①前置詞+関係代名詞
…ただし、前置詞+thatは不可
口語体・文語体、書き方の違いは?
関係副詞とは?…関係副詞的thatの説明もこちら
②前置詞+関係代名詞/関係副詞・where
関係詞のwhereが先行詞を含む場合
③前置詞+関係代名詞/関係副詞・when
④関係副詞・why=the reason why, the reason (that)
⑤関係副詞・how=the way in which, the way (that)
関係詞・関係代名詞・関係副詞とは?
関係代名詞を含む文のスラッシュリーディング
自動詞と他動詞の違い
基本例文 | 和訳 (基本・直訳) |
解説など | ||
①前置詞+関係代名詞 関係代名詞の先行詞が、前置詞の目的語になる場合、前置詞+関係代名詞の形で、先行詞を修飾します。前置詞がないと、意味が通じない文になってしまうので、注意が必要です。 前置詞や関係代名詞の前にスラッシュを入れて訳していくと速読にも役立ちますし、わかりやすいです。 スラッシュリーディング |
||||
He is the man to whom I can leave this. | 彼は、私が、これを任せることができる男性です。 《スラッシュリーディング》 彼は男性です/私がこれを(その人に)任せることができる。 |
leave 物 to 人 =人に物を任せる I can leave this to the man. toが必要! |
||
He is the man (whom) I can leave this to, | 前置詞+関係代名詞の前置詞は、節の後ろに持ってくることもできます。 | |||
①I know the man with whom you were talking yesterday. | 私は、あなたが昨日、(一緒に)話していた男性を知っています。 《スラッシュリーディング》 私は、その男性を知っています/あなたが昨日(一緒に)話していた男性を。 |
①~⑤は全部同じ意味です。 英文は、①が文章体、下にいくほど口語的になり、⑤が1番口語的でよく使う文です。 You were talking with the man.のように、talkは自動詞なので、前置詞withがないと、the manとの関係を説明できないので、 withが必要! |
||
②I know the man whom you were talking with yesterday. | ||||
③I know the man that you were talking with yesterday. | ||||
④I know the man who you were talking with yesterday. | ||||
⑤I know the man you were talking with yesterday. | ||||
He is the singer to whom my daughter sent a fan letter. ×He is the singer to that my daughter sent a fan letter. |
彼は私の娘が(その人宛てに)ファンレターを送った歌手です。 《スラッシュリーディング》 彼は歌手です/私の娘が(その人宛てに)ファンレターを送った。 |
前置詞+関係代名詞の場合、thatは前置詞の直後に置くことはできません。 sent 物 to 人 =人に物を送る My daughter sent a fan letter to the singer. toが必要! |
||
He is the singer (that) my daughter sent a fan letter to. | ||||
My mother found the key (which) I had been looking for. ×My mother found the key for which I had been looking. |
私の母は、私がずっと探していたカギを見つけました。 《スラッシュリーディング》 私の母はカギを見つけました/私がずっと探していた(カギを)。 |
《動詞+前置詞》の形で、1つの動詞のような働きをする《群動詞》は、切り離しません。 look for=~を探す |
||
関係副詞とは? 関係代名詞と考え方は同じですが、「~に」や「~で」など、副詞の働きをしながら先行詞を修飾します。 「前置詞+関係代名詞which」になる場合、この2語の代わりに、場所らばwhere、時ならばwhenの1語で置き換えられると覚えておくと便利です。 thatを関係副詞的に使うことがあり、、that=at which, in which, on which, where, when, why となり、略式では省略するのが普通ということも、覚えておきましょう。 |
||||
②前置詞+関係代名詞/関係副詞・where 関係副詞のwhereの先行詞は、場所になりますが、cause(場合)、point(点)、situation(状況)などになることもあります。 |
||||
①This is the house (which) she lives in. ②=This is the house in which she lives. =This is the housewhere she lives. |
これは彼女が住んでいる家です。 《スラッシュリーディング》 これは家です/彼女の住んでいる。 |
She lives in the house. …liveとthe houseの関係を表す時、in がないと通じません。 ①のwhichの省略は口語的、②は文章体です。 in whichの代わりに、関係副詞のwhereが使えます。 |
||
This is the country (which) she visited last year. ≒This is the country which she went to last year. =This is the country to which she went last year. =This is the country where she went last year. ×This is the country where she visited last year. |
