ローマ字も英語らしい発音で練習しよう!


「日本人は、ローマ字を習うから英語の発音が変になる!」と言う話を、聞いたことはありませんか?確かに、「N」など、発音が日本語と全く違うのに、「ん」にしているところなどは、英語らしい発音と言う点からは、大きな誤解を招いていると思います。
 しかし、
ローマ字を習得することで、英語の正しい発音が出来なくなるかと言えば、全くそんなことはありません。

 ローマ字を、ちゃんと書けなくても、初歩レベルの英会話には、何の問題もありませんが、「主語」「be動詞」「一般動詞」と、
基本的な文法を覚える際は、ローマ字が書けないと、英語学習に、大きな不利となってしまいます。子供の頃英会話教室に通っていて発音が上手なのに、ローマ字を書く事が苦手なために、中学生になったら、英語が不得意になってしまう生徒もいます。

 私は、
ローマ字を覚える時に、それぞれのアルファベットの正しい発音と関連付けながら覚えるようにすれば、正しい英語の発音の仕方を身に着け、英語のつづりを書く力の向上に必ず役立つと思っています。

 以下は、ヘボン式ローマ字とその発音の仕組みをまとめた表です。ローマ字のキーボード入力の注意点も書き添えましたので、パソコンなどお使いの方は参考にしてみてください。


ローマ字の種類: 「訓令式」と「ヘボン式」について

 なお、一言でローマ字と言っても、「訓令式」と「ヘボン式」があります。(細かく言うと、他にもあるようですが…)

 
「訓令式」は、文部科学省採用で、現在(2015年)小学校4年生の国語の時間に教えることになっています。規則性があり、覚えやすいですが、英語的に発音すると、全く違った発音になるものもあり、問題が多いです。

 
「ヘボン式」は、外務省採用で、中学校1年生の英語の時間に教えることになっています。英語を話さない人には、読みにくいという批判があるようですが、パスポートなどでの表記では「ヘボン式」のローマ字が採用されています。「ヘボン式」のローマ字は、英語を話せる人に、正しく発音されやすいです。

 文科省は、学校の義務教育の中で「英語を話せるようになること」を重視しているのに、小学校では「訓令式」、中学校では「ヘボン式」の指導をするという、勉強が苦手な生徒にとってはとんでもないカリキュラムを採用しています。優秀な先生ならば、生徒が戸惑わない指導をしてくれるでしょうが、そうでない先生に習った生徒は大変です。

 こちらのページでは、「ローマ字とアルファベットの正しい発音の関連付け」の話をするので、もちろんヘボン式ローマ字の発音の仕組みを紹介したいと思います。なお、マークは、注意が必要なものを示しています。



ヘボン式ローマ字とその発音の仕組み     
    大文字 小文字  発音の仕組み  注意点など
あ行   母音  母音は、とにかく、はっきり発音する
  A  ア  
  I i  イ  
  U u  ウ  
  E e  エ  
  O o  オ  
か行 子音 K (クゥ) + 母音   Kは子音なので、ため息が漏れる感じで発音する
  KA ka  クゥ+ア  
  KI ki  クゥ+イ  
  KU ku  クゥ+ウ  
  KE ke  クゥ+エ  
  KO ko  クゥ+オ  
さ行  子音 S (スゥ) + 母音 (例外あり)  Sは子音なので、ため息が漏れる感じで発音する
  SA sa  スゥ+ア  
  SHI shi sh(シュ)+イ  訓令式の「SI」の発音は「スィ」
  SU su  スゥ+ウ  
  SE se  スゥ+エ  
  SO so  スゥ+オ  
た行  子音 T (トゥ) + 母音 (例外あり)  Tは子音なので、ため息が漏れる感じで発音する 
  TA ta  トゥ+ア  
  CHI chi  ch(チュ)+イ 訓令式の「TI」の発音は「ティ」
*人名のウチダは、訓令式で「Utida」と小学生は習いますが、「ウティダ」と発音されてしまいます
  TSU tsu tsu(ツ) 訓令式の「TU」の発音は「トゥ」
*「tsu」は英語にもなっている津波「tsunami」の「tsu」です。
  TE te  トゥ+エ  
  TO to  トゥ+オ  
な行 子音 N (ヌ) + 母音   Nは「ン」ではなく、「ヌ」と発声する意識で!Nの発音についてはこちら
  NA na  ヌ+ア  
  NI ni  ヌ+イ  
  U nu  ヌ+ウ  
  NE ne  ヌ+エ  
  NO no  ヌ+オ  
は行 子音 H (ハァ) + 母音  (例外あり)  Hは大きく「ハァ」と息を吐き出すように!ただし、「ア」の音が出ないように気を付けて!
  HA ha ハァ+ア  
  HI hi ハァ+ イ  
  FU fu ふ+ウ *Fは下唇を軽く噛みながら「ふ」と言う感じ。厳密には、日本語と少し違う。
*訓令式の「HU」の発音は「ハゥ」と言う感じになってしまい、かなり日本語と違う。
  HE he ハァ+エ  
  HO ho ハァ+オ  
ま行  子音 M (ムゥ) + 母音   Mは 口をしっかり閉じたまま、「ム」。「ウ」の音が出ないように!
  MA ma  ムゥ+ア  
  MI mi  ムゥ+イ  
  MU mu  ムゥ+ウ  
  ME me  ムゥ+エ  
  MO mo  ムゥ+オ  
や行       子音 Y (イ) + 母音   Yは口角をしっかり上げて「イ」と発声
Yは英語では母音になることもあるので注意が必要!
  YA ya  イ+ア  
  YU yu  イ+ウ  
  YO yo  イ+オ  
ら行  子音 R (ル) + 母音      Rは舌を丸めて口内のどこにも 触らないように「ル」と発声
   RA ra  ル+ア  
   RI ri  ル+イ  
   RU ru  ル+ウ  
   RE re  ル+エ  
   RO ro  ル+オ  
     
