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 東京外語大学2018年前期・過去問解説

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   東京外語大学・2次試験対策/意見の書き方 (別ページ)
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*2019.2現在の公開状況:

センター試験2001~2018の過去問と回答

東京大学、東京外語大学、東京学芸大学、埼玉大学、横浜国立大学の過去問と回答

 

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過去問を解く時の注意

1)まず、「本番」と同じように、時間を測り、辞書など引かずに解いてみて、自分がどのくらいできるか確認してください。

2)一度解き終わり、採点が済んだら、辞書を引きながら、長文ならば全文を理解するようにしてください。解説がある場合は、それを参考に、直訳しながらスラッシュリーディングできるか確認してください。

あまりにわからない部分が多い時は、もう一度、大学受験のための長文読解と速読のポイントのページに戻って、学習し直してください。

3)長文が読めるようになったら、対策を考えます。記述問題では、どのように解答すると点数を確実に取れるかを考えます。解答例や解説がある場合は、それを確認してみると、問題を出す側が、どのような解答を求めているか見えてきます。

4)長文読解にある程度の力が付いてきたら、むずかしい単語を一々辞書で確認せず、多読するようにしましょう。速読力をつけるためには、必要なことです。
 ただし、読解力がないのにこれをやってしまうと、永遠にしっかり読めなくなってしまうので、謙虚に自分の英語力を判断しながら進めてください。


☆関連ページへのリンク☆

 センター試験を利用する場合は、1度過去問をやってみましょう

 志望校を決め、その過去問(赤本など)を確認しましょう




東京外語大学2018年・英語過去問解説

*言語文化学部・国際社会学部/前期
   過去問のPDFファイルはこちら(パスワード: tufs2018)

 
    「日本語での筆記問題」70点

論理的でわかりやすい文なので、全文しっかり読みながら、本文のアンダーラインの場所で、設問を確認しながら答えていくとよいのでしょう。

1つの文や1つの段落ではっきりしないことを、次の文や段落でわかりやすく補足説明をしていることも多いです。よって、自分の知らない単語が出てきて、1つの文の意味がわからなくても、読み進めるとわかることも多いです。
解答する時は、このような論理的な文の特徴をわかった上で、「ポイントとなる言葉をしっかり抜き出して」解答を考えるようにしましょう。

 

1.  10点
セミコロン;の役割は、「つまり」と説明を加えることなので、セミコロンの後ろに答えのヒントがあります。
This isn’t just a convenient coincidence; we may have big powerful brains because we formed complicated social relationships.

2.  10点
次のパラグラフを読まないとわからない問なので、こういう問題もあると考え、焦らずに、答えがわからない時は、先の段落も読んでみましょう。

3.  15点
設問に「本文から例を一つ挙げながら」とあるので、作者の言いたいことがわかっていても、具体例を上げないと減点になるで注意しましょう。
80字となっていて、「むずかしい」と思ってしまう人は、まず、文字数にこだわらず書いてみてください。なんとなく、80字くらいになると思います。多すぎる場合は、省ける言葉を後から省いていきましょう。

4.  15点
3本とか、75%とか、数字は〇で囲むなど、読みながら印をつけておくと、後で設問に答えやすいです。
文字数の制限で苦労する人は、練習が必要です。まず、文字数を考えず、書いてみて、省いたり付け足したりしながら、100字以内の感覚を磨いてください。

5.  10点
「それは絶対というわけではない」という結果になるのはなぜか。ということですが、「それ」が指すものは何でしょう。

もちろん前の文、Being part of a group is apparently something our brains prioritise. ですが、この意味がわからなくても、次の文を読むと、なんとなくわかると思います。
Although 75 % of subjects agreed with the group’s wrong answer, 25% didn’t.
ただ、これは、単なる実験結果なので、これを書いただけでは4点までしかもらえないということ。「なぜ」を説明しなくてはなりませんが、すぐ後に出てきます。
We may be heavily influenced by our group but our own backgrounds and personalities are often equally potent.
自分の言葉で考えるのではなく、文中に出てくる言葉を使って解答を書くことが、得点に結びつきます。

6.  設問になっているthisは、どこから続いているのか、よく考えてみてください。同じような説明が何度も出てきます。以下の部分から、解答を導き出せます。
In more ambiguous situations, other people can indeed impact on our thought processes.  This is informational social influence, where other people are used by our brains as a reliable source of information (however wrongly) when figuring out uncertain scenarios.

