3)-6  不 定 詞    戻る

8)高校範囲/少しむずかしい不定詞
☆ページ内リンク☆
①名詞的用法
 
it-to文で、itがSVOC文のOの場合 SVO+to do・応用

 
自動詞+不定詞 happen to/prove to/come toなど


 否定形not/never+to do

  《以下の名詞的用法は他ページへ》
  seem/appearを使った表現とit-that文


②副詞的用法
 「目的」を表すin order to do/so as to do  

 「話し手の判断(評価)の根拠」を表す不定詞

 形容詞を修飾する場合  「結果」を表す不定詞

 その他 (成句として覚えておきたい不定詞)

③形容詞的用法

 「同格」を表す不定詞  特別な形容詞的用法の不定詞

 形容詞的用法の不定詞と分詞…どちらを使う?

☆関連ページへのリンク☆
  修飾される名詞が不定詞の主語や目的語の働きをする場合

読解問題で不定詞が出てきた時にわかりにくい場合は、スラッシュリーディングがおすすめです。

文法の説明は入れましたが、わからなくても大丈夫!大事なのは、スラスラ英文を言えることです。何度も音読して、練習してください。できるようになったら、和訳だけを見て、英文を言えるようにしましょう。

  不定詞を用いた文
・基本例文
 和訳
(基本的に直訳) 
 
 解説など 
不定詞・名詞的用法 ~すること  

中学生レベルの名詞的用法はこちら
it-to文で、itがSVOC文のOの場合
She found it easy to make friends. 彼女は、友達を作ることが簡単であるとわかりました。 itは形式目的語で、to以下を表します。
I make it a rule to get up at six. 私は6時に起きることを習慣にしています。
→6時に起きることにしています。
←成句
make it a rule to do
=make a rule of doing
=~することにしている
SVO+to doの少しむずかしいもの

suggest(提案する)、insist(強く要求する)、recommend(薦める)は、この形を使わず、that節を使うので、間違わないように!

 中学生レベルのSVO+to doとsuggestなどの使い方はこちら
 
My father allowed me to study abroad. 私の父は、私が海外で勉強することを許してくれました。 allow=ア
=~を許す
スラッシュリーディング
…My father allowed me/ to study abroad.
私の父は私を許してくれました/(私が)海外で勉強することを.。
Circumstances do not permit me to go. 状況は、私が行くことを許しません。
→私が行くことは事情が許しません。
permit=パーットゥ
=~を許可する
(堅い表現)
スラッシュリーディング
…Circumstances do not permit me/ to go.
状況は、私を許しません/(私が)行くことを。
The teacher forced us to be quiet. その先生は、私達に、静かにすることを強要しました。 force=ふォース
=無理強いする
スラッシュリーディング
…The teacher forced us/ to be quiet.
その先生は、私達に、強要しました/静かにすることを。
  His illness compelled him to stay indoors.  彼の病気は、彼に、屋内にいる事を強いました。 compel=コンペ
=無理やり~させる

force>compelで、forceの方が一般的
≒He was compelled by illness to stay indoors.  彼は、病気によって、屋内にいるように強いられました。
≒He He had to stay indoors because he was ill.  彼は病気だったので、屋内にいなければなりませんでした。
  Her help will enable me to do the job sooner.  彼女の助けは、私が仕事をより早く済ませることを可能にするでしょう。 enable=イイブる
=~することを可能にさせる
≒If she helps me, I'll be able to do the job sooner. もし、彼女が私を手伝ってくれれば、私は、もっと早く仕事を済ませられるのですが。
自動詞+不定詞  …成句として覚えても良いかもです。
  I happened to meet him. 私は、たまたま彼と会いました。 happen+不定詞
=たまたま~する 
 
=It happened that I met him.
  There happened to be a meeting on that day. その日はたまたま会合がありました。
=It happened that there was a meeting on that day.
  His story turned out to be true. 彼の話は、本当であることがわかりました。 turn out+不定詞
prove(プーぶ) +不定詞
=~だとわかる


*to beを省いても可。ただし、名詞の前では省かないのが普通。



fake=ふェイクゥ
=偽物
=His story turned out true.
=It turned out that his story was true.
=His story proved to be true.
  The painting turned out to be a fake. その絵画は偽物であるとわかりました。
=The painting proved to be a fake.
  I came to like this small town. 私は、この小さな町が好きになりました。 come to do
=get to do
=
~するようになる 

