1)if から始まる、仮定法過去と仮定法過去完了


「仮定法」というのは、「現在や過去の事実とは異なること」を話す時に使う文法です。「もし~なら、~なのになあ。」ということを表現します。
 以下、それぞれの作り方と意味をまとめたので、確認してみてください



 ①直説法の仮定 (中学で学習した普通の仮定)

   If+S+
現在形~,S+will+動詞の原形…
          → 「もし~ならば、…するつもりです。」

 仮定法過去 (現実と違う仮定)

   If+S+過去形, S+would+動詞の原形
          → 「もし~ならば、…だろうに。」

 仮定法過去完了 (現実と違う仮定)

   If+S+had+過去分詞, S+would+have+過去分詞
          → 「もしあの時~だったなら、あの時…だったろうに。」






  基本例文   訳 (基本直訳)
    普通の仮定 ≪直説法≫
 1 If it is sunny tomorrow, I will go shopping with my friends. もし明日晴れたら、私は、私の友達と買い物に行くつもりです。
   仮定法過去
 2 If I had a lot of money, I would travel around the world. 


≒I don't have a lot of money, so I
won't travel around the world.
(won't を don't に代えても可)
もし私がたくさんのお金を持っていたら、私は世界中を旅行するのになあ。


≒私はたくさんのお金を持っていません。だから、私は、世界中を旅行しないでしょう。
 3 If I were you, I would attend the party. 


≒As I am not you, I won't attend the party.
もし私があなただったら、私は(今)そのパーティーに出席するのになあ。
・・・be動詞はwasの代わりにwereを使うことが多いが、口語ではwasも使われる。


≒私はあなたではないので、私はそのパーティーには出席しないでしょう。
 4 If I were a bird, I could fly to him.

=I
could fly to him if I were a bird.


≒ I can't fly to him because I am not a bird.
もし私が鳥であったなら、私は彼の所に飛んでいけるのになあ。



≒私は鳥ではないので、彼の所に飛んでいけません。
(「~なので」の接続詞はsince, as, becauseどれでも良いがbecauseは文中で用いるのが一般的。
「~である。(そう)だから・・・」ではsoを使う。)

 5 If he had time, he might come to the party.



If he has time, he
may come to the party.
もし彼に時間があれば、彼は(今)パーティーに来るかもしれないのだが。
≪仮定法過去≫
・・・話し手は、彼が来る可能性は低いと思っている。



もし彼に時間があれば、彼はパーティーに来るかもしれない。
≪直説法≫
・・・上の文より、話し手は、彼が来る可能性があると思っている。
 仮定法過去完了
 6 If it had been fine yesterday, we would have gone fishing.


≒It wasn't fine yesterday, so we didn't go fishing.
昨日(←あの時)晴れていたら、私達はあの時釣りに行ったのになあ。



≒昨日は晴れませんでした。(そう)だから私たちは釣りに行きませんでした。
If I had caught the train , I would have been in time for school.



≒As I didn't catch the train, I wasn't in time for school.
もし私があの時その電車に乗っていたら、私はあの時学校に間に合っていただろう。

(be in time for = ~に間に合う
caughtをtakenでも可。caughtを使った方が「なんとか乗る」感が強まる。)



≒私はその電車に乗れなかったので、私は、学校に間に合いませんでした。
以下、if節(従属節)と主節の時制に注意!
・・・従属節が仮定法過去完了、主節は・・・・?
8 If you had taken the medicine then, you might be fine now.



If you had taken the medicine, you might have been fine.
もしあなたがあの時薬を飲んでいたら、あなたは、元気になっていたかもしれない。
≪従属節は仮定法過去完了、主節は仮定法過去≫


もしあなたがあの時薬を飲んでいたら、あなたはあの時、元気になっていたかもしれない。
≪従属節も主節も 仮定法過去完了≫
 9 If he had studied harder, he would get a good job.




If he
had studied harder, he would have got a good job. 
もし彼があの時もっと一生懸命勉強していたら、彼は、良い仕事を手に入れていたのに。
≪主節は仮定法過去≫
 
  ・・・仕事がないのは今の事



もし彼があの時もっと一生懸命勉強していたら、彼はあの時、良い仕事を手に入れていたのに。
≪主節も仮定法過去完了≫
 
  ・・・すべて過去の出来事
 仮定法の if 節の倒置  
→ 文章体ではたまに出てくるので、覚えておくと良いです。
また、大学受験の並び替え問題にも、しばしば出てきます。
 10 If I were in your place, I wouldn't trust him.

Were I in your place, I
wouldn't trust him.
もし私があなたの立場だったら、私は、彼を信用していないでしょう。
≪仮定法過去≫
(be in one's place = 人の立場にいる)
 11 If we had known you were in the hospital, we would have visited you.

Had we known you were in the hospital, we
would have visited you.
もし私があの時あなたが入院していることを知っていたら、私はあの時あなたを訪問していたのに(→お見舞いしていたのに)。
≪仮定法過去完了≫
(be in (the) hospital = 入院している・・・アメリカではtheをつけるのが普通)
 未来の仮定法 「もし~するようなことがあれば(実現可能性が低い)」
if節にwere to かshouldを使う
 (were to は可能性がある時も使えるが・・・
12 If you were to win the lottery, what would you do?
 
もし、あなたが宝くじにあたるようなことがあったら、あなたはどうしますか。
(lottery=タリィ=宝くじ)
13  If our daughter should need our help, she would call us. もし万が一、私達の娘が私達の助けを必要とするようなことがあれば、彼女は私達に電話をくれるでしょう。







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5)-4   仮 定 法