4)英文和訳と英作文の指導について
  (英文和訳・直訳→英作文) 
2017.3.7改訂

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  @英文和訳の直訳を、しっかり指導する必要があるのでは?

  A英文和訳の指導自体、不十分な学校があるのでは?

  B英作文の指導が不十分では?

    B-1英作文指導における問題点

    B-2英作文指導における対策


@英文和訳の直訳を、しっかり指導する必要があるのでは?

 このホームページの 日本人が英語を話すために絶対覚えておきたい4箇条の中の、英文和訳は、必ず直訳を!そして音読しよう!でも書きましたが、英文をしっかり直訳出来るようにすること、さらに進んで、スラッシュリーディングができるようになることが、正しい英文を作り、正しい英語を話せるようになるための、一番の近道であると思います。しかし、中学生・高校生を教える中、学校の授業で、「直訳がとても軽く扱われている」と感じることが大変多いです。

 日本人なのだから、きれいな日本語に直すのが当然で、直訳で妙な日本語は作らず、必ず意訳にさせるという先生方がいます。さらに有名な補助教材や文法書でも、例文に直訳を付けずに意訳だけを付けているものが多いです。掲載可能な文字数もあると思うので、ある程度は仕方ないのかもしれませんが、これが、日本人がいつまで経っても英語を話せない原因になっていると、私は思います。

 "May I help you?" の文の訳を、「いらっしゃいませ」にしている教科書や辞書を見かけます(2017年2月現在)。確かに雰囲気、そのような意味で使うこともありますが、直訳では「私はあなたをお手伝いしてもよいですか。」になるはずです。このように訳しておけば、この言葉は、相手を思いやる、とても丁寧な表現であるとわかるはずです。せめて、「私はあなたをお手伝いしましょうか。」と訳し、ただし、"Shall I help you?"にすると、上から目線になってしまうと、生徒に教えれば、生徒は混乱しないと思います。
 しかし、直訳を教えずに、会話文の文脈から、あるいは教科書に書いてあるため、"May I help you?"は「いらっしゃいませ」という意味だと教える、あるいは、教えずに、「教科書を自分で読んで、そのまま覚えておいて」とだけ、指示する先生までいます。寿司屋で「いらっしゃいませ」"May I help you?"なわけ、ないでしょう。皆様、どう思われますか?

 日本語が乱れていると言われる中、妙な日本語になってしまう可能性もある直訳を容認できないということも、一理あります。それならば、せめて生徒には、まず直訳をさせてから、意訳に直すことができるように、ご指導頂きたいのです。普段英語を使わない日本で、他国と同じように、英会話の中の雰囲気だけで英語を話せるようにすることは、かなり難しいと思います。しっかりした直訳を頭に入れて、その訳通りに英文を起こしていくことで、英語は簡単に話せるようになるというのが、留学や海外生活の経験がない中で、通訳案内士の資格を取った、私の考えです。




A英文和訳の指導自体が不十分な学校があるのでは?

 さらに、問題だと思われることは、「学校の授業で、教科書の英文和訳をきっちり行われないということがある」ということです。これは大変衝撃的なことでした。英文和訳をきっちりやっている学校とそうでない学校の生徒に、英文の理解度に、大きな差が出ているからです。

 確かに、英文和訳を丁寧に教えるには、相当時間がかかります。さらに、文法を教えるのに時間がかかるし、英会話を重視するので、生徒に会話練習もさせなくてはなりません。そんな中、「英文和訳は意訳を書いたプリントを、生徒に渡すだけ」と言う先生、和訳は重視していないのか、ほとんど訳し方の説明をせず、生徒には「自分で読んでおいて」と全く訳を生徒に教えない先生までいらっしゃいます。このような授業で、本当に、生徒の英語力を上げることができるのでしょうか。
 実際、小さい頃から英会話を習っていて、かなり英語が得意と思われる生徒でも、少し英文が難しくなる中2の後半くらいになると、全く和訳ができなくなってしまう、つまりしっかり長文を読めなくなってしまう生徒を、何人も見てきました。

 中学の教科書やテキストで、よく出てくる表現を例に挙げてみます。

例1:"I'm from China." と"I come from China."

