3) 分詞構文とは何か?
「分詞構文」と聞くと、どんな印象がありますか? 「何だかむずかしそうだし、勉強したくない!」と思っている人もいるかもしれません。実際、分詞構文は、話し言葉ではほとんど使いません。つまり英会話上達だけを目指すなら、はっきり言って勉強しなくてもよいのです。しかし、英字新聞などでは多用されていますし、この文法を知らないと、長文を読む際、大変なことがあります。
実は、一度仕組みをわかってしまえば、割と簡単な文法です。逆に、しっかり勉強しないまま長文を読んで、分詞構文が出てくるとわからなくなってしまう生徒を数多く見てきました。「分詞構文は、わかっていれば安心!」と思って、勉強を進めてください。
《分詞構文の構造》
分詞構文とは、「分詞に導かれる句(→分詞句)が、主節の補足情報を伝えるという用法」です。つまり、分詞句の部分を、接続詞から導かれる従属節に書き換えられるので、分詞構文が入った文を読んでいく際、この作業が頭の中でできてくると、速読にとても役立ちます。
《節への書き換えのポイント》
分詞 → 接続詞+主語+動詞
1. まず、どの接続詞を使えばよいか考える。
…and, when, while, because, since, as, as soon asなど。
どれを使うかは、長文内では文脈からわかることが多いですが、文法問題を解く時は、主節の意味を考えてから考えると、わかりやすいです。
2. 次に、主語を何にすべきか考える。
…基本的な分詞構文では、書き換える従属節の主語は、主節の主語と一致します。
3. 最後に、分詞を動詞に書き換える。
…この時、どの時制を使うか、能動態にするのか受動態にするのかを考えましょう。
接続詞の種類と解説はこちら
毎度のことですが、説明だけ読んでも、英語ができるようにはなりません。次のページで、例文がでてくるので、実際、例文を読んで、理解してください。何度も音読して、自分で次のような言い替えをできるようにしましょう。これができるようになると、分詞構文など、超簡単と思えるはずです
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