①名詞的用法
it-to文で、itがSVOC文のOの場合 SVO+to do・応用
自動詞+不定詞 happen to/prove to/come toなど
否定形not/never+to do
《以下の名詞的用法は他ページへ》
seem/appearを使った表現とit-that文
②副詞的用法
「目的」を表すin order to do/so as to do
「話し手の判断(評価)の根拠」を表す不定詞
形容詞を修飾する場合 「結果」を表す不定詞
その他 (成句として覚えておきたい不定詞)
③形容詞的用法
「同格」を表す不定詞 特別な形容詞的用法の不定詞
形容詞的用法の不定詞と分詞…どちらを使う?
修飾される名詞が不定詞の主語や目的語の働きをする場合
読解問題で不定詞が出てきた時にわかりにくい場合は、スラッシュリーディングがおすすめです。
不定詞を用いた文 ・基本例文 |
和訳 (基本的に直訳) |
解説など | ||
①不定詞・名詞的用法 ~すること 中学生レベルの名詞的用法はこちら |
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it-to文で、itがSVOC文のOの場合 | ||||
She found it easy to make friends. | 彼女は、友達を作ることが簡単であるとわかりました。 | itは形式目的語で、to以下を表します。 | ||
I make it a rule to get up at six. | 私は6時に起きることを習慣にしています。 →6時に起きることにしています。 |
←成句 make it a rule to do =make a rule of doing =~することにしている |
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SVO+to doの少しむずかしいもの suggest(提案する)、insist(強く要求する)、recommend(薦める)は、この形を使わず、that節を使うので、間違わないように! 中学生レベルのSVO+to doとsuggestなどの使い方はこちら |
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My father allowed me to study abroad. | 私の父は、私が海外で勉強することを許してくれました。 | allow=アらウ =~を許す |
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スラッシュリーディング …My father allowed me/ to study abroad. |
私の父は私を許してくれました/(私が)海外で勉強することを.。 | |||
Circumstances do not permit me to go. | 状況は、私が行くことを許しません。 →私が行くことは事情が許しません。 |
permit=パーミットゥ =~を許可する (堅い表現) |
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スラッシュリーディング …Circumstances do not permit me/ to go. |
状況は、私を許しません/(私が)行くことを。 | |||
The teacher forced us to be quiet. | その先生は、私達に、静かにすることを強要しました。 | force=ふォース =無理強いする |
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スラッシュリーディング …The teacher forced us/ to be quiet. |
その先生は、私達に、強要しました/静かにすることを。 | |||
His illness compelled him to stay indoors. | 彼の病気は、彼に、屋内にいる事を強いました。 | compel=コンペる =無理やり~させる force>compelで、forceの方が一般的 |
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≒He was compelled by illness to stay indoors. | 彼は、病気によって、屋内にいるように強いられました。 | |||
≒He He had to stay indoors because he was ill. | 彼は病気だったので、屋内にいなければなりませんでした。 | |||
Her help will enable me to do the job sooner. | 彼女の助けは、私が仕事をより早く済ませることを可能にするでしょう。 | enable=イネイブる =~することを可能にさせる |
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≒If she helps me, I'll be able to do the job sooner. | もし、彼女が私を手伝ってくれれば、私は、もっと早く仕事を済ませられるのですが。 | |||
自動詞+不定詞 …成句として覚えても良いかもです。 | ||||
I happened to meet him. | 私は、たまたま彼と会いました。 | happen+不定詞 =たまたま~する |
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=It happened that I met him. | ||||
There happened to be a meeting on that day. | その日はたまたま会合がありました。 | |||
=It happened that there was a meeting on that day. | ||||
His story turned out to be true. | 彼の話は、本当であることがわかりました。 | turn out+不定詞 prove(プルーぶ) +不定詞 =~だとわかる *to beを省いても可。ただし、名詞の前では省かないのが普通。 fake=ふェイクゥ =偽物 |
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=His story turned out true. | ||||
=It turned out that his story was true. | ||||
=His story proved to be true. | ||||
The painting turned out to be a fake. | その絵画は偽物であるとわかりました。 | |||
=The painting proved to be a fake. | ||||
I came to like this small town. | 私は、この小さな町が好きになりました。 | come to do =get to do =~するようになる *get to do方が口語的 ×become to do |
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=I got to like this small town. | ||||
We came to know each other. | 私達は、お互いを知るようになりました。 →私達は知り合いになりました。 |
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=We got to know each other. | ||||
How did you come to know them? | あなたは彼らを、どのように知るようになったのですか。 →どうやって彼らと知り合いになったの? |
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=How did you get to know them? | ||||
She learned to swim. | 彼女は(習得して)泳ぐようになりました。→泳げるようになりました。 | learn to do =(習得して)できるようになる *この場合、come to swimは使えません。 |
