1)能動態と受動態

  受動態 [受け身] = be動詞+過去分詞
    意味=~される、~されている
 
 
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 能動態と受動態の基本例文

 
 ↓上級者向け

 
be動詞+過去分詞で完了形を表す場合

日本語の「される」がすべて受動態と対応しているわけではない!?

 
能動態か受動態…わかりにくい表現
   suffer, kill, worry, marry, hurt. injure, wound

 受動態と間違いやすい自動詞を使った表現
   sell, wash, lock, cut, shipなど


《能動態の文とは?》
  
  Many people speak English.
      多くの人々が、英語を話します。

 この文のように、これまで習ってきた普通の文を、能動態と呼びます。



《受動態の文とは?》
   
 English is spoken by many people.
      英語は、たくさんの人々によって、話されています。


 このように、動詞の部分が
「~される」という意味になる文を、受動態または受け身と呼びます。be動詞+過去分詞で表されます。
「~(人)によって」という意味を加える時は、前置詞byを使います。

 進行形と同様に、動詞はあくまでbe動詞なので、文法も、be動詞の規則に従います。過去分詞になった動詞は、意味だけが残るので、文の構成上は動詞と考えないでください。
 「進行形」の文法を覚えておくと、わかりやすいので、自信がない人は、学習前に復習してみてください。


過去分詞は、規則活用動詞では、過去形と同じ形になりますが、不規則活用動詞では、それぞれ暗記する必要があります。
 以下の不規則活用動詞の表で、覚えているか、確認してみましょう。

 不規則動詞の活用一覧1 不規則動詞の活用一覧2


受け身になることができる動詞は、目的語を取れる他動詞だけです。自動詞は受け身の文を作れません。

   
自動詞と他動詞の違いはこちら



以下、基本例文をまとめました。まず、「能動態→受動態」の書きかえができるか、確認してください。できるようになったら、「受動態→能動態」に戻す練習もしてみましょう。何度も音読し、最終的には、日本語だけ見て、すらすら英語が出てくるようにしてください。

能動態・受動態
基本例文
 
 和訳 (直訳を基本とします)  
1    《能動態の文・現在形》  
 肯 My father usually uses this bike. 私の父は、普通この自転車を使っています。
 疑 Does your father usually use this bike?↗ あなたのお父さんは、普通この自転車を使っていますか。
 答  Yes, he does. ↘  はい。
 答  No, he doesn't. ↘  いいえ。
 否 He usually doesn't use this bike.↘

*He doesn't usually use this bike.
彼は普通、この自転車を使っていません。

*彼はいつもこの自転車を使うわけではない。 《部分否定←高校で習う》
《受動態の文・現在形》  
 肯 This bike is usually used by my father. この自転車は、普通私の父によって使われています。
 疑 Is this bike usually used by your father?↗ この自転車は普通あなたのお父さんによって使われていますか。
 答  Yes, it is.↘  はい。
 答  No, it isn't.↘  いいえ。
 否 It isn't usually used by him.↘ それは、普通彼によって使われているわけではありません。

*byの後は、人称代名詞目的格
    能動態の文を受動態の文に変える時に、注意する点
 →主語が単数か複数か、時制が現在か過去か
に注意しましょう!
2    《能動態の文・過去形》  
 肯 She wrote these books. 彼女が、これらの本を書きました。
 疑 Did she write these books?↗ 彼女が、これらの本を書いたのですか。
 答  Yes, she did. ↘  はい。
 答  No, she didn't. ↘  いいえ。
 否 She didn't write these book.↘ 彼女はこれらの本を書きませんでした。
 《受動態の文・過去形》  
 肯 These books were written by her. これらの本は、彼女によって、書かれました。
 疑 Were these books written by her?↗ これらの本は、彼女によって、書かれましたか。
 答  Yes, they were. ↘    はい。
 答  No, they weren't. ↘   いいえ。
 否 They weren't written by her.↘ それらは、彼女によって、書かれませんでしたか。
  以下は、WH疑問文と答え方です。
上の1と2の文がスムーズにできるようにしてから覚えましょう。  
《WH疑問詞から始まる能動態の疑問文と答え方》  
 疑 What languages do they speak in Canada?↘ 彼らは、カナダでは、何語を話していますか。

*they=(他の国の人達の意味で)彼らは
*we=(自分の国の人達の意味で)私達は
 答 A)They speak English and French. 彼らは、英語とフランス語を話します。
  《WH疑問詞から始まる受動態の疑問文と答え方》  
 疑 Q)What languages are spoken in Canada?↘ 問)カナダでは、何語が話されていますか。
 答 A)English and French are.