 

    「単語選択問題」40点


 

    「文章やフレーズの選択問題」40点

     **********************************

*この後、④⑤⑥がリスニング問題です。リスニングが300点満点中の150点を占めるので、リスニングの比重の少ない私立大学と併願する人は、リスニング力を落とさないようにすることが大切です。特に試験本番前の2週間くらいは、必ず毎日、英語を聞く時間を作ってください。
④と⑤は、放送が1回しか流れないということなので、落ち着いて、しっかり聞くようにしましょう。

    30点

リスニングの3択問題ですが、意外と留学に必要な心構えとして常識的な回答を選ぶと正解が得られる可能性があるので、わからなかった場合は、焦らずに、選択肢をよく読んで、自分が常識的と思うものを選んでみましょう。

    40点
インタビューを聞く問題です。「フランスの塩の歴史」と、問題文にあるので、「どんな話をしてくれるのだろう」と、想像を膨らませながら、映像を思い浮かべる感じで聞くと良いと思います。

~世紀や~年代を選ぶ問題があります。やはり、数字の部分はメモを取っておきましょう。


⑥ 80点

200字程度で自分の意見を書く英作文についてはこちら




外大受験生へ…現役先輩からのアドバイス

《大学受験対策について/2019.3》

 外大の試験はセンター試験の割合が大きいので、どの教科でもまんべんなく勉強すると良いと思います。また、センター試験、私立試験ともに、早めに過去問を見ておくとよいです。そのうえで弱点を見つけ、計画的に対策すると、ゆとりを持って本番に臨めます。

 英語学習についてですが、私の場合、教材は、高校と予備校のものを使用しました。色々な教材に手を出しすぎて中途半端にならないよう、自分で決めたものをひたすら使うことで、受験期間中に安心の材料としていました。また、英語の感覚が鈍らないように、短時間でも毎日英語に触れるようにしていました。

 二次試験では、英作文とリスニングが外大特有です。私は英作文は、周囲の先生にアドバイスしてもらい、リスニングは、BBCニュースを電車の中でこまめに聞くようにしていました。

 私の意見が少しでも皆さんのお役にたてれば幸いです。不安もあるとは思いますが、自分が合格することを信じて愚直に突き進んでください。是非とも外大を目指して最後まで頑張ってください。応援しています。

 from A.N. / 国際社会学部



 

《外大の二次対策について/2019.1》

 外大の二次試験は、英語と世界史、もしくは日本史だけなので、センター試験後は集中的に2科目勉強できると思います。過去問で問題に慣れるのが、何よりだと思います。

 英語は、
とにかくリスニングが大事です。また、英作文もたくさん練習すると効果的だと思います。私の時は、英作文で結構白紙で出した人がいたので、内容が違うなと思っても、何かしら書いた方がいいと思います。

 歴史は問題文をよく読むとヒントがあったりするようなので、基本的な知識に加えて、そこも意識すると良いと思います。あとは記述で、出来事の概要や流れをしっかりと掴んでおくとやりやすいです。

 私は二次試験の特にリスニングがボロボロだったので、このアドバイスでお役に立てるかわかりませんが、参考にしていただければ幸いです

 from Y.S. / 言語文化学部



 

《先輩方から、当サイトMakki's Englishで役立ったページや、スラッシュリーディングについてのコメント》

A.N.
 ホームページは度々見返すようにしていました。入試に必要な基本文法が載っているので、細かい単語や文法の暗記に偏ってしまった時に、基本を忘れないようにチェックするようにしていました。また、最近の記事が英語で出ているので気軽に色々な文章が読めました。

 スラッシュ・リーディングは普段からわからない文で活用すると、構造が把握しやすくなり、長文がスムーズに読めてきます。長文を速く読もうとして、つい上辺だけで読んでしまう時、スラッシュ・リーディングする癖をつけておくと、素早くかつ安心して読めるので、中学生のうちから練習することは有効だと思います。

 音読は文構造を把握してから練習すると、次に同じような文が出てきた時に、気づきやすくなります。また、リスニングも流れがつかめ、聞き取りやすくなります。最初はゆっくりのスピードから徐々に始めていくと良いと思います。



Y.S.
スラッシュ リーディングと直訳のやり方 がわかったおかげで、長文をスラスラ 読めるようになりました!

長文読解・速読のポイント
は、教わったことを確認出来て良かったです。

大学受験勉強の進め方にあるセンター対策で、繰り返し解く練習をするなど、参考になりました