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1)分詞とは? 形容詞的使い方をする分詞
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分詞とは? /現在分詞と過去分詞

分詞を置く位置

現在分詞の形容詞的用法

過去分詞の形容詞的用法

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原形不定詞の応用/svo+doing/ svo+doneなど

excitedとexcitingの使い分けができますか?
分詞とは? /現在分詞と過去分詞

 
分詞は2種類、現在分詞と過去分詞があります。現在分詞は進行形で、過去分詞は受動態や現在完了で出てきましたが、形容詞のbig(大きい)などと同じような、名詞を修飾する形容詞的な用法もあります。これは、中学3年生の2学期頃に習う文法です。名称に「現在」とか「過去」とか入っていますが、時制とは関係ありません。つまり「時」を表しているわけではないのです。ここ大事!
 まず、以下の表を見て、意味を覚えておいてください。また、分詞の作り方などを忘れてしまった人は、関連ページへのリンクも貼っているのでご覧ください。

分詞
の種類 
意味 注意点と関連リンク:
現在分詞 ~ing  ~している
~する
「現在分詞」は、現在形を表すわけではなく、「能動態」と覚えてください。

現在進行形・過去進行形

現在分詞の作り方の一覧表
過去分詞 ~ed
など
~されている
~された
「過去分詞」は、過去形を表すわけではなく、「受動態」と覚えてください。

受動態

不規則動詞の活用一覧1

不規則動詞の活用一覧2


分詞を置く位置:

 分詞は、普通の形容詞のように、
1語だけで名詞を修飾する時は、その名詞の前に置きますが、分詞が他の語句を伴う句として名詞を修飾する時は、その名詞の後に置くという決まりがあります。こんな説明ではわかりにくいので、以下の基本例文で、確認してみてください。

   
修飾される名詞=青、 分詞=紫、 
    分詞が他の語句を伴って、句になっているもの=アンダーライン
     →この句全体が形容詞として働く、形容詞句になります。

  基本例文  和訳
(直訳を基本とします)
解説など 
  現在分詞の形容詞的用法
1 Look at that big dog. あの大きなを見て。 big=形容詞
→名詞
dogの前に置く
2 Look at that runnning dog. あの走っているを見て。 running (現在分詞)1語だけで、dogを修飾
dogの前に置く
Look at the dog running over there. あそこで走っているを見て。 running (現在分詞)が他の語句(over there)を伴って、dogを修飾
dogの後に置く

over there=あそこで 

もし、Look at the runnning over there dog.としてしまうと、文の意味がわからなくなってしまいます。
《スラッシュリーディング》
Look at the
dog/ running over there.
 そのを見て/あそこで走っている犬を)。

《↑このようにすると、速読できるようになってきます。》
  The dog running over there is mine. あそこで走っているは、私のものです。
(→私の犬よ。)
The dog running over thereの部分が、主語になることもあります。この場合、is=動詞

むずかしく感じるかもしれませんが、英会話では、スラッシュしたところで間があくので、理解しやすいです。 
《スラッシュリーディング》
The dog /running over there/ is mine.
そのは/あそこで走っている(犬は)/私のものです。
《関係代名詞を使うと》
The dog which is running over there is mine. 
関係代名詞/詳しくは次の章で説明→ 関係代名詞の主格の説明はこちら
    過去分詞の形容詞的用法
1 Look at that white cup. あの白いカップを見て。 white=形容詞
→名詞
cupの前に置く
2 Look at that broken cup. あの壊されたカップを見て。
(→壊れたカップ)

broken (現在分詞)1語だけで、cupを修飾
cupの前に置く

過去分詞は受け身の意味が残るので、慣れないうちは、「壊された」と直訳しておいた方が、正しい英文を導くのに便利です。
Look at the cup broken by my brother. 私の弟によって壊されたカップを見て。 broken (現在分詞)が他の語句(by my brother)を伴って、cupを修飾
cupの後に置く

もし、Look at the broken by my brother cup. としてしまうと、文の意味がわからなくなってしまいます。
《スラッシュリーディング》
Look at the
cup/ broken by my brother.
 そのカップを見て/私の弟によって壊された(カップを)。

《↑このようにすると、速読できるようになってきます。》
  The cup broken by my brother is mine. 私の弟によって壊されたカップは、私のものです。
(→私のよ。)
The cup broken by my brotherの部分が、主語になることもあります。この場合、is=動詞

むずかしく感じるかもしれませんが、英会話では、スラッシュしたところで間があくので、理解しやすいです。 
《スラッシュリーディング》
The cup / broken by my brother/ is mine.
そのカップは/私の弟によって壊された(カップは)/私のものです。
《関係代名詞を使うと》
The cup which was broken by my brother is mine. 
関係代名詞/詳しくは次の章で説明→ 関係代名詞の主格の説明はこちら



分詞は簡単と感じましたか?むずかしいと感じましたか?
単純なものは英会話でもよく使いますが、長文読解などで、突然分詞が出てくると、かなりむずかしく感じる人も多いようです。長文読解の力を上げたい人は、分詞をしっかり理解できると、一歩上のレベルに進めること間違いなしです

 大体理解できたら、次の分詞を使った基本例文のページに進んでみてください。高校レベルの内容もありますが、何度も音読し、読み慣れてくると、わかってくると思います。

 なお、
基本5文型を理解している方が、わかりやすいかもしれません。覚えていない人は、復習してみてください。また、分詞や、次で学習する関係代名詞を含むようなむずかしい文を学習するようになると、スラッシュリーディングが益々必要になってきます。スラッシュリーディングをしっかりできるとができると、絶対に、英文の理解力と読むスピードが上がってきます。

 だんだんむずかしくなってきましたが、頑張って学習してみてください。



参考:英文読解・英文和訳から英文速読へ(スラッシュリーディング