English and French are spoken in Canada?↘
答)英語とフランス語です。

カナダでは、
英語とフランス語が話されています。

*WH疑問詞を含む句が主語になるので、答え方には、特に注意が必要!
  WH疑問詞を含む句が、3の受動態文は主語になり、
4の受動態文は、主語にはなっていないことに注意!
 4  《WH疑問詞から始まる能動態の疑問文と答え方》  
 疑 When did they build that temple?↘ 彼らは、いつ、あのお寺を建てましたか。
*temple=プる=寺
 答 They built it about three hundred years ago. 彼らは、約300年前にそれを建てました。 
  《WH疑問詞から始まる受動態の疑問文と答え方》  
 疑 When was that temple built by them?↘ あのお寺は、いつ、彼らによって建てられましたか。
 答 It was built about three hundred years ago. それは、約300年前に建てられました。 
    応用: 助動詞を含む受動態
…こちらは、私立高校受験レベルです。
  
5   This room is cleaned by them everyday. この部屋は毎日彼らによって掃除されています。
《受動態の文・現在形》
 肯 They will clean this room next week. 彼らは、来週、この部屋を掃除するでしょう。
《能動態の文・未来形》
《受動態の文・未来形》    
 肯 This room will be cleaned by them next week. この部屋は来週、彼らによって掃除されるでしょう。
 疑 Will this room be cleaned by them next week? この部屋は来週、彼らによって掃除されるでしょうか。
 答 Yes, it will. はい。
 答 No, it won't. いいえ。
 否 This room won't be cleaned by them next week. この部屋は来週、彼らによって掃除されないでしょう。
《SVOO文型の受動態》   
6     My uncle gave me this watch. 私のおじは、私にこの腕時計をくれました。
  This watch was given me by my uncle. 

=
This watch was given to me by my uncle. 
この腕時計は、私のおじによって私に与えられました。
→《意訳》この腕時計は、私のおじが私にくれたものです。


…to meのtoは省略可
  I was given this watch by my uncle.  私は、私のおじによって、この腕時計を与えられました。
 
The police can do nothing until they are furnished (with) evidence.  証拠が供給されるまで、、警察は何もできません。→証拠が出るまで警察は動けない。
…furnish=~を供給する 《普通SVO+withの形で使うので、withが必要になりますが、米略式ではwithを省略することがあります。また、"evidence is furnished"とはできません。》
 少しむずかしい受動態
助動詞が入る場合→助動詞の後は動詞の原形なので、
助動詞+be+過去分詞の順番になる。
  More foreign students should be admitted to the country. より多くの学生がその国に認められるべきです。
→《意訳》その国に、より多くの留学生が受け入れられるべきだ。

*admit=アドットゥ
=~を認める、~に入場を認める
8   Fees for this program must be paid in full by the end of August. このプログラムの費用は8月の終わりまでに全額で支払われなければなりません。
→《意訳》(学校案内など)この講座の費用は8月末日までに全額払いこむことが必要です。

*fee=ふィー=《通例~s》
=謝礼、料金、授業料
an admission fee=入学金
9   The ring was not to be found anywhere.