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否定形…not/neverはtoの直前に置く in order to / so as toの否定はこちら |
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He promised not to be late again. | 彼は、再び遅刻しないと約束しました。 | |||
The doctor warned him not to smoke. | 医者は、かれに煙草を吸わないように警告しました。 | |||
She makes it a rule never to eat between meals. | 彼女は、食事時間の間に決して食べないことを習慣にしています。 →彼女は決して間食しないことにしています。 |
make it a rule to do =~することにしている |
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②不定詞・副詞的用法 中学生レベルの副詞的用法はこちら |
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「目的を表す」 in order to do/so as to do「~するために」 …どちらも、ただの不定詞より、ややフォーマル |
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He studied hard in order to get the license. | 彼はその資格を取るために、一生懸命勉強しました。 | |||
=He studied hard so as to get the license. | ||||
He left early in order not to be late. | 彼は遅刻しないように速く出発しました。 | 否定形 in order not to do so as not to do |
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=He left early in order that he should not be late. | ||||
=He left early so as not to be late. | ||||
「話し手の判断(評価)の根拠」を表す不定詞 It-of-toで書き換えられるものはこちら←こちら重要 |
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He must be a genius to understand the theory. | その理論を理解しているなんて、彼は天才に違いありません。 | 主語の人物像を、不定詞以下の行為をもとに、話し手が評価している表現。 genius=ジーニアス =天才 theory=すィオリー =学説、理論 |
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≒He understands the theory. So (I think) he must be a genius. | 彼はその理論を理解しています。だから(私は)、彼は天才に違いないと思います。 | |||
不定詞が、直前の形容詞を修飾する場合 | ||||
The older managers were slow to accept the new technology. | 年配の経営者たちは、新しい技術を受け入れるのがゆっくりでした。(→遅かったです。) | |||
「結果」を表す不定詞 …目的を表す不定詞「~のために」では意味が変な時、「結果」を表すことがあると覚えておくとよいです。限られた使い方なので、例文の意味をわかるようにしておけば十分です。 |
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He grew up to be a famous baseball player. | 彼は成長して有名な野球選手になりました。 | 不定詞の前で切って、~/to do =「~した。その結果…」と訳すとわかりやすいです。 |
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スラッシュリーディング …He grew up /to be a famous baseball player. |
彼は成長しました/そして有名な野球選手になりました。 | |||
I awoke to find my wallet stolen. | 私が目覚めたら、私の財布が盗まれているのを見つけました。 →目が覚めたら財布が盗まれてた。 |
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スラッシュリーディング …I awoke/ to find my wallet stolen. |
私はめざめました/そして、私の財布が盗まれているのを見つけました。 | |||
I went to see him only to find out that he was out. | 私は、彼に会いに行きましたが、彼が外出していることがわかっただけでした。 →行ってみたが無駄足でした。 |
~, only to do =「~、しかし結局…しただけの事だった」 |
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スラッシュリーディング …I went to see him/ only to find out/ that he was out. |
私は彼に会いに行きました/見つけただけでした/彼が外にいると。 | |||
He tried hard, only to fail. | 彼は一生懸命やってみましたが、結局失敗しただけでした。 | |||
He left his hometown, never to return. | 彼は故郷を出て、二度と戻りませんでした。 | 否定文の場合 ~, never to do =「~、そして二度と…しなかった」 |
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We parted never to meet again. | 私達は、分かれて、決して再び会いませんでした。 →永遠の別れとなりました。 |
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その他 (成句として覚えておきたい不定詞) | ||||
She is sure to succeed. | 彼女はきっと成功します。 | be sure to do =〔話し手の確信を表して〕きっと~する be sure of ~ing=〔事柄の主語の判断 =She is sure that she will~ |
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=I'm sure that she will succeed. | 私は彼女が成功するだろうと、確信しています。 | |||
I'm ready to go. | 私は行く準備ができています。 | be ready to do =~する準備ができている |
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I'm willing to help you. | 私は喜んであなたをお手伝いします。(いつでも言ってください) | be willing to do =喜んで~する (↑readyを使うとより積極的に気持ちを含む) |
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He is content to help poor people. | 彼は喜んで貧しい人々を助けます。 | be content to do =喜んで~する ~であることに満足する |
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I am content to be a teacher. | 私は先生であることに満足しています。 | |||
It is apt to rain. | 雨が降りそうです。 | be apt to do =〔米略式〕~しそうである =be likely to do |
