8)-1 英文法って何?  (英語を勉強するために大事なこと) 戻る
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1)日本人が苦手な英語の発音は「l, f, v, th, n」

2)英語は日本語と違って必ず主語が必要

3)英語にはbe動詞と一般動詞、2種類の動詞がある

4)英文は必ず「直訳」しよう

5)肯定文・疑問文・否定文、3種類の文を覚えよう!


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英文法(えいぶんぽう)とは、英語の文章を作る時に必要な「きまり」です。国語の文法とは違うことが多いので、英語を勉強する時に、この英文法がわかっていると、ただ英語を勉強するより、ずっとわかりやすいです。

 英語をしっかり勉強したい人は、ぜひ、以下を読んでおいてください。きっと役に立ちますよ!


1)日本人がにがてな英語の発音は「l, f, v, th, n」

 もし、アルファベット(大文字ならばABC、小文字ならばabcなど)がわからない人は、アルファベットのフォニックスのページを見て、おぼえてくださいね。

 小学校4年生以上の人は、ローマ字を習ったと思いますが、ローマ字がよくわからない人は、ローマ字も英語らしい発音で練習しよう!のページも見てください。ローマ字がわかると、あとできっと役立ちますよ。

 アルファベットがわかってきたら、「l, f, v, th, n」の文字が出てきた時、発音(はつおん)に気をつけてください。実は、この「l, f, v, th, n」は、日本人にはとてもむずかしいので、練習しないと英語らしい発音になりません。ただ、もしこれらの文字の発音がじょうずにできるようになると、英語の発音に自信が持てるようになると思います。

①文字lの発音: 舌(した)を上の前歯の裏に軽く当てたまま「る」 と発音します。「舌を前歯の裏につけたままぜったい離さないで発音する」というのがポイントです。日本人にはかなりむずかしいです。《例:love=ぶ(愛) の「ら」》

RとLの発音発音の使い分けはこちら


②文字fとvの発音: 上の前歯を下唇(したくちびる)に軽く当てながら、fなら「ふ」、vなら「ぶ」と言うように発音します。意外とむずかしいので初めのうちは、鏡を見て確認しながら練習してみてください。fやvの文字が出てくるたびに、がんばってこの口の形を作ってみましょう。《例:five=ふァイぶ(5)の「ふ」と「ぶ」》


③文字thの発音: 舌(した)の先端(せんたん)1㎜くらいを軽く噛(か)んだまま、歯のすきまから押し出す感じで、「す」または「ず」と発音します。「す」になるか「ず」になるかは単語によって違います。《例:three=す-(3)の「す」、there=アー(そこに)の「ぜ」)

l, f, v, thは、日本語にはない発音なので、こちらのサイトでは「カタカナ」ではなく、「ひらがな」で表記しています。


④文字nの発音:
 日本語の「ん」という発音にはなりません。小声で「ぬ」と言う感じで発音します。特に、言葉の最後の文字がnの場合、「んぬ」と小さく言うように発音します。軽く舌(した)の先を上の前歯の裏側にタッチしてから、パッと離す感じです。《例:ten=ンヌ(10)の「ヌ」)

こちらのサイトでは、,
語尾(ごび/単語の最後)に来るnの発音は、「ヌ」と表記しています。


発音についてもっとくわしく知りたい人は、L, F, V, N, th…これが日本人の苦手な発音!をご覧ください。このページ内の、超大切!英語の数字の発音で、one (1), three (3), four (4), five (5), eleven (11)の発音が正しくできれば、日本人が苦手な5文字の発音ができるようになったと言えます。がんばって練習しましょう



2)英語は日本語と違って必ず主語が必要

 英語の主語というのは、「~は、~が」と訳せる部分のことを言います。そして、「英語の文は日本語と違って、いつも主語をつけなければいけない」と覚えておいてください。

 例えば友達と話していて、「サッカー好き?」と聞きたい時、英語では、「だれが好き」なのかを入れなければいけません。つまり、「あなたはサッカー好き?」という意味になる"Do you llike soccer?"とします。くわしくは後で説明しますが、ここでは、主語の「あなたは(=you)」を入れないと、英語の文が作れないということだけ、覚えておいてください。

 なお、
主語=S(subject/サブジェクトの略)で表します。



3)英語には、be動詞と一般動詞、2種類の動詞がある

 「~です。~します。」のような普通の文のことを肯定文(こうていぶん)と呼びます。そして、この肯定文の時に、主語のすぐ後ろに来るのが動詞です。
 ただ、動詞と言っても、「日本語の動詞とは違う」と思ってください。国語で習う「述語」とも、結びつけない方がよいです。

 
英語の動詞には2種類あります。be(びー)動詞と一般(いっぱん)動詞です。be動詞と一般動詞は性質がかなり違うので、「何動詞」を使うのか、いつも考えておきます。

 こちらのサイトでは、主語→be動詞→一般動詞の順番で説明しているので、とにかく、ここでは、
「英語の動詞は2種類、be動詞と一般動詞」ということだけは、絶対に覚えてください。

 なお、
動詞=V(verb/バーブの略)で表します。



4)英文は必ず「直訳」しよう

 3)でも書きましたが、英語では、主語のすぐ後ろに動詞が来ます。しかし、日本語では、動詞は文の一番終わりに来ます。主語以外の語順が真逆なのです。

 そこで、
英文を日本語に訳(やく)す時は、まず主語を訳し、次に英文の後ろから訳していき、最後に動詞を訳すと、うまく意味の通る文に訳すことができます。英文法を覚えてきたらスラッシュリーディングとい方法を覚えると、長い英文を速読できるようになるのですが、まずは、上の方法での訳し方を覚えてください。

 また、英語を日本語に訳す時、もう1つ気を付けてほしいのは、
英文を、必ず「直訳(ちょくやく)」することです。これは、英単語1つ1つの意味を、しっかり日本語に直す訳し方です。日本語としては、少し変な表現になることもありますが、気にしないでそのまま訳します。きれいな日本語に直す訳し方は「意訳(いやく)」と言いますが、英語力を上げるためには役立ちません。どうしても「意訳」をしたい場合、必ず「直訳」をしてから「意訳」をするようにしてください。



5)肯定文・疑問文・否定文、3種類の文を覚えよう!

 各英文法を説明する時に使うので、次の3種類の文があることを覚えておいてください。


①肯定文(こうていぶん)…「~です。~します。」のような、普通の文。

②疑問文(ぎもんぶん)…「~ですか?~しますか?」という尋(たず)ねる文。

 *「はい」「いいえ」で答えることができるもの
   →
Yes/No Question (イエス/ノウ クエスチョン)

 *「はい」「いいえ」で答えられないもの
   (WhatやHowなど、WかHのつく疑問詞から始まる文)
   →
WH Question (ダブル・エイチ クエスチョン)

③否定文(ひていぶん)…「~ではない。~しない。」のような否定する文。