3)-6  不 定 詞    戻る

4) 不定詞の応用・解説
☆ページ内リンク☆  
①It~ (for~) to文 
 高校レベル/ 形式目的語のit

②疑問詞+to do文 (how to do, what to doなど)

③SVO to do文 (ask /tell/want)

 高校レベル/SVO to do文 (enableなど)
 否定の不定詞の例文はこちら
 suggestの使い方

too~to文、enough to文
 ↑so~thatの構文への書き換えもこちら

☆関連ページへのリンク☆
It takes (time) to do~文についてはこちら
ここでは、不定詞の応用について説明します。それぞれの文法について、ここで説明しますが、大体意味がわかったら、次の基本例文のページに進んでください。基本例文の意味が理解でき、自分で文章を組み立てられることが重要です。

It~(for~)to文   基本例文集はこちら

to不定詞から始まる名詞句が主語の場合《上段》、その主語となる句をit(形式主語/仮主語)に置き換えて、文《下段》を作ることができます。この場合、本当の主語となるto不定詞で始まる句は、文末に置きます。特に、主語が長すぎる場合は、この形をよく使います。以下の例文で確認してみてください。


上段 to不定詞から始まる名詞句が主語の文 
下段 ①It~(for~)to文  
 1 To use the smart phone is interesting. スマホを使うことはおもしろいです

《長い主語To use the smart phoneを、It(仮主語)に置き換えて、下の文ができます。》
It is interesting to use the smart phone.
2
To play tennis with my friends is a lot of fun for me. (私の)友達とテニスをすることは、にとって、とても楽しいです。
It is a lot of fun for me to play tennis with my friends..
 3 To study English in foreign countries like the U.S.A., Canada and Australia was interesting for him. アメリカやカナダやオーストラリアのような外国で英語を勉強することは彼にとって、興味深かったです。

《かなり主語が長いので、仮主語のItを使うと、文がすっきりします。》
It was interesting for him to study English in foreign countries like the U.S.A., Canada and Australia.
長文読解などで、上の文が出てくると、少しむずかしいかもしれません。
そんな時、スラッシュリーディングが役立ちます。どのようになるか、考えてみてください。(答えは↓)
It was interesting for him/ to study English in foreign countries/ like the U.S.A., Canada and Australia. 次の事(←It)は、彼にとって、興味深かったです/外国で英語を勉強することは/アメリカ、カナダ、オーストラリアのような(外国で)。
 4  《高校レベル/ 形式目的語のit》
主語ではなく、目的語が長い場合、形式目的語のitを使う場合があります。

SVOC+to do 文で、Oに形式目的語のit
が入り、Cの後に来る不定詞が本当の目的語になります。
  SVOC文の説明はこちら
 さらに詳しい形式主語・目的語のitはこちら
I found it impossble to do the work in a week. 私は、1週間でその仕事をするのは、不可能であるとわかりました。
I think it my duty to do my best in any kind of work.  私は、どのような仕事でも、全力を尽くすことが、私の義務であると思います。




疑問詞+to do文  基本例文集はこちら
疑問詞+不定詞(to do)の形で、以下の意味になる文を作ることができます。意味を確認できたら、例文ごと覚えてください。

  how to do どのように~するか
~の仕方
~のやり方
  what to do  何を~したらよいか
  where to do  どこで~したらよいか
どこへ~したらよいか 
  when to do  いつ~したらよいか 
  which (+名詞)to do   どちら(の名詞)~したらよいか


②疑問詞 + to do文
 1 I don't know how to use this computer. 私は、このピューターの使い方を知りません。
→コンピューターの使い方がわかりません。
2
Please tell me what to do next. 私に、次に何をすべきか教えてください。

《単純なことを教えてもらう場合は、teachではなくtellを使う》





SVO to do文  基本例文集はこちら

SV+O(人)+不定詞(to do)の形の文です。目的語になる「人」が不定詞の主語になります。言葉の説明ではわかりにくいので、以下の例文ごと覚えてください。
なお、それぞれの番号の上段が、不定詞を使った「間接話法」、下段は不定詞を使わない「直接話法」の文になります。言い換えができるように、練習してみてください。

 なお、SVO+to doの文は、第5文型/SVOC文になります。(諸説あり)

上段 ③SVO to do 文
下段 直接話法に直した文
  1 ask+人+to do=人に~するように頼む
He asked me to close the door. 彼は私にドアを閉めるように頼みました。
≒He said to me, "Please close the door."  彼は私に言いました。 「ドアを閉めてください。」
2 tell+人+to do=人に~するように言う
My mother told me to do my homework. 私の母は、私に(私の)宿題をするように言いました。
≒My mother said to me, "Do your homework." 私の母は私に言いました。「(あなたの)宿題をしなさい。」
3 want+人+to do=人に~して欲しい
I want you to play the piano.  私は、あなたにピアノを弾いてほしいです。
≒Please play the piano.
≒Will you play the piano (for me)?
ピアノを弾いていてください。
≒(あなたは)(私のために)ピアノを弾いてくれますか。

助動詞を使った依頼の文
 would like +人+to do=人に~して欲しい(丁寧)
I would like you to give me some advice. 私は、あなたに、私に何かアドバイスを与えて欲しいです。
→あなたに相談に
Would you like me to reschedule your connecting flight? あなたは、私に、あなたの乗り継ぎ便の予定を変更して欲しいですか。
→乗り継ぎ便の予定を改めましょうか。
reschedule=リスジューる
=~の予定を変更する。
      

