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4)-3 受験勉強の進め方
2) 大学受験

③大学受験対策が出遅れてしまった人へ


 
点数をとるための試験問題の解き方など


 推薦入試を狙っていたのに、推薦がもらえなかった人、大学進学について深く考えていなかったけれど、やはり、大学に行きたいと思った人など、大学受験対策が遅れてしまったと感じている人は、だんだん焦ってしまうかもしれません。しかし、
「本気で進学したい」という気持ちが、受験勉強には一番大切なのです。頑張る原動力にもなります。最後まであきらめず、入試に向けて勉強していってください。きっと、これからの自分のためになると思います。

 ところで、「英語が出来る人が良い点数を取れる」と思われている方、いらっしゃいますか?もちろん、英語が苦手な人より、得意な人は、受験で有利なのは当然ですが、
テスト対策次第で、英語が苦手な人でも、点数を上げていくのは可能なのです。逆にテスト対策をしないと、英語が得意な人でも、思ったほどの点数を取れないこともあるので注意してください。




1.まず、考えるべきこと
  1. 志望校と、滑り止めを含む受験校を出来るだけ早く絞る。

    …これが一番重要です。
    入試問題は、大学によって様々です。たとえ模試で、「D判定」など、「受かる確率はほとんどない」という結果が出ても、受験日までに、受験する学校の問題対策をしっかりやって、合格した生徒を何人も見てきました。模試と、受験校の作成する問題というのは、全く別物なのです。

     逆に言えば、自分が得意な形式の問題を出している学校を受験すれば、合格率が上がるということです



  2. 志望校に公募推薦の制度があるか確認し、あれば挑戦する。

    公募推薦は、出願が9月以降の学校が多く、「高等学校での評定平均値および成績概評は問いません」というような大学もあります。受験勉強をあまりしてこなかった生徒には、入学するチャンスが増える制度です。どうしても行きたい学校ならば、推薦が通らなかった時点で、一般受験に再挑戦すれば良いです。
     是非、志望校の制度をチェックしてみてください。



  3. 場合によっては、国公立はきっぱり捨てて、私立に絞る。

    ≪国公立受験を考えている人だけ読んでください。その他の方は、下の4に進んでください。≫

    …これは、どちらかと言うと、勉強を頑張ってきた生徒に言いたい事です。そのような生徒の中に、いざ受験となると、「国公立どころか、滑り止めの私立も合格できない」生徒が出てきます。本人は、急に自尊心を失い、とても傷つく。まわりの人達も、そんな生徒に、「なんだ、ダメなんだ」というような態度で接する。こんな状況もたびたび見かけてきました。馬鹿げたことですが、こうなってしまう理由と、それを避ける対策は何でしょう。

     私立大学の受験科目は、1~3科目が一般的なのに対し、国公立大学は、その約6割で、5科目以上になります。3科目に絞って受験勉強していれば、余裕で入れた私立大学に、5科目以上を勉強し、すべてが中途半端になってしまうということなど、簡単に起こるのです。

     「私立でも良い」と考える受験生で、受験対策が遅れているならば、国公立をきっぱり捨てるということも、視野に入れてみてください。



  4. センター試験問題が相当難しく感じる人は、センターを捨て、私立大学の独自問題の過去問を解く練習をする。

    …近年(2016年度)、私立大学でも、「センター利用あり」と出ている学校も多くあります。
    センター試験もとりあえず受けておけば、合格できる可能性が増えると思っている人も多いですが、これは大きな間違いです。

     センター試験の英語問題で、正答率6割というのは、平均と思っている人も多いと思いますが、これは意外に大変なことなのです。英語が得意な人でも、練習なしでセンター試験を受けた場合、簡単に6割正解することはできないと思います。逆に、センター試験の癖などを押さえ、じっくり対策を立てれば、正答率を上げていけるのです。
     

     私立大学の独自問題と、センター試験の問題と見比べてもらえば一目瞭然なのですが、中身はかなり違います。受験が迫り、切羽詰まった中で、受験私立校の問題と、センター試験問題の両方の対策をしていくと、どちらもできなくなる可能性があるのです。

     センタ―試験問題を、かなりむずかしく感じる人は、思い切ってセンター試験を受験しないという選択肢も、あると思ってください。




2.私立大学独自問題の解き方

  1. 英語の目標点数を考える:

     まず、自分の志望校の、合格者平均点や合格最低点を調べ、英語で何点取れれば合格できるかを確認してください。赤本やネットで確認できるところが多いようです。(ただし、非公開の学校もあります。)

     自分の得意教科が英語の場合と、英語以外の科目が得意な場合では、英語で取るべき点数も違ってくると思います。冷静に見極めてください。

    目標点数が60点、80点、100点では、勉強のやり方も変わってきます。100点を目指して勉強するより、難しい問題を捨てて、80点を目指す勉強方法の方が、効率的で効果がある場合もあるのです。


  2. 志望校の過去問をしっかり見直す:

     前の章「大学入試に向けての勉強の進め方」の中の、以下の部分をご覧ください。

      
    志望校の過去問「赤本」を確認しましょう。


     赤本が出ていない学校でも、学校のホームページに過去問が掲載されている場合もあります。また、入学説明会などで、過去問が配布されたり、出願資料内に封入される場合もあります。
    いずれにしろ、受験前に、必ず過去問をチャックしてください。



3.受験本番で1点でも点数を上げていくには?


