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7)高校範囲it-that/it-to文で書き換えられる不定詞
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seem/appearを使った時制と書き換えの基本
    
appearはこちら

It is said thatを使った表現

不定詞の部分が「判断の根拠」を表す場合 
  ↑It is〔was〕+人の性質を表す形容詞+of+人+to不定詞~

不定詞の前が「話し手の評価を表す形容詞」
  …不定詞の目的語を主語に持ってくることもできる

 
↑easy/difficult/hard/impossible/dangerousなどの形容詞に続く

独立不定詞…慣用句です


ここでは、it-that文で書き換えられる不定詞を紹介します。書き換えは、学校のテストなどでもよく出されますが、英語は日本語と違って時制に厳しい言葉なので、苦手という人も多いです。時制に注意して、一度、法則を覚えてしまえば、それほどむずかしくないので、頑張ってやってみましょう。

 説明だけではわかりにくい人は、やはり、基本例文で覚えていきましょう。大事なのは、スラスラ英文を言えることです。何度も音読して、練習してください。できるようになったら、和訳だけを見て、英文を言えるようにしましょう。英語が苦手な人は、まずの文だけ、覚えましょう。

  不定詞を用いた文
・基本例文
 和訳
(直訳を基本とします) 
 
seem/appearを使った時制と書き換えの基本
  
 seem=ィーム=~に見える、~のように思われる
   appear=アピアー=~に見える、~のように思われる

seemとappearは、ほぼ同じように使われるが、appearは客観的事実を述べ、主観は入らない?
  判断している時:現在 / 判断対象の起きた時:現在
   → 時制の一致  
 
He seems to be ill.
 
《to+原形》
彼は(今)病気のように見えます。
It seems that he is ill.
  判断している時:現在 / 判断対象の起きた時:過去
   → 時制の不一致 《完了不定詞=to+have+過去分詞》 
 
He seems to have been ill.
 
《to+have+過去分詞》
彼は(あの時)病気であったように見えます。
《会っているより前に病気だった感じなら、訳に「あの時」と入れておくと、時制がはっきりします。
ただし、「ずっと病気であるように見える」と完了形の意味を残しているとも考えられます。〔下の場合〕》
It seems that he was ill.
  or
It seems that he has been ill.
  判断している時:過去 / 判断対象の起きた時:過去と同時期
   → 時制の一致  
 
He seemed to be ill.
 
《to+原形》
彼は病気のように見えました。
It seemed that he was ill.
  判断している時:過去 / 判断対象の起きた時:過去のさらに前
   → 時制の不一致  
 
He seemed to have been ill.
 
《to+have+過去分詞》
彼は(あの時)病気であったように見えました。
《話している時点も過去であるが、彼が病気だったようなのは、それより以前の出来事》
It seemed that he had been ill.
上の例文がわかるようになったら、和訳だけ見て、2つの英文を作る練習をしてみてください
  She seems to know it.
 
《to+原形》
彼女は(今)それを知っているように見えます。 
  It seems that she knows it.
  She seems to have known it.
 
《to+have+過去分詞》
彼女は(あの時)それを知っていたように見えます。
  It seems that she knew it.
  to不定詞の部分は、通例永続的状態を表す動詞や進行形を用いるので、一時的状態を表す動詞は使えません。よって、書き換えが不可の物もあります。
この場合
have+過去分詞の形は状態を表すので使えます
  They seem to have lost their way.
  
《to+have+過去分詞》
彼らは道に迷ってしまったようです。 

「道に迷った状態」が現在も続いているような場合は、It seems thatの後は現在完了形にする。
  It seems that they have lost their way.
   △It seems that they lost their way.
   ×They seem to lose their way.
   
  She seemed to have forgotten my name.
  
《to+have+過去分詞》
彼女は私の名前を忘れてしまっているようでした。
  It seemed that she had forgotten my name.
  ×She seemed to forget my name. 
   
  It seems likely to rain. 雨が降りそうです。

《rainが動作動詞なので、下は不可》
  ×It seems to rain. 
《to be+~ing》 で進行形に相当する内容を表す。
《to be+過去分詞》 で受動態に相当する内容を表す。
  It seems to be raining outside. 外は雨が降っているようです。
   
  The baby seems to be crying.  赤ちゃんが泣いているようです。
  It seems that the baby is crying.
   
  You seem to be interested in his story. あなたは彼の話に興味があるように見えます。 
  It seems that you are interested in his story.
   appearを使った表現
  判断している時:現在 / 判断対象の起きた時:現在
   → 時制の一致  
 
  She appears to be happy.
  
《to+原形》
彼女は嬉しそうです。
  It appears that she is happy.
  判断している時:過去 / 判断対象の起きた時:過去と同時期
   → 時制の一致 
 
  She appeared to be happy.
  