=
The ring couldn't be found anywhere.
その指輪はどこにも見つけられなかった(→見つからなかった)。 

be to do→be to be done
=(否定文で)~できない

*anywhere=《否》どこにも
10    「pay = ~を支払う」を使った表現はこちら



                


     

ここからは、上級者向けの説明です。余裕がある人だけご覧ください。



be動詞+自動詞の過去分詞で完了形を表す場合

finish/go/come/fall/changeなど、運動や変化を表す自動詞をbe動詞+過去分詞の形にして、「動作が完了した後の結果」を表すことがあるので、注意が必要です。基本、文章体?。

  基本例文   和訳 (直訳を基本とします)  
All the money was gone. すべてのお金が無くなってしまいました。
→有り金全部、無くなってしまった。
  All my money is gone. すべての私のお金が無くなってしまいました。
→有り金全部、無くなって、今はお金がありません。
All my lectures are finishied. 私のすべての講義は終わりました。
  Spring is come.  春が来ました。(→今は春です)






能動態か受動態…わかりにくい表現

日本語の「~される」が、すべて英語の受動態に対応するわけではありません。日本語では普通、受動態にするのに、英語では能動態にする動詞、逆に、日本語では普通、受動態にならないのに、英語では受動態にする動詞もあります。
 頭で覚えても、すぐには出て来るものではありません。
正し英文を何度も音読して、英語らしい言い回しを覚えてしまいましょう! 言い回しが色々あって覚えにくいものは、自分が使えそうな文やだけ覚えてみてください。

 自動詞と他動詞の説明はこちら

  基本例文   和訳 (直訳を基本とします)  
  suffer=ふァー=《他》(損害・痛み)をこうむる
     《自》苦しむ  (from~=~で苦しむ)
*sufferは、「被害者」を主語にして、能動態で使う。
「被害者」を主語にした受動態は作れない。
We suffer from a water shortage every year. 私達は、毎年、水不足で苦しんでいます。→水不足に苦しめられています。
《能動態》
 × We are auffered from a water shortage every year. …受け身にはしない。
 〇 Many Americans suffer a heart attack recently. 最近、多くのアメリカ人が心臓発作を起こしています。→心臓発作に苦しめられています。
《能動態》
× Many Americans are suffered (from) a heart attack recently. …受け身にはしない。
  die=ダイ=《自》死ぬ  kill=る=《他》~を殺す
*dieは自然死や病死などに使う。
事故や戦争などで「人が死ぬ」と言いたい場合は、人を主語にして、killを受け身にして「人が殺された」というような形で表現する。
He died of cancer. 彼はガンで死にました。
《能動態》
× He was died of cancer. …受け身にはしない。
Cancer killed him.  ガンは彼を殺しました。→彼はガンで死にました。《病気を主語にした英文》
He died in a traffic accident. 彼は、交通事故で死にました。
《下の文の方が普通?》
He was killed in a traffic accident. 彼は、交通事故で死にました。
←交通事故で殺されました。

《受け身》
  marry=(メ)マリィ=《他》~と結婚する 《自》結婚する
《be married to, get married to, marryがほぼ同じ意味になることがある》
*頭で考えると超むずかしいので、以下の例文を覚えてしまいましょう!
他動 She is married to him.  彼女は彼と結婚しています。
《be married toは、「状態」と「動作」、どちらも表せる受け身》
cf
.命令文be seated
他動 He is married with three kids. 彼は結婚して3人の子を持っています。
→子供が3人いる。
《be married withの意味に注意!》
他動 She has been married to him for six years now.
《×married with him》
彼女は今、6年間彼と結婚しています。
→彼と結婚して6年になる。
《現在完了》
他動 She married him.
《×married with him》
《×married to him》
彼女は彼と結婚しました。
他動 Bob and Mary got married last month.

Bob and Mary were married last month.
ボブとマリーは、先月結婚しました。
《下の自動詞を使った表現は正式ですが、他動詞を使った表現の方が普通》
自動 Bob and Mary married last month. 
 他動 Will you marry me? 私と結婚してくれませんか。
他動 I will marry him. 私は彼と結婚するつもりです。
他動 Next week we are going to get married.

=Next week we are getting married.
来年、私達は結婚するつもりです。
   worry=ウォリィ=《他》~を心配させる 《自》心配する
 《be worrying, be worried, worryがほぼ同じ意味になることがある》
*頭で考えると超むずかしいので、以下の例文を覚えてしまいましょう!
 自動 Don't worry! 心配しないで。(→心配いらない、大丈夫)
自動 He worries about his hair.  彼は彼の髪の毛について心配しています。
(→はげや白髪を気にしている) 
I am worrying that he will be late.

