1)英検とは?TOEFLやTOEICとの違い。
 「英検は正答率60%で合格!」という事の問題点


英検(実用英語技能検定)の問題点

英検は、高校や大学入試の問題と違い、
実際に使える英語力を問う、良質な問題が揃っていると思います。
中学卒業レベルと言われる
英検3級の問題をスラスラ解ければ、
私は、英語で十分日常会話をこなせる力がある
と思います。

英検の各級の説明と対策は、次のページへ


それでは、
多くの人が英検3級を取っているのに、
なぜ日本人は英語がしゃべれないのでしょう?

英検の最大の問題点は、
英検合格に必要な点数:合格正答率が、
事実上、60%程度ということであると思います。
60%の正答率で、
その級にふさわしい英語力が身に付いたと、言えるでしょうか。
どう考えても、
合格正答率は、最低でも80%は欲しいところと思います。


小学校から、英語が必須科目になる中、
英検受験率が高まっているという新聞記事も
目にするようになりました。
英検の公式サイトによると、
年間230万人が受験(2012年度実績)とあります。

しかし、残念ながら、
「この合格正答率に問題があるのでは?」というような指摘は、
ほとんど聞いたことがありません。

今後、英検の正答率について、
議論が展開されることを期待します。




TOEFL(トーフル)やTOEIC(トーイック)と英検について
各種テストについて、混同されることがあるので、
少し、この違いについて、付け加えたいと思います。


TOEFL(Test of English as a Foreign Language )は、
外国語としての英語テストという意味で、
おもに、英語圏の大学への留学を目指す人の英語能力を見極めるものです。
大学講義や大学キャンパス内で使われる語彙が
求められます。


TOEIC(Test of English for International Communication)は、
国際コミュニケーション英語能力テストの意味で、
 身近な事柄から、ビジネスに関連する事柄まで、
幅広くコミュニケーションを行う能力を測る目的で作られています。
英検やTOEFLに比べ、
かなりビジネスの世界で使われる用語が多いので、
学生が受験する時は、
この点に注意する必要があります。


TOEFL も TOEICも、
英検のようにレベル別に問題が作られている訳ではありません。

よって、ある程度の英語力を付けてから受けないと、
試験時間が、結構つらいものになってしまうと思います。
英検準2級の問題を、正答率80%以上で、
解けるレベルです。

《最近、中学生から高校生向けの
 TOEFL Juniorも作られています。
ただし、就職や海外の大学受験の資格となり得るのは、
普通のTOEFL/TOEICになりますので、
ご注意ください。》



 
英検の正しい活用法

英検が、TOEFLやTOEICのスコアに比べて
信頼性が低いと言われることがあるのは、
やはり、
正答率60%くらいで合格を出してしまっているからではないかと、
私は思います。

しかし、
英語を学習し始めてから、中学レベルの文法学習を終えた段階では、
レベル別に問題が作られている英検は、
自分の勉強成果の確認のため、
また、英語を勉強する動機づけの1つとして、
とても役に立つテストであると思います。


注意したいことは、
英検の合否だけを気にするのではなく、
自分の正答率がどのくらいであるか
しっかり確認することです。

英検結果を通知する、個人成績表には、
「語彙・文法」や「リスニング」など、
分野別の正答率も記入されています。
各分野の正答率が80%以上になっていれば
問題ないのですが、
そうでない場合は、たとえ合格していても、
苦手分野をしっかり把握し、苦手克服に努めてください。

これが正しい、英検活用法です。

次のページからは、
私の生徒指導の経験を踏まえ、
英検5級から2級までの、
各級の英検に挑戦するのに良い時期、
英検合格の秘訣(?)、
英検結果の正しいとらえ方
などを
まとめていきたいと思います。




 因みに~  What is Eiken? ・・・英検とは何か?

 以下は、日本英語検定協会の資料からの引用です。英文での説明と、その直訳となります。

EIKEN is an abbreviation of "Jitusyo Eigo Gino Kentei" (Test in Practical English Proficiency).
EIKEN is produced and administered by the Eiken Foundation of Japan, a public-interest incorporated foundation based in Tokyo.

英検とは、「実用英語技能検定」の略語です。
英検は、東京に本拠を持つ公益財団法人である日本英語検定協会によって作成され、運営されています。


There are seven tests within the EIKEN framework, each representing a different ability level.
The levels are called grades and are given on a pass-or-fail basis.
Each EIKEN grade is a separate test with a unique set of test items and tasks designed for that level..

英検の体制の中には、7つのテストがあり、それぞれが、異なる能力のレベルを象徴しています。
そのレベルは級と呼ばれ、合格・不合格の基準で与えられます。
それぞれの英検の級は、別々のテストであり、そのレベルのために作られた独特なテストの項目と課題の組み合わせを持っています。



The EIKEN grades are given in two stages.
The first stage is a paper-and-pencil test that evaluates reading, listening, and writing ability.
The second stage is a speaking test in the format of a face-to-face interview.
An examinee must pass both stages of a grade in order to receive certification.
The second stage is not given for the two beginner levels, Grades 4 and 5.

英検の級は、2段階で与えられます。
第1段階(1次)は、読む、聞く、そして書く能力を評価する紙と鉛筆のテスト(筆記試験)です。
第2段階(2次)は、対面式面接の形式での、話すテストです。
受験者は、(合格)証明書を受け取るためには、それぞれの級の2つの段階に合格しなければなりません。
第2段階(2次)は、2つの初級者レベルである、4級と5級には、与えられません(課されません)。


The tests are offered three times a year in Japan and other countries around the world.
More than 2 million people take the EIKEN tests each year at 18,000 locations in Japan and 45 other countries.

テストは、日本と、世界中のほかの国々で、年に3回提供されます。
2百万人以上の人々が、日本の18,000の場所と他の45か国で、毎年英検のテストを受けています。

As a service to learners, all first-stage EIKEN materials are disclosed after test day.
Examinees can keep their test booklets and use them for personal study.
Recent tests are open to the general public via free download.


学習者のサービスとして、すべての第1段階の英検の資料が、テスト日の後、公開されています。
受験者は、自分のテストの冊子を自分のものにし(持ち帰り)、個人の勉強のために、それらを活用できます。
最近のテストは、無料のダウンロードで一般公開されています。

EIKEN is backed by the Japanese Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology and all 47 prefectural boards of education.
Test results are accepted for admissions and course credit at approximately 2,200 high schools, colleges, and universities.


英検は、日本の文部科学省と、47すべての県の教育委員会によって後援されています。
テストの結果は、おおよそ2,200の高校、短大、大学で、入学や学科の単位のために、受け入れられて(認められて)います





                     

戻る
4)-4  英検について