1.以下の文では、文の構成要素がどのようになっているか考え、スラッシュリーディングしてみてください。
例文1
第1文型SVとは?
例文1の構成要素とスラッシュリーディング
受け身(受動態)の文は何文型?
むずかしい文法説明…visit/ leave/ there について
…第1文型と第3文型、どちらとも取れる場合あり?
例文 1 | 訳 | |
1 | She sings very well. | 彼女はとても上手に歌います。 「彼女は歌がとても上手です。」と、意訳しないでください。後でスラッシュリーディングができなくなります。 |
2 | My uncle lives in this city. | 私の叔父は、この町に住んでいます。 |
3 | Who is singing over there now? | 誰が、今、あそこで歌っていますか。 |
4 | Go to bed. | 寝なさい。 (←ベッドに行きなさい。) |
5 | Please stand up. | どうか、立ってください。 |
6 |
There are two cats under the tree. | 木の下に、2匹の猫がいます。 |
7 |
Down fell an apple. | リンゴは、下の方に落ちました。 |
8 |
She is loved by him. | 彼女は彼によって愛されています。 |
第1文型SVとは?↓
S(主語)とV(動詞)だけで、文の意味が成り立つ文です。
前のページでも書きましたが、前置詞の後と副詞(句)は、修飾語的なものなので、文法上の構成要素には入れません。ここでは、 「×」 としておきます。
文の構成要素を気にしながら、文頭から直訳していのが、速読につながるスラッシュリーディングです。
短い文では、スラッシュリーディングをしなくても、英文を理解できると思いますが、ここで示すように前から訳す練習をしていくと、1つの文が長くて読みにくそうな英文でも、速読できるようになってきます。練習してみてください。
例文1 (第1文型) | 訳(スラッシュリーディング) | |
1 | She sings /very well. s v x |
彼女は歌います/とても上手に。 「彼女は歌がとても上手です。」のように、意訳して直訳しない人は、文章が複雑になった時にわからなくなる人が多いです。 |
2 | My uncle lives /in this city. s v x |
私の叔父は、住んでいます/この町に。 |
3 | Who is singing /over there/now? s v x x |
誰が、歌っていますか/あそこで/今。 疑問文で、むずかしく感じたかもしれませんが、Whoが主語。進行形の文型でのVは、be+ingをひとまとめにして考えるとわかりやすいです。 |
4 | Go to bed. v x |
ベッドに行きなさい。 →寝なさい。 命令文なので、主語(you)が省略。go to bedは連語なので、前置詞のtoの前にスラッシュを入れる必要はありません。 |
5 | Please stand up. x v x |
どうか、立ってください。 命令文なので、主語(you)が省略。stand upは連語。 |
6 応 用 |
There are two cats /under the tree. x v s x |
2匹の猫がいます /木の下に。 There is/are ~の特別な形の文。 thereは副詞なので、文の構成要素に入らず、また倒置と考えれば、理解し易いかも。 |
7 応 用 |
Down/ fell an apple. x v s |
下の方に/落ちました、りんごが。 倒置形になっているので、わかりにくいです。ただ、物語文や英字新聞でもよく使われる形なので、使い方を覚えておくと便利です。 |
8 応 用 |
She is loved /by him. s v x |
彼女は愛されています/彼女によって。 |
8の解説/ 受け身(受動態)の文は何文型?
*She is loved by him. は、受け身(受動態)の文です。
この文の能動態は、He loves her. (SVOの第3文型)です。目的語のherが文頭に出て主語となり、受け身の文になります。be動詞+過去分詞をひとまとまりの動詞と考え、前置詞のby以下は文の要素に入れないので、SVの第1文型になるわけです。
詳しい受け身(受動態)の文型についてはこちら