関係代名詞」と聞くと、どんな印象を持ちますか?「何だかむずかしそう」と、思われるかもしれません。実際、これがわからなくても、日常英会話で困ることは、ほとんどありませんが、英文を読みこなすには、絶対必要ですし、使えるようになると、便利な文法です。

関係詞 (関係代名詞や関係副詞のこと)
=1つの語で、接続詞と代名詞〔または副詞など〕の働きを兼ねた語で、2つの文(主節と関係詞節)を1つにつなげる役割を果たす。


関係詞節
=関係代名詞によって導かれる文
 

 こんな定義を書かれると、かえって分かりにくいと感じる方もいるかもしれません。わかりにくい人は、定義を覚える必要はありません。使えればよいのです。
 実は、中学1~2年生レベルの文法がしっかりわかっていれば、関係詞はそれほどむずかしくありません。ただ、この基本的な文法がよく理解できていないのに学習してしまうと、混乱してしまいます。特に、基本5文型の章がしっかりわかれば、関係詞も理解しやすく、また、関係詞の入った長い英文を読むのも、楽しくなってくるはずです。自信のない人は、復習してみてください。


関係詞によって導かれる文《関係詞節》は、ある名詞《先行詞》を修飾する、形容詞のようなものです。役割的には、形容詞的使い方をする分詞に似ています。
 つまり、関係詞の入っている文が長くてわかりにくい場合は、この関係詞節を全部無視してしまっても、文の意味が通じます。関係詞節をはぶいてしまうことで、英文の構造も見えてきます。

 この「関係詞節をはぶく」作業ができるようになると、英語の長文を読むのが得意になってきます。詳しくは、次のページから説明しますが、一応、例をあげておきます。

   

関係代名詞whoが入った例文

I have
a friend who lives in Hong Kong.

 a friend = 先行詞
 who   = 関係代名詞…疑問詞「誰」ではありません
 
who lives in Hong Kong = 関係詞節


*この文の考え方と訳し方

I have a friend/who lives in Hong Kong.
関係代名詞whoの前にスラッシュを入れます。
(関係代名詞に導かれる文がなくても意味は通じます。)

I have a friend.  (SVOの文型)
=これが、この文の主節で、
 他はa friendを説明する修飾語と考えます。

訳:私は一人の友達を持っています/
 
(どんな?)香港に住んでいる。
→私は香港に住んでいる友達が一人います。



*この文は、現在分詞を使って言い換えることもできます。

I have a friend who lives in Hong Kong.
I have a friend living in Hong Kong.



 関係代名詞の詳しい説明は、次のページ4種類のお関係代名詞のまとめ・解説をご覧ください。


 関係代名詞は、現在(2016年度)公立中学では、中学3年の2学期から学習し始めるところが多いようです。
 しかし、行事の多い秋、しかも高校受験前で模試などにも取り組まなければならない学校では、授業時間が十分取れず、生徒の理解に多きな格差が出てきているところもあり、大きな問題を感じます。


 高校では、関係代名詞に加え、
関係副詞も習いますが、こちらも、考え方は全く同じで、先行詞を説明する関係詞です。文法書では、「副詞の役割を兼ねたもの」と書かれていますが、役割は先行詞を説明する「形容詞のようなもの」と考えた方がわかりやすいです。
 関係代名詞が理解できれば、関係副詞の理解は簡単ですから、まず、中学レベルの関係代名詞をしっかり理解しておくことが重要です。



                       

戻る
5)-2 関係代名詞・関係副詞