 これをどちらも、「私は中国の出身です。」と、訳していることが多いのが気になります。なぜなら、前置詞fromをしっかり直訳していないからです。be動詞のamと一般動詞のcomeの明確な違いも判りません。

 直訳すれば、「私は中国からです。」と「私は中国から来ています。」になるはずです。とりあえず、このように訳しておけば、生徒は英単語の意味を、1つ1つ正確に把握できます。そこから「出身」の意味が出ると教える方が、生徒には理解しやすいと、私は思うのですが、皆さま、どう思われますか?

 この部分は、中学1年の最初に習うことが多いので、直訳がわからない生徒は、混乱してしまうと思います。一般の生徒は、帰国子女とは違うのです。もし、fromの訳を「〜から」と教えておくと、"I practice baseball from four to six everyday."など、割りと早い段階で、長い英文を作ることも、可能になると思うのですが、いかがでしょう。


例2:"I'll help him with his homework tonight."

 これは、中学2年の初めに出てくる英文です。そして、先生方の訳や、色々な英語教材の訳は、「私は今晩、彼の宿題を手伝うつもりです。」となっていることが多いようです。もちろん、これは意訳です。
 もし、この訳から英文を起こそうとすると、
 "I'll help his homework tonight."
という文ができてしまいます。これでは、homeworkという生き物(?)を手伝うような、とんでもない英文に感じますが、皆さまは、生徒にどのように説明されていますか?

 私がとても役立つと感じているスラッシュリーディングをしてみます。

"I'll help him/ with his homework/ tonight."

 
「私は彼を手伝うつもりです。/彼の宿題で/今晩」

 このようにしておけば、helpの後に「手伝ってあげる相手」を、withの後に「仕事の内容」を入れ、便宜上withを「〜で」と訳すと、生徒に教えやすいです。しかし、ここまで説明する先生に、あまり出会ったことがありません。そして、真面目な生徒に限って、混乱しています。(そもそも、この難しい英文を、中学2年の1学期に教えること自体、問題があるとは思いますが…)

 私はスラッシュリーディングを教える時期は、中学2年の2学期、不定詞を教えるあたりが適切かと思っています。なぜなら、その頃になると、読むべき長文が難しくなり、速読の能力が必要になってくるからです。ただ、生徒によっては、もっと前の、there isの文のところや、接続詞thatを習う頃に教えた方が、理解されやすいこともありました。今は、全く教えていない学校も多いスラッシュリーディングですが、この有効性を認め、適切に教えるべき時期を考えて行っていただきたいと思っています。

 他の教科と違い、しっかりした直訳を、生徒が自習で理解することは難しいと思います。それ故、意訳さえしないのは以ての外ですが、ただ意訳のプリントを渡すのも、問題と感じます。逐次訳をやらないと、「なぜ、こういう訳になるのだろう。」ということが理解できないまま、とりあえず訳を丸暗記して、できる気になっている生徒が出てきます。いつも英語の理解は「なんとなく」な感じです。文法の穴埋め問題は出来ているのに、その短い文法問題の文さえ、しっかり英文和訳(直訳)できないのです。中学・高校問わず、そのような生徒が多くいることがわかり、塾の講師をしていて衝撃を受けました。

 「会話重視」がこのような事態を引き起こしているのかもしれませんが、
英文和訳(直訳)が「なんとなく」なら、和文英訳も「なんとなく」になり、結局、英語力、英会話力の低下を招く。こんなことが起きている学校が、クラスが、実際にあることが、問題であると思います。英文和訳(直訳)を、しっかりご指導いただきたいです。


 以下は、英文和訳について、英語力のレベル別の和訳方法へつながるページです。参考にして頂けたらありがたいです。

 長文読解…英文和訳 から 英文速読 へ」 




B英作文の指導が不十分では?