これは彼女が昨年訪れた国です。 ≒これは彼女が昨年行った国です。 《スラッシュリーディング》 これは国です/彼女が昨年訪れた。 ≒ これは国です/彼女が昨年行った。 |
She visited the country. (visit=他動詞 =~を訪れる) She went to the country. (go=自動詞 =行く) *visitに前置詞は必要ないですが、 goには前置詞のtoが必要で、to whichはwhereに言い換えできます。 *他動詞のvisitを使った文で、whereを使わないのが普通。 |
||
Chicago is a city in which it is quite cold in winter. ≒Chicago is a city where it is quite cold in winter. |
シカゴは、冬にかなり寒い町です。 《スラッシュリーディング》 シカゴは町です/冬にかなり寒い(町)。 |
It is quite cold in a city. | ||
These are the cases where this rule does not apply. =These are the cases in which this rule does not apply. |
これらは、このルールが当てはまらない場合です。 《スラッシュリーディング》 これらは場合です/(その中で)このルールが当てはまらない。 |
←先行詞が、場所でなく、case(場合)の例 ここのapply=自動詞・当てはまる。 This rule does not apply in the cases. |
||
Harmonic state where yin and yang are in perfect balance is favorable. | 陰と陽が完璧なバランスの中にある、調和のとれた状態が好ましいです。 《意訳》陰陽のバランスが完璧に整った、調和のとれた状態が好ましい。 |
←先行詞が、場所でなく、state(状態)の例 yin=インヌ=陰 yang=ヤングゥ=陽 《中国哲学》 |
||
Do you know anywhere (that) I can find a taxi. | あなたは、どこか私がタクシーを見つけられるところを知っていますか。 《スラッシュリーディング》 あなたはどこか知っていますか/私がタクシーを見つけることができる(どこかを)。 |
anywhiere, somewhere, nowhereなどの場合は、 関係副詞thatを使うか、関係詞を省略します。 省略するのが一般的? |
||
関係詞のwhereが先行詞を含む場合 …「~する場所、~する場合、~する点」/名詞節を導く |
||||
Here is where you start. =Here is the place where you start. |
ここに、あなたが出発する場所があります。 →ここが出発点だよ。 |
the place where(~する場所)の場合は、the placeを省略することができます。 特にアメリカ英語など省略できるものは省略する傾向? |
||
Come to where I stand. =Come to the place where I stand. |
私が立っているところに来て。 | |||
Home is where the heart is. | 家庭は心がある場所です。 →家庭こそ心の居場所。 |
|||
That's where you are wrong. | そこがあなたが間違っている点です。 | |||
I see where the market is up. | 私は、市場が上向いているのがわかります。 | see, hear, readの目的語となって局面や情勢を示す場合 | ||
③前置詞+関係代名詞/関係副詞・when 関係副詞のwhenの先行詞は、時を表す言葉になりますが、whenの代わりにthatを関係副詞としても使え、さらに、省略されることも多いです。 |
||||
①I'll never forget the day on which I met you. =②I'll never forget the day which I met you on. =③I'll never forget the day when I met you. =④I'll never forget the day that I met you. =⑤I'll never forget the day I met you. |
私は、(この先)、あなたに会った日を決して忘れることはないでしょう。 《スラッシュリーディング》 私は、(この先)その日を忘れることは決してないでしょう/あなたに会った(日を)。 |
一番上が文章体、下に行くほど口語的にになります。 thatには、関係副詞の用法もあるので、④のthatはonをともないません。関係代名詞と考えて文尾にonを加えても文法的に間違えではないですが、省略できるものは省略する傾向か? |
||
Do you know the exact time on which the next bus leaves? =Do you know the exact time when the next bus leaves? =Do you know the exact time (that) the next bus leaves? |
あなたは次のバスが出る(←出発する)正確な時間を知っていますか。 《スラッシュリーディング》 あなたは正確な時間を知っていますか/(その時間に)次のバスが出る(時間を)。 |
The next bus leaves on the exact time. …leaveとthe exact timeの関係を表す時、on がないと通じません。 on whichの代わりに、関係副詞のwhenやthatが使えます。 |
||
June is the month in which we have a lot of rain in Tokyo. =June is the month when we have a lot of rain in Tokyo. |