=I
am worried that he will be late.
私は彼が遅れることを(→遅れるのではないかと)心配しています。
《worryの使い方で、超混乱してしまう例。どちらも使われています。》
他動 I am greatly worried about your health. 私はあなたの健康のことがとても気がかりです。 
 
他動
They were worried that the game might be put off. 

=It
worried them that the game might be put off. 
彼らは試合が延期されるかもしれない(→延期になるのではないか)と、心配していました。
《下はit-thatの構文》
    hurt=ートゥ=《他》~を傷つける、~に痛みを与える(感情も含む)
  《自》(体の部分、注射などが)痛む
  hurt=けが、負傷、損害
他動 She hurt her leg.
×She was hurt in the leg.
彼女は(彼女の)脚を傷つけました。(→怪我しました。) 
他動 He was badly hurt in a traffic accident. 彼は交通事故でひどく傷をつけられました。→重傷を負った。 
他動 She was very hurt that she was not invited to the party. 彼女はそのパーティーに招待されなかったので、(彼女は)とても傷つけられました。→とても傷ついた。
自動 Where does it hurt? (身体の)どこが痛みますか。
自動 This injection won't hurt much. この注射はあまり痛くありません。
    injure=ンジャー=《他》~を傷つける  injury=けが、負傷、損害
他動 She was badly injured in the plane crash. 彼女は飛行機事故でひどく傷をつけられました。→重傷を負った。 
他動 She injured her arm in the accident. 彼女は事故で(彼女の)腕をけがしました。 《能動態》
wound=ウーンドゥ=《他》~を傷つける  
 wound=《名》(戦争などでの、銃や刃物の)傷、けが
他動 He was badly wounded in the fight. 彼は、その戦いで、ひどく傷つけられました。→ひどい傷を負った。 
名詞 He got a slight wound in the arm.
=He received a slight wound in the arm.
彼は、腕に軽傷を負いました。
 受動態と間違いやすい自動詞を使った表現
(他動詞でよく使う動詞が、物が主語の自動詞になった時) 
  sell=《他》~を売る 《自》(商品が)売れる
 …商品が主語になった時に注意!
 
自動 On a rainy day umbrellas sell well.  雨の日は、傘がよく売れます。]
→傘の売れ行きがよい。
 × Umbrellas are sold well.  …普通、受け身にはしない。
他動 On her death, her house was sold. 彼女の死で(→彼女の死後すぐに)、彼女の家は売られました。
他動 Sorry, we are sold out (of milk).  《意訳》すみません、当店では(ミルクは)売り切れです。 
自動 This dress will sell at a high price. このドレスは、高値で売れるでしょう。 
  wash=《他》~を洗う 《自》洗濯できる、洗っても色落ちしない
 …物が主語になった時に注意!
自動 This cloth washes easily. この布は、簡単に洗えます。 
自動 This material won't wash, so it must be dry-cleaned. この素材は、洗濯できません。だから、それはドライクリーニングされなければなりません。(→ドライクリーニングの必要がある。)
  lock=《他》~にカギを掛ける 《自》カギがかかる
 …窓やドアが主語になった時に注意!
他動 Is the drawer locked? 引き出しにカギが掛けられていますか。→引き出しにカギは掛かっていますか。 
drawer=ドーァ=引き出し(-s)タンス
自動 This door locks by itself. このドアは自分自身で(→自動的に)カギがかかります。 
自動 This door won't lock このドアはどうしてもカギがかからない。 
  cut=《他》~を切る 《自》切れる
  …肉や刃物が主語になり、自動詞として使う時に注意!
自動 This knife cuts well. このナイフは、よく切れる。(well⇔badly)
自動 This meat doesn't cut easily. この肉は、簡単に切れない。
  ship=《他》~を送る、~を出荷する 《自》発送される、出荷される
他動 We will ship all items by air. (私達は)航空便ですべての品物を発送する予定です。
自動 The followig items will ship separately as soon as available. 次の品は個別に発送されるでしょう/用意が整い次第。
→次の品は入手次第個別に発送いたします。




                    


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3)-9  受 動 態