に答えることはむずかしいです。 不定詞の前が「話し手の評価を表す形容詞」
     itが形式目的語の場合
  I found it impossble to do the work in a week. 私は、1週間でその仕事をするのは、不可能であるとわかりました。 SVOC文のOの部分に形式目的語のitが入った例文

SVOC文の説明はこちら


*take O for granted
=Oを当然のことと思
  They take it for granted that they have a car. 彼らは、(彼らが)車を持っているということを当然だと思っています。
     itがの形式主語などの場合
「節」の説明はこちら
  It seems that he is ill. 彼は(今)病気であるように見えます it-that文/seemはこちら
  It appears that she is happy. 彼女は嬉しそうに見えます it-that文/appearはこちら
  It is said that there is oil under the North Sea. 北海の下に石油があると言われています。 it is said thatを使った表現はこちら
  It is certain that he will win the game. 彼がその試合に勝つであろうことは確かです。 ×It is easy that I solve the question. 
  It makes no difference to me whether she comes or not.  彼女が来るか来ないかは、私には違いを作りません。

→彼女が来ようが来まいが、私には関係ない。
←itがwhetherから始まる節の形式主語の文