6月は、東京で私達がたくさんの雨を持つ月です。 →6月は、東京で降水量の多い月です。 《スラッシュリーディング》 6月は月です/私達が東京でたくさんの雨を持つ(月)。 |
We have a lot of rain in June. in whichの代わりに、関係副詞のwhenが使えます。 |
||
The day when we arrived was a holiday. The day on which we arrived was a holiday. =The day we arrived was a holiday. |
私達が到着した日は休日でした。 | We arrived on the day. whenはthatで置きかえることもできますし、省略することもできます。 |
||
Late spring is the time when the raiy season begins here. =Late spring is when the raiy season begins here. |
晩秋は、ここで雨季が始まる時でした。 《スラッシュリーディング》 晩秋は時でした/ここで雨季が始まる(時)。 |
the time when(~する時)の場合は、the timeを省略することができます | ||
The day will soon come when we can enjoy space travel. | 私達が宇宙旅行を楽しむ日は、まもなく来るでしょう。 《スラッシュリーディング》 その日はまもなく来るでしょう/私達が宇宙旅行を楽しむことができる(日が)。 |
←先行詞と関係副詞whenが離れる時…whenは省略できません。 | ||
④関係副詞・why 関係副詞のwhyは、a reason/the reasonを先行詞として、「~する理由」という意味の節を作ることができますが、以下のように書きかえられるので、覚えておくと、とても便利です。 ①the reason why=②why=③the reason that=④the reason *the reason thatのthatは関係副詞的に使う関係代名詞? |
||||
①That is the reason why she got angry. =②That is why she got angry. =③That is the reason that she got angry. =④That is the reason she got angry. |
それが、彼女が怒った理由です。 →《意訳》そういうわけで彼女は怒ったのです。 《スラッシュリーディング》 それが理由です/彼女が怒った。 |
←②をよく使います。 この訳を、 「それが、彼女がなぜ怒ったかです」と、直訳しておくと、英文が出てきやすいです。 意訳だけ書かれた参考書も多いですが、直訳しておくと、英文を思い浮かべやすくなります。 |
||
Q:Tell me (the reason) why you were late for school. A:The reason (why) I was late is that I met with a traffic accident on my way to school. |
問:(あなたが)学校に遅刻した理由を、私に言いなさい。 答:私が遅刻した理由は、学校への途中で、私が交通事故に遭遇したことです。 《スラッシュリーディング》 私が遅刻した理由は(次の事)です/私が交通事故に遭遇したこと(です)/学校への途中で。 |
←答えの方は複雑な形ですが、thatの前とonの前にスラッシュを入れて、読んでいくと、わかりやすいです。 このthatは略式ではbecauseに書きかえることもできます。 The reason is that~ =The reason is because~ |
||
I can't think of any reason why they gave up the plan. =I can't think of any reason (that) they gave up the plan. |
私は、彼らがその計画をあきらめた理由を1つも思いつくことができません。 《スラッシュリーディング》 私は1つの理由も思いつくことができません/彼らがその計画をあきらめた(理由を)。 |
|||
⑤関係副詞・how 関係副詞のhowは、「~するやり方/方法」という意味の節を作ることができますが、以下のように書きかえられるので、覚えておくと、とても便利です。 ①how=②the way in which=③the way that=④the way ×the way how *the way thatのthatは関係副詞的に使う関係代名詞? |
||||
①This is how he solved the problem. ②This is the way in which he solved the problem. ③This is the way that he solved the problem. ④This is the way he solved the problem. |
これが、彼をその問題を解いた方法です。 →《意訳》こういうふうにして彼はその問題を解きました。 《スラッシュリーディング》 ②③④これが方法です/彼がそお問題を解いた。私が遅刻した理由は(次の事 |
←the wayには接続詞用法(?)があり、特別。 the way howという形は基本使えないので、注意してください。 |
||
How the policeman spoke to us was suspicious. =The way (that) the policeman spoke to us was suspicious. |
その警官の私達に話す方法は、疑い深げでした。 →《意訳》その警官の私達への口のきき方は、疑い深げでした。 |
suspicious =サスピッシャスゥ =疑い深げな、疑念に満ちた |
||
I read each sentence aloud. That's how I learn English. |
私はそれぞれの文を声を出して読みます。 それが私が英語を学ぶやり方です。 |