*get to do方が口語的


×become to do
=I got to like this small town.
  We came to know each other. 私達は、お互いを知るようになりました。

→私達は知り合いになりました。
=We got to know each other.
  How did you come to know them?  あなたは彼らを、どのように知るようになったのですか。

→どうやって彼らと知り合いになったの?
=How did you get to know them? 
  She learned to swim. 彼女は(習得して)泳ぐようになりました。→泳げるようになりました。 learn to do
=(習得して)できるようになる

*この場合、come to swimは使えません。
否定形…not/neverはtoの直前に置く

  in order to / so as toの否定はこちら
  He promised not to be late again.   彼は、再び遅刻しないと約束しました。  
  The doctor warned him not to smoke.  医者は、かれに煙草を吸わないように警告しました。  
  She makes it a rule never to eat between meals. 彼女は、食事時間の間に決して食べないことを習慣にしています。
→彼女は決して間食しないことにしています。 
make it a rule to do
=~することにしている
 
  不定詞・副詞的用法
  
中学生レベルの副詞的用法はこちら
「目的を表す」 in order to do/so as to do「~するために」

 …どちらも、ただの不定詞より、ややフォーマル
He studied hard in order to get the license. 彼はその資格を取るために、一生懸命勉強しました。
=He studied hard so as to get the license.
  He left early in order not to be late.  彼は遅刻しないように速く出発しました。 否定形
in order not to do
so as not to do
=He left early in order that he should not be late.  
=He left early so as not to be late. 
「話し手の判断(評価)の根拠」を表す不定詞

  It-of-toで書き換えられるものはこちら←こちら重要
He must be a genius to understand the theory. その理論を理解しているなんて、彼は天才に違いありません。 主語の人物像を、不定詞以下の行為をもとに、話し手が評価している表現。

genius=ジーニアス
=天才
theory=すィオリー
=学説、理論
≒He understands the theory. So (I think) he must be a genius. 彼はその理論を理解しています。だから(私は)、彼は天才に違いないと思います。
  不定詞が、直前の形容詞を修飾する場合 
  The older managers were slow to accept the new technology. 年配の経営者たちは、新しい技術を受け入れるのがゆっくりでした。(→遅かったです。)  
  「結果」を表す不定詞

…目的を表す不定詞「~のために」では意味が変な時、「結果」を表すことがあると覚えておくとよいです。限られた使い方なので、例文の意味をわかるようにしておけば十分です。
 
  He grew up to be a famous baseball player. 彼は成長して有名な野球選手になりました。  不定詞の前で切って、~/to do
=「~した。その結果…」と訳すとわかりやすいです。
スラッシュリーディング
…He grew up /to be a famous baseball player.
彼は成長しました/そして有名な野球選手になりました。
  I awoke to find my wallet stolen.  私が目覚めたら、私の財布が盗まれているのを見つけました。
→目が覚めたら財布が盗まれてた。
スラッシュリーディング
…I awoke/ to find my wallet stolen. 
私はめざめました/そして、私の財布が盗まれているのを見つけました。
  I went to see him only to find out that he was out. 私は、彼に会いに行きましたが、彼が外出していることがわかっただけでした。
→行ってみたが無駄足でした。
~, only to do
=「~、しかし結局…しただけの事だった」
スラッシュリーディング
…I went to see him/ only to find out/ that he was out.
私は彼に会いに行きました/見つけただけでした/彼が外にいると。
  He tried hard, only to fail. 彼は一生懸命やってみましたが、結局失敗しただけでした。 
  He left his hometown, never to return. 彼は故郷を出て、二度と戻りませんでした。 否定文の場合
~, never to do
=「~、そして二度と…しなかった」
  We parted never to meet again. 私達は、分かれて、決して再び会いませんでした。
→永遠の別れとなりました。
   その他 (成句として覚えておきたい不定詞)
  She is sure to succeed.  彼女はきっと成功します。 be sure to do
=〔話し手の確信を表して〕きっと~する
be sure of ~ing=〔事柄の主語の判断
=She is sure that she will~ 
=I'm sure that she will succeed. 私は彼女が成功するだろうと、確信しています。
  I'm ready to go.  私は行く準備ができています。 be ready to do
=~する準備ができている
  I'm willing to help you.  私は喜んであなたをお手伝いします。(いつでも言ってください) be willing to do
=喜んで~する
(↑readyを使うとより積極的に気持ちを含む)
  He is content to help poor people. 彼は喜んで貧しい人々を助けます。  be content to do
=喜んで~する
~であることに満足する 
I am content to be a teacher. 私は先生であることに満足しています。 
  It is apt to rain. 雨が降りそうです。  be apt to do
=〔米略式〕~しそうである 
=be likely to do
  It is likely to rain.
  He is due to arrive today. 彼は今日到着するはずです。  be due to do
=~することになっている
  Please feel free to use the computer if you need it. どうぞご自由にコンピューターをお使いください/もしあなたがそれを必要ならば。 feel free to do
=遠慮なく~する
(←~するのを自由に感じる)
  不定詞・形容詞的用法