ここからの1~10は、高校範囲になりますので、余裕のある人だけ読んでみてください。
    高校レベルの 「SVO to do 文」

中学生は、ここを飛ばして、too-to, enoght-to文へ

    高校範囲/少しむずかしい不定詞・詳しくはこちら
  動詞  読み方  意味
 1 expect O to do エクスペクトゥ  (Oに~すること)を期待する
 2 persuade O to do パースゥイドゥ (人)を説得して~させる 
3 enable O to do イブる  (Oに~すること)を可能にさせる 
4 allow O to do ウ  (Oに~すること)を許す
(物が、人や物に~すること)を可能にする
 5 permit O to do パーットゥ   (Oに~すること)を許可する
 6 force O to do

compel O to do
(forceの方が一般的)
ふォースゥ 

≒コンペ
 (Oに~すること)を強要する
無理やり~させる
 7 get O to do  ゲットゥ (Oに~すること)をさせる
 使役動詞の説明はこちら
《英》recommend O to do
recommend that~ 
レコンドゥ (Oが~すること)を勧める
  提案や要求を表す動詞は、SVO+to do の形はを使わず、that節を使う

suggestの使い方の注意はこちら(別ページ
 9 suggest that ジェストゥ  ~を提案する、示唆する 
 10 insist that インスィストゥ ~だと(強く)主張する
  基本例文
1 He expects her to work on Sunday. 

=He expects
that she will work on Sunday.
彼は彼女に日曜日に(も)働くことを期待しています。(→当てにしています
 
 2 I persuaded him to do that.

=I
persuaded him that he (should) do that.
私は、彼を説得してそれをさせました。
説得は成功していることを含意
We persuaded her not to do it. 《否定の不定詞》
私達は、彼女にそれをしないように説得しました。
(→説得してそうするのをやめさせました。)


その他の否定の例文はこちら
 3 IT will enable more people to work from home. IT (情報技術)は、より多くの人に、家から働くことを可能にするでしょう。(→在宅勤務をかのうにするでしょう。)
4 The teacher allowed us to use a calculator in the math test yesterday. 先生は、昨日数学の試験で、私達に、計算機を使うことを許してくれました。 
This device allows a computer to communicate with other computers. この装置はコンピューターに 、他のコンピューターと通信することを許します。(→通信をすることを可能にします。)
 5 Permit me to ask one question.

=《略式》Let me ask one question.
私に1つ質問をすることを許可してください。
(→1つ質問させてください。) 
You are not permitted to smoke in this room.

≒Smoking
is not permitted in this room.
=Smoking
is not allowed in this room.
あなたはこの部屋でたばこを吸うことを許可されていません。(→この部屋は禁煙です。)
《↑受け身になった場合》

≒たばこを吸うことはこの部屋では認められていません。
 6 He forced me to sign the contract.

=He
forced me into signing the contract.
彼は私に、その契約に署名することを強要しました。(→無理やり署名させた。) 
Bad weather forced us to call off the picinc.

=Bad weather
forced us into calling off the picnic.
悪天候が私達にピクニックを中止することを強要しました。(→悪天候で、私達はピクニックを中止せざるをえませんでした。

call off=~を中止する
 7 I couldn't get him to stop smoking. 私は、彼にたばこ(を吸うの)をやめさせられませんでした。 
 8 She recommended him quitting smoking.

=
《英》She recommended him to quit smoking.

=She
recommended that he (should) quit smoking.
《米では不定詞を使わない文》

彼女は彼に煙草を吸うことをやめるように勧めました。
 9 They suggested to him (that) he should go alone.
=They
suggested to him he go alone.

×They suggested him to go alone.
《不定詞を使わない文》

彼らは彼に、彼は1人で行くべきだと提案しました。(→1人で行ってはどうかと言った。)

*suggestは名詞・動名詞・that節は取れるが、to不定詞は取れません。
《米》shouldを省略することが多いので、注意が必要‼

sugget that 例文はこちら
I suggest that you should stay in this hotel. 《不定詞を使わない文》

私は、あなたはこのホテルに泊まる方がよいと提案します。(→このホテルに泊まることをお勧めします。)
 10 I insisted to him that she was right.

×I insisted her to be right.
《不定詞を使わない文》

私は、彼に、彼女は正しいと強く主張しました。 





too~to文、enough to文  基本例文集はこちら

こちらは、応用になります。余裕があれば、チャレンジしてください。
too~to…、enough to…の構文は、so~thatの構文に書き換えることができます。
 
 ~の部分  形容詞か副詞
 to…  不定詞 
 thatの後   節なので、 S'(主語)V'(動詞)

上段 ④ too~to…文  …するには~すぎる
 ~enough to… 文 …するには十分~ 
enough=イふ=《副》十分に
下段  so~that…文   とても~なので…
 1 She was too busy to eat lunch yesterday. 彼女は昨日昼食を食べるには、忙しすぎました。
スラッシュリーディング(toの前で切って)→彼女は忙しすぎました。昨日昼食を食べるには。》
She was so busy that she couldn't eat lunch.. 彼女はとても忙しかったので、彼女は昼食を食べることができませんでした。
2 This question is too difficlut for me to answer. この問題は、私にとって、答えるにはむずかしすぎます。
意訳:この問題は、私には、むずかしすぎて、答えられません。》
This question is so difficulat that I can't answer it. この問題はとてもむずかしいので、私はそれに答えることはできません。
《that 以下は、文になるので、answer の後にit(=this question)が入ることに注意!》
 3 He is rich enough to buy the car. 彼はその車を買うには十分にお金持ちです。
He is so rich that he can buy the car. 彼はとてもお金持ちなので、彼はその車を買うことができます。



         不定詞の応用を使った基本例文