 英作文の指導が不十分な学校が、とても多いと感じます。高校受験対策などをしていると、英作の部分を全く書けない生徒、穴埋めなどの文法問題は解けるのに、自分で作った英文の文法が、めちゃくちゃになってしまいう生徒も多くいます。

 ただし、私は、英作文で英語の綴りを正しく書く能力はそれほど重視していません。最近では、PCやスマホの普及の影響か、ネイティブでも正しい綴りをかけない生徒が増えているという話も聞きました。しかし、彼らはもちろん、英語を話せるのです。私は、英作文を書く時に、辞書の持ち込みを奨励したいくらいです。「多少綴りを間違えていても、正しい文法で英作文を書ければ、自信を持って英語を話せる力が付く」とというのが私の考えです。それでは、正しい文法で英作文を書けるようにするには、どうすれば良いのでしょう。


B-1 英作文指導における問題点

  1. 英作文指導の時間が少なすぎるのでは?

     お忙しい先生方が、多くの生徒の英作文を添削するのは負担も大きいでしょう。実際、色々な学校の様子を見ていると、英作文を書かせる授業や宿題を出している先生の数は、本当に少ないです。

     しかし、林間学校や修学旅行の思い出、部活動、自分の好きな漫画や歌手について、生徒自身が興味があることを英語で書き、書いたものを暗唱してクラスで発表できるようになれば、英語を話す自信もついてくると思います。本当の意味での英会話力向上にも、つながるのではないでしょうか。実際、そのような指導をしている学校では、生徒のやる気も上がっているようです。

     英作文を書かせる宿題の代わりと思われているのか定かではありませんが、教科書の英文をただ書き写させたり、同じ文を何十回も書かせる宿題を出す先生がいます。先生方はどのような意図で、そのような宿題を課されるのでしょうか。「生徒がたくさん英文を書けば、英語を覚えられる。」と思っていらっしゃるのでしょうか。確かに、書けば覚えられる生徒もいるようですが、私自身はあまり出会ったことがありません。私が見てきた生徒の多くは、ただただ書く作業になっていて、英単語を覚えるならともかく、英文をいくら書いても全く覚えられませんでした。それどころか、書いている英文の意味さえ、よく分かっていない生徒もいました。先生は義務として生徒に課題を与え、生徒は義務として作業をして、作業をしたことで満足する。端から見ると、そうとしか見えません。
    生徒の英語力向上だけを考えると、とても空しく感じます。せめて、生徒自身が書く意味を見いだせるような、生徒の事情に合ったような、英文を書かせる宿題にしていただきたいものです。


  2. 英作文の採点や添削方法に問題があるのでは?

     英作文を宿題に出しても、まじめに取り組まない生徒でも、英作文に絶対取り組まざるを得ない機会は、「テスト」ではないでしょうか。その際の採点や添削方法に、いろいろ問題を感じます。

     実際、平成27年の千葉県立高校入試の直前の実力テストでは、模範解答例以外の答案には、0点を付けている印象の学校がありました。添削もされていませんでした。これが、一部の学校だけで起こっている問題なのか、私にはわかりません。しかし、生徒にとっては大問題です。詳しくは以下のページをご覧ください。

    記述式の解答に、部分点を与えない。(1箇所でも間違えたら、0点!?)

     「英作文では点数が取れないから、英作文の勉強はしなくていいや」と思う生徒がいます。そのため、英作文の答案を白紙で出すのです。さらに、せっかく添削がなされていても、説明不足で、生徒が納得いくような添削がされていない例も見かけます。このようなテストの採点が、英文作成能力(→英語を話す力)を上げる最大のチャンスを、生徒から摘み取っているように感じます。

     記述式問題の採点には、採点者の能力が大きくかかわってくると思います。そのような中、千葉県の公立高校入試では、実際、その採点基準さえ公開していません。(2017年2月現在)、採点基準が明確でないのに、各学校の先生方は、生徒達に的確な指導ができるのかと、大きな不安を覚えます。

     参考:採点基準を公開している埼玉県


  3. 英作文に代わる整序問題の出し方に問題があるのでは?