 *高校受験でも書いた、当たり前のことですが、一応確認してみてください。
  1. 自分の目標点を取るためには、英語ではどのくらい問題を解ければ良いか、英語でどのくらい間違えても、合格レベルに達するのか、過去問を解いて確認しましょう。


  2. 時間が足りなくなってしまう人:

    ①とにかく、得意な問題から手をつけ、最後に苦手な問題を解きましょう。
    ②配点が分かっている場合は、配点の高い問題の解き方を練習しましょう。



  3. 4択問題などで、どれを選んでいいかわからなくなったら:

    ①まず、絶対ありえないものを消し、残りの選択肢から『勘』で選びましょう
    ②長文内の4択問題などは、以下を参考にしてください。
     内容について、複数の選択肢から合っている物を選ぶ場合
    ③わからない場合に、時間を掛け過ぎないように注意してください。

      選択問題の解き方


  4. 前の章「大学入試に向けての勉強の進め方」の中の、
    以下の部分をご覧ください。

      
    高校3年夏休み後 (受験4か月前くらいから)



4.長文読解で点数を上げていくには…

  1. 長文読解問題の出題数について:

     まず、
    問題数が多い場合、それに圧倒されないでください。よく読んでみると、問題数が多くても、意外と内容が簡単な場合も多いです。逆に、問題数が少なくても、内容が難解で読みにくい問題を出す学校もあります。


  2. 設問を読む際の注意点:

    ①読むスピードが非常に速い場合は、本文から読む人もいるかもしれませんが、やはり、テストですので、
    あらかじめ、設問は読んでおいた方が良いと思います。読むスピードが遅い人は、尚更です。ただし、設問が多い場合は、設問をじっくり読んでいては、かえって時間がかかってしまう場合もあるので、注意しましょう。


    ②出題が
    、「曜日」「時間」「場所」「登場人物」についてなど、どんなものがあるかを、あらかじめ確認しておくと良いです。その上で、本文を読む際、設問になっている、場所や時間などが出てきたら、丸などの印をつけておくと、解く際、便利です。


    「内容全体についての正誤問題」「要約」「長文の主題は何か」などの出題は、もちろん全文を読まなくては答えられませんが、問題になっている項目だけは、あらかじめ確認しておいた方が良いと思います。
    また、
    内容について、複数の選択肢から合っている物を選ぶ場合:
    every(すべての)、all(全部の)、for sure(確実)などの言葉に注意しましょう。
    「それに似たようなことは書いてあったけれど、そこまで確実には言っていない」という選択肢は、内容に合っていないと判断します。ひっかけ問題になっていることが多いので、慣れておきましょう。


    ④長文の最初の段落から順番に出題されることが多いので、②③を素早く確認したら、
    長文の最初から読んでいき(できたら、スラッシュリーディング)、設問の所に来たら、その都度、解答していくと良いでしょう。


    第1段落(パラグラフ)が、抽象的で分かりにくい文章になっている長文問題を出題する学校も、割とよく見かけます。そのような場合は、分かりにくい文章は適当に読み流してください。第2段落以降を読むと、第1段落の意味が理解できることが多いです。これまで、「英語をしっかり勉強する時は、むずかしい部分を、決して適当に読まないように!」と書いてきましたが、試験では全く逆になります。



  3. 設問が日本語ではなく、英語の場合:

     慣れていない人は、むずかしく感じることもあると思いますが、設問に使われる英文の種類は、それほど多くありません。あらかじめ、意味を確認しておけば、設問が日本語の場合と、ほとんど変わらずできると思います。

      参考:
    中学・高校の授業で使われる、英語での指示文


  4. 設問に日本語が多い場合:

     まず、設問内の日本語を読んで、あらかじめ、本文の内容を推測しておくと、本文を理解しやすくなると思います。

   



 この時期、どのくらい努力できるか、単なる大学の合否だけではなく、その後の自分自身の成長にも、かかわってくると思います。

 『努力は成功を保証するものではないけれど、成長は保証する!』
  (…どこかで聞いたようなセリフですが… (^^;)
 そういう意味で、『努力は必ず報われる!』

不安もあると思いますが、とにかく、やれるだけやってみましょう!
頑張ってください。