中学生レベルの形詞的用法はこちら
  修飾される名詞が不定詞の主語や目的語の働きをする場合
I'm looking for someone to help me with my work. 私は、私の仕事で、私を助けてくれる誰かを探しています。
→私の仕事を手伝ってくれる人を探しています。
←修飾される名詞が不定詞の主語

*Someone helps me.
=I'm looking for someone who helps me with my work.
  He is not a man to tell a lie. 彼は嘘をつくような人ではありません。  ←修飾される名詞が不定詞の主語

*A man tells a lie.
She has some friends to play with. 彼女は一緒に遊ぶ何人かの友達を持っています。
→彼女には、一緒に遊ぶ友達が何人かいます。
←修飾される名詞が前置詞withの目的語

withがないと誤り
*play with friendsにつながる。
  Do you have anthing to write with? 貴方は、何か(それで)書くものを持っていますか?

→ペンなどの書くもの持ってる?/筆記用具ある?
←修飾される名詞が前置詞withの目的語

withがないと誤り
*write with anythingにつながる。
=Do you have anthing that you 〔I〕 can write with?
  I don't have enough money to buy a car (with). 私は、車を買うほど十分なお金を持っていません。 ←修飾される名詞が前置詞withの目的語

withを省略しても意味を間違うことはないので、withを省略することもある
  I have no place to live (in). 私には住む場所がありません。 inを省略しても意味を間違うことはないので、inを省略することもある
  「同格」を表す不定詞
…不定詞は直前の名詞の内容を説明。修飾される名詞と不定詞は、同格の関係になり、「~という…」と訳す。この形で使われる名詞も、ある程度限られ来るので、以下の例文を理解できれば十分と思います。
She broke her promise to come to the party. 彼女はそのパーティーに来るという約束を破りました。 promise
=プミスゥ
=約束
  I was astonished at his decision to become an actor. 私は、役者になるという彼の決心に驚きました。

=私は、彼が役者になることを決心したことに驚きました。 
decision
=デスィジョンヌ 
=決意
  =I was astonished that he decided to become an actor.
  He has the ability to speak ten languages. 彼は10か国語を話すという能力があります。

≒彼は10か国語を話すことができます。
ability
=ア゙りティー
=能力
≒He is able to speak ten languages.
   その他、特別な形容詞的用法の不定詞

よく使う表現なので、深く考えず、例文をそのまま覚えてしまいましょう。
He had no time to study. 彼は勉強する時間がなかった。
It's time to go. もう行く時間です。
What is the best way to prevent cancer?  ガンを予防する最も良い方法は何ですか。 prevent
=プリントゥ
=~を防ぐ
cancer
=キャンサー=ガン
  There is no need for you to hurry. あなたにとって急ぐ必要はありません。
→君は急ぐ必要はない。
 
形容詞的用法の不定詞と分詞…どちらを使う?

次の日本語を英語に直す時、不定詞と分詞、どちらを使うのでしょうか。ヒントは、「不定詞は未来と関わる」です。
    「京都には訪ねたい良い場所がたくさんあります。」…英語では?
There are many good places to visit in Kyoto. 京都には、訪れるべき、たくさんの良い場所があります。  不定詞の形容詞的用法

これから訪れる人向けの言い回しで、visitingは不可。そもそも文法的に変。visitedも変。
×There are many good places visiting in Kyoto.
≒Kyoto has many good places to visit. 京都は、訪れるべき、たくさんの良い場所を持っています。
   「この駅は降りる人が多いです。」…英語では?
  There are a lot of people getting off at this station. この駅で降りるたくさんの人がいます。    詳しくは、There is文へ

未来でなく、実際に駅で降りる人のことなので、to get offは不可。
  ×There are a lot of people to get off at this station.
  ≒A lot of people get off at this station. たくさんの人がこの駅で降ります。