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It is likely to rain. | ||||
He is due to arrive today. | 彼は今日到着するはずです。 | be due to do =~することになっている |
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Please feel free to use the computer if you need it. | どうぞご自由にコンピューターをお使いください/もしあなたがそれを必要ならば。 | feel free to do =遠慮なく~する (←~するのを自由に感じる) |
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③不定詞・形容詞的用法 中学生レベルの形詞的用法はこちら |
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修飾される名詞が不定詞の主語や目的語の働きをする場合 | ||||
I'm looking for someone to help me with my work. | 私は、私の仕事で、私を助けてくれる誰かを探しています。 →私の仕事を手伝ってくれる人を探しています。 |
←修飾される名詞が不定詞の主語 *Someone helps me. |
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=I'm looking for someone who helps me with my work. | ||||
He is not a man to tell a lie. | 彼は嘘をつくような人ではありません。 | ←修飾される名詞が不定詞の主語 *A man tells a lie. |
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She has some friends to play with. | 彼女は一緒に遊ぶ何人かの友達を持っています。 →彼女には、一緒に遊ぶ友達が何人かいます。 |
←修飾される名詞が前置詞withの目的語 withがないと誤り *play with friendsにつながる。 |
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Do you have anthing to write with? | 貴方は、何か(それで)書くものを持っていますか? →ペンなどの書くもの持ってる?/筆記用具ある? |
←修飾される名詞が前置詞withの目的語 withがないと誤り *write with anythingにつながる。 |
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=Do you have anthing that you 〔I〕 can write with? | ||||
I don't have enough money to buy a car (with). | 私は、車を買うほど十分なお金を持っていません。 | ←修飾される名詞が前置詞withの目的語 withを省略しても意味を間違うことはないので、withを省略することもある |
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I have no place to live (in). | 私には住む場所がありません。 | inを省略しても意味を間違うことはないので、inを省略することもある | ||
「同格」を表す不定詞 …不定詞は直前の名詞の内容を説明。修飾される名詞と不定詞は、同格の関係になり、「~という…」と訳す。この形で使われる名詞も、ある程度限られ来るので、以下の例文を理解できれば十分と思います。 |
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She broke her promise to come to the party. | 彼女はそのパーティーに来るという約束を破りました。 | promise =プロミスゥ =約束 |
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I was astonished at his decision to become an actor. | 私は、役者になるという彼の決心に驚きました。 =私は、彼が役者になることを決心したことに驚きました。 |
decision =デスィジョンヌ =決意 |
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=I was astonished that he decided to become an actor. | ||||
He has the ability to speak ten languages. | 彼は10か国語を話すという能力があります。 ≒彼は10か国語を話すことができます。 |
ability =アビりティー =能力 |
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≒He is able to speak ten languages. | ||||
その他、特別な形容詞的用法の不定詞 よく使う表現なので、深く考えず、例文をそのまま覚えてしまいましょう。 |
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He had no time to study. | 彼は勉強する時間がなかった。 | |||
It's time to go. | もう行く時間です。 | |||
What is the best way to prevent cancer? | ガンを予防する最も良い方法は何ですか。 | prevent =プリべントゥ =~を防ぐ cancer =キャンサー=ガン |
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There is no need for you to hurry. | あなたにとって急ぐ必要はありません。 →君は急ぐ必要はない。 |
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形容詞的用法の不定詞と分詞…どちらを使う? 次の日本語を英語に直す時、不定詞と分詞、どちらを使うのでしょうか。ヒントは、「不定詞は未来と関わる」です。 |
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「京都には訪ねたい良い場所がたくさんあります。」…英語では? | ||||
There are many good places to visit in Kyoto. | 京都には、訪れるべき、たくさんの良い場所があります。 | 不定詞の形容詞的用法 これから訪れる人向けの言い回しで、visitingは不可。そもそも文法的に変。visitedも変。 |
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×There are many good places visiting in Kyoto. | ||||
≒Kyoto has many good places to visit. | 京都は、訪れるべき、たくさんの良い場所を持っています。 | |||
「この駅は降りる人が多いです。」…英語では? | ||||
There are a lot of people getting off at this station. | この駅で降りるたくさんの人がいます。 | ←詳しくは、There is文へ 未来でなく、実際に駅で降りる人のことなので、to get offは不可。 |
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×There are a lot of people to get off at this station. | ||||
≒A lot of people get off at this station. | たくさんの人がこの駅で降ります。 |