《to+原形》
彼女は嬉しそうでした。
  It appeared that she was happy.
  判断している時:過去 / 判断対象の起きた時:過去のさらに前
   → 時制の不一致 
 
  The boy appeared to have been hurt in the accident.
《to+have+過去分詞/受け身》
その男の子は事故でけがをした(←傷つけられた)ようでした。
  It appeared that the boy had been hurt in the accident.
It is said thatを使った表現
言われている時:現在 / 対象の起きた時:現在
   → 時制の一致  
 
  There is said to be oil under the North Sea.
  
《to+原形》
北海の下に石油があると言われています。 
→北海の海底には石油が埋蔵されているらしい。

=彼らは〔人々は〕、北海の下に石油があると言っています。

《英文の上2つが正式/
自分以外の人々をさす時、英語ではtheyをよく使います。》
It is said that there is oil under the North Sea.
=They say that there is oil under the North Sea.

=People say that there is oil under the North Sea. 
言われている時:現在/ 対象の起きた時:過去
   → 時制の不一致  
 
  She is said to have got married last year.
  《to+have+過去分詞》
彼女は昨年結婚したと言われています。
→彼女は昨年結婚したそうだ。

=人々は、彼女が昨年結婚したと言っています。
 
It is said (of her) that she got married last year.
=People say that she got married last year.
  言われている時:現在/ 対象の起きた時:過去から今に続く
   → 時制の不一致(?)  
 
   The flu is said to have been spreading.
  《to+have+過去分詞》
インフルエンザが流行しつつあると言われています。
→インフルエンザが流行しつつあるそうだ。

=彼らは、インフルエンザが流行しつつあると言っています。
 
It is said that the flu has been spreading.
=They say that the flu has been spreading.
不定詞の部分が「判断の根拠」を表す場合

以下の形で書き換えができるので、練習してみてください。
It is〔was〕+人の性質を表す形容詞+of+人+to不定詞~
 =
~するとは、人は…です〔でした〕。
I was careless to take the wrong bus. 間違ったバスに乗るなんて、私は不注意でした。

《上は不定詞/副詞的用法、
下は不定詞/名詞的用法》
=It was careless of me to take the wrong bus.
 ×It was careless that I took the wrong bus.
You are wise to stay away from him. 彼と離れているとは、あなたは賢明です。

→君が彼とつきあわないのは賢明だよ。
=It is wise of you to stay away from him.
  *突然の病気お見舞いとか、わざわざ忘れ物を届けてくれた時などに使う表現 
You are very kind to come. 来てくれるなんて、あなたはとても親切です。

→わざわざきてもらって、すみません。 
=It is very kind of you to come.
How kind (it is) of you to come! ↘ 来てくれるなんて、あなたはなんて親切なんでしょう。
  ↓不定詞が否定形になっているケース
You were nice not to play the piano while I was sleeping. 私が寝ている間にピアノを弾かないでくれるなんて、あなたは優しかったです。

→私が寝ている間にピアノを弾かないでくれてありがとう。
=It was nice of you not to play the piano while I was sleeping.
④不定詞の前が「話し手の評価を表す形容詞」
 不定詞の目的語を、主語に持ってくることもできる

→easy/difficult/hard/impossible/dangerousなどの形容詞に続く

 
S+be動詞+難易を表す形容詞+to不定詞(Sを目的語にとる)
 
=I
t is〔was〕+難易を表す形容詞+to不定詞(名詞的用法)
 =~するとは、人は…です〔でした〕。
Your question is difficult to answer. あなたの質問は、答えるのにむずかしいです。
《不定詞/副詞的用法》
=It is difficult to answer your question.

=To answer your question is difficult.
あなたの質問に答えることはむずかしいです。
《不定詞/名詞的用法》
She is hard to please. 彼女は、喜ばせるのにむずかしいです。
→彼女はきむずかしいです。

《不定詞/副詞的用法》
=It is hard to please her. 彼女を喜ばせることはむずかしいです。
《不定詞/名詞的用法》
  He is likely to live to ninety. 彼は90歳まで生きられそうです。
《不定詞/副詞的用法》
=It is likely that he will live to ninety.

×It is likely for him to live~
彼が90歳まで生きるであろうことはありそうです。

《*liveは自動詞なので、目的語はありません。自動詞/他動詞の違いはこちら
  ↓前置詞がくっついているケース

*talk with our teachersとなるので、withは省略できない
Our teacher is easy to talk with. 彼女は、喜ばせるのにむずかしいです。
→彼女はきむずかしいです。

《不定詞/副詞的用法》
=It is easy to talk with our teacher. 彼女を喜ばせることはむずかしいです。
《不定詞/名詞的用法》
独立不定詞

慣用的に使われる表現なので、意味を分かるようにしておくと便利です。

 ~ingを使った慣用的な分詞構文はこちら
  to tell (you) the truth  本当のことを言えば、実を言えば
  strange to say  不思議な話だが 
  to be honest  正直なところ 
  so to speak  いわば 
  needless to say  言うまでもなく 
  to be frank (with you)  (あなたに)率直に言うと 
  to be brief  手短に言うと、要するに 
  to begin with  まず第一に 
  to make matters worse なお悪いことには 
  to say nothing of~  ~は言うまでもなく 
  not to say  ~とは言えないまでも 
  to be sure  確かに