     入試でよく見かける整序問題、英作文の採点方法などに問題が多い中、それに代わるものとして多用されてきたのではないかと思います。センター試験や英検などでは、まさにそうです。しかし、実際に問題を見てみると、英語が母国語の人でも簡単に解けないような、クイズのような問題もたびたび見かけます。整序問題は、英文作成能力より、クイズ解答能力(?)が高い生徒ほど、正答率が高くなるのが実情です。難解な整序問題の練習ばかりやっている生徒の英作文能力が向上しているとは、とても考えられません。ただ、私は、整序問題の出し方次第で、英作文の能力を測るだけでない、英語力向上にもつながる方法を考えました。これについては、以下B-2-3をご覧ください。



B-2 英作文指導における対策

 英作文は、創造的な作業と思われている人が多いのですが、私は、自分自信で、日本語を考えてから英文を作っていくと、絶対に英語らしい英文を作れないと、身を持って体験してきました。日本語的発想で作成した英文は、概して英語的に妙になりがちだからです。和文英訳の翻訳では、元の日本語文と、全く違う英文を書いた方が、相手に伝わりやすいことも多いのです。

 翻訳や通訳の経験から得た教訓は、
「英語の基本例文」を参考に、例文を多少修正するような形で英文を作っていく事が、英語らしい英文を作る近道」ということです。そして、英語らしい英文とは、上で書いた「直訳」の、日本語としては少し妙な日本文から英文を起こすことで、初めて作れる文なのです。

  1. 効率的な英作文の指導法

    @文法の単元ごとに、やって頂きたい英作文指導;


     英作文指導を、時間を掛けずに効率的に行うため、私自身が行っている対策を、ここに紹介します。ただし、目新しい物ではありません。

     マイノートの作り方のところでも書いていますが、
    新しい文法学習の度に、自分に当てはまるような文に直して、ノートにまとめさせます。それぞれ、肯定文、疑問文、答え方、否定文を書かせます。必要な場合は、WH-Questionも、同じページに書かせます。あまり長くなると、生徒のやる気を損ねるので、1つの文法を見開き1ページ、左ページに英文、右ページに日本語訳(直訳)を書いてまとめます。覚えたての文法を、何度も何度も音読させます。最後に、左ページを隠し、右ページの日本語訳(直訳)を見ただけで、英文が出てくるようにします。こうすることで、英作文ができるようになります。中学3年間で、薄いノート1〜2冊で、すべての英文法をまとめられます。

     重要な文法をノートにまとめさせるなど、多くの先生方がやっていらっしゃることと思いますが、練習問題や単語学習などと一緒のノートを作らせると、書いてあることが多くなりすぎ、繰り返し学習に不便です。私のやり方の良い点は、このように、覚えておくべき重要な文だけをまとめておくと、繰り返し繰り返し、覚え直す機会を生徒が得られるということです。どんなに頭の良い生徒でも、しばらく見なければ、ほとんど忘れてしまうのが英語です。簡単な現在進行形やthere isの文を忘れてしまう生徒が多いのは、それだけ使う機会が少ないからでしょう。しかし、すぐに見直せるようにしておき、毎日コツコツ読むように指導すると、驚くほど知識は定着します。自分に関係があるような文に直してあるので、そのまま、英作文力や英会話力につながっていきます。

    余談これが現実となったエピソードを1つ紹介します。高校1年の生徒が、マレーシアに修学旅行に行った時(2014年12月)に、「勉強のできる子が英語で言えない時に、私の英語が通じたの。マイノートがとても役に立ったよ!」と言われました。彼女は、私が、中学1年から塾で教え、中学3年分、文法単元ごとにマイノートを作りました。合計2冊です。海外に行く話を聞いたので、「マイノートの中学2年生までの所を復習しておくと良いよ」と、アドバイスをすると、彼女は繰り返しノートを音読したと言うことです。中学の頃から、ずっと「マイノートの音読が英会話に役に立つ」と教えてきましたが、本当に役に立ったと聞け、「私の指導は正しかった」と、自信が深まりました。


    A大きな行事についてなど、長文の英作文指導;

     最近、日本語での作文も苦手という生徒を目にします。そんな中、長文の英作文など、なかなか難しく感じるかもしれません。しかし、英語には必ず主語があり、中2になれば、"I think that 〜"など、自分の意見を言いやすい英文法を習います。英語のネイティブスピーカーにプレゼンテーションが得意な人が多いのは、練習機会も多いのでしょうが、このような「英語は主語を絶対に置く文法」という特徴が関係しているのかもしれません。