  WA wa ウ+ア Wは唇をタコのように丸めて! 
  O o  オ (キーボード入力では[UO])
  ん  N n アルファベットでは表せないので、「N]で代用 英語のNは「ン」ではなく「ヌ」の意識で発音する。日本語の「ん」とは、実は全く違います。
(キーボード入力では[NN])
Nの発音についてはこちら
濁音・半濁音     
が行    子音 G (グゥ) + 母音  
GA ga  グゥ+ア  
  GI gi  グゥ+イ  
  GU gu  グゥ+ウ  
  GE ge  グゥ+エ  
  GO go  グゥ+オ  
ざ行     子音 Z (ズゥ) + 母音  (例外あり)   
  ZA za  ズゥ+ア  
  JI ji ジュ+イ 訓令式の「ZI」の発音は「ズィ」 
  ZU zu  ズゥ+ウ  
  ZE ze  ズゥ+エ  
  ZO zo  ズゥ+オ  
 だ行 子音 D (ドゥ) + 母音  (例外あり)   
  DA da  ドゥ+ア  
  JI ji  ジュ+イ (キーボード入力では、[DI])
  ZU zu  ズゥ+ウ (キーボード入力では、[DU])
  DE de  ドゥ+エ  
  DO do  ドゥ+オ  
ば行  子音 B (ブゥ) + 母音     
  BA ba  ブゥ+ア  
  BI bi  ブゥ+イ  
  BU bu  ブゥ+ウ  
  BE be  ブゥ+エ  
  BO bo  ブゥ+オ  
ぱ           子音 P (プゥ) + 母音    
  PA pa  プゥ+ア  
  PI pi  プゥ+イ  
  PU pu  プゥ+ウ  
  PE pe  プゥ+エ  
  PO po  プゥ+オ  
    
 拗音 拗音は、「SHA(シャ)」「SHU(シュ)」「SHO(ショ)」、「CHA(チャ)」「 CHO(チョ)」、「 JA(ジャ)」 「 JU(ジュ)」 「JO(ジョ)」 は「英語としてのつづりと発音」にしっかり関連付けられるので、覚えておくと便利です。それ以外は、日本語の発音に合わせて無理に作られたアルファベットの並びなので、英語との関連付けの観点からは、あまり重要ではないと思います。
  きゃ KYA kya    
  きゅ KYU kyu    
  きょ KYO kyo    
           
  しゃ SHA sha シュ+ア  
  しゅ SHU shu シュ+ウ  
  しょ SHO sho シュ+オ  
           
  ちゃ CHA cha チュ+ア  
  ちゅ CHU chu チュ+ウ  英語では、「CHU」で始まる単語は、「チャ」と発音することが多い。(例外あり) 例:church「チャーチ」
  ちょ CHO cho チュ+オ  
           
  にゃ NYA nya    
  にゅ NYU nyu    
  にょ NYO nyo    
           
  ひゃ HYA hya    
  ひゅ HYU hyu    
  ひょ HYO hyo    
         
  みゃ MYA mya    
  みゅ MYU myu    
  みょ MYO myo    
           
  りゃ RYA rya    
  りゅ RYU ryu    
  りょ RYO ryo    
           
  ぎゃ GYA gya    
  ぎゅ GYU gyu    
  ぎょ GYO gyo    
           
  じゃ JA ja ジュ+ア  訓令式の「JYA」でも発音は同じ
  じゅ JU ju ジュ+ウ  訓令式の「JYU」でも発音は同じ
  じょ JO jo ジュ+オ  訓令式の「JYO」でも発音は同じ
           
  びゃ BYA bya    
  びゅ BYU byu    
  びょ BYO byo    
           
  ぴゃ PYA pya    
  ぴゅ PYU pyu    
  ぴょ PYO pyo    



      ≪その他の注意点≫

アルファベットの発音を、しっかり学習したい人は、以下のページもご覧ください。

L,F,V,N,Th これらのアルファベットが発音できれば大丈夫!







1)-1  M と N, L と R, F と V, Th      これらのアルファベットが発音できれば大丈夫!
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