     話が逸れましたが、体育祭、合唱祭、修学旅行など、大きな行事の前後に是非、英作文指導をしていただきたいです。生徒が長文を書きやすくするため、
    課題に対し、生徒が作りそうな文を予め予想し、英語の「文例や単語一覧」を作っておいてはどうでしょう。生徒には、そこから、自分に当てはまりそうな文や単語を選択し、英作文をしてもらいます。「生徒がどうしても、選択肢以外のことを書きたい」という場合にだけ、個別に対応すれば、先生の英文添削時間も大幅に短縮できるはずです。何度も書きますが、英作文を創造的な作業と考えると失敗します。

     たとえば、部活動についての英作文であったら、部活の名称の一覧を予め作っておき、日本人には分かりにくい、「play」や「do」の使い分けなども例示しておくなどです。以下のページを参考にしてみてください。

    −参考−

     良く使う一般動詞を覚えよう!(playとdoの使い分け)
     教科一覧、スポーツ一覧

     英語を話せるようになるための英作文


  2. テストの採点時間の短縮化と、適切な採点

    @定期テストや自校で作成する実力テストなどでは;


     英作文のテスト問題は、既に生徒に指導済みの英作文を、生徒がしっかり書けていれば、点数を取れるような問題を作りましょう。「良い問題」を作るためにも、普段からの英作文指導の頻度と質が問われますが、生徒の英語力向上のために、必要なことでしょう。そして、普段の適切な指導が、生徒側だけでなく、先生側にも、メリットがあるはずです。なぜなら、一度指導したものならば、先生方の添削時間が大幅に減るからです。

     何度も書きますが、初歩の段階では英作文に創造性は必要ないのです。「自分で考えた英作文」→「先生による添削」→「
    完璧な英作文の丸暗記」・・・この作業が、実は、英語を話せるようになるための第一歩なのです。

    余談国際会議の同時通訳者でさえ、議題となる分野に関する単語や文例は、毎回会議の前に調べてまとめておき、しっかり覚えてから会議に臨むと聞きました。最高レベルの通訳でさえ、そんな作業が必要なのです。まして、英語漬けの毎日を送っているわけではない日本人(中学生も含む)が、文例をまとめ、繰り返し復習することなしに、英語を思うように話せるはずがないでしょう。

     どうしても英語が苦手な生徒への対策: テスト中、「単語を忘れてしまったところは、英語ではなく、日本語(ローマ字)で書き、わかるところだけでも、英語で書けば点数を与える。」「白紙ではなく、ある程度形になっていれば、1点以上」などとしておけば、「英作文問題を解いてみよう」という意欲の向上につながるのではないでしょうか。実際の英会話でも、文法さえわかっていれば、わからない英単語の部分だけを、身振りなどで表現してコミュニケーションをとるなど、よくあることです。すべての生徒が、英作文に前向きになれる取り組みを考えていただきたいです。


    A業者作成の実力テストや実際の入試では;

     これについては、本当に難しい問題です。再度、以下のページをご覧いただき、考えていただければと思います。
     採点基準を公開している埼玉県
     記述式の解答に、部分点を与えない。(1箇所でも間違えたら、0点!?)



  3. 英作文に代わる、序列問題について

     序列問題は、高校・大学入試とも、
    難問を少数出す傾向にあると思います。英会話が得意な大人でも、じっくり考えないとなかなか解けないようなものも多いです。しかし、実際に英語を話す時は、英文がスラスラ出てこなくては会話が成り立ちません。そして、実際必要なのは、中学レベルの簡単な文法力です。英検の面接試験でも、通訳案内士の2次試験でも、中学レベルの英文法をしっかり理解できていることが大切なのです。

     こう考えると、私は、
    ≪日本語に英文の直訳も付け、文法の基礎が分かっていれば、すらすら解けるような序列問題を「多数」出す≫というのが、難しいパズルを解く、クイズのような序列問題を「少数」出すより、ずっと実用的で、会話力向上にも貢献すると思います。そのような問題がどんどん解けるようになることで、本当の英作文力、英語力がついてくると思うのですが、いかがでしょう。


     長文読解(中学2年から3年レベル)・前から訳していく直訳



                                   以上




                      


  
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