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1)現在完了とは何か?
現在完了=have+過去分詞、has+過去分詞
…have/has=特別な助動詞です!
   用法 意味 
①  継続 ずっと~している
②  経験  ~したことがある 
③  完了・結果  ~したところだ、~してしまった 
   be動詞+自動詞の過去分詞で完了・結果を表す場合はこちら


 
現在完了は、「過去から現在までの時の中のどこかで起こったこと・現在も引き続き起きていること」を表す時制です。過去形と現在形では表せない、微妙なところを表します。ただ、日本語は文法的に「時制」があいまいなので、使いこなすのはむずかしいです。詳しくは、次のページの基本例文をご覧ください。

 現在完了は助動詞のhaveを使うのですが、この
助動詞haveは特別中の特別。一般的な助動詞とは、使い方が全く異なるので、注意が必要です。現在完了は、中学3年生の初めで習い始めることが多いですが、ここまでの基本的な文法がよく理解できていないと、大混乱になってしまいます。英語が苦手な人は、「今までの文法の方が大切。現在完了は特別中の特別」という意識で、学んでください。なお、現在完了形が分からなくても、英会話は楽しめます! これから高校に上がる人は、高校英語ではかなり大事な文法なので、頑張って勉強していきましょう。

  現在完了形の文の作り方

     ①継続 「ずっと~している」 
     ②経験 「~したことがある」
     ③完了・結果 「~したところだ、~してしまった」
文の種類 文法 抑揚
肯定文(肯) S(主語)+ have + 過去分詞
 で書き始め、文の終わりは、「.」
 
下げ調子
疑問文(疑) Have + S(主語)+ 過去分詞
 で書き始め、文の終わりは、「?」
 
上げ調子
(Yes, Noで答えられる場合)
答え方
(答) 
肯定 Yes, S(主語・主格)+ have. 下げ調子
否定 No, S(主語・主格)+ haven't..
  *haven't=ぶントゥ=have not
下げ調子
否定文(否) S(主語)+ haven't + 過去分詞
 で書き始め、文の終わりは、「.」
下げ調子
   注意点
主語が3人称単数(he, she, it)の場合は、haveをすべてhasにします。haven’tはhasn't (ズントゥ)になります。
2「助動詞の後は必ず動詞の原形!」が基本なのに、現在完了のhaveの後は過去分詞です。現在完了のhaveは助動詞と考えず、とにかく「特別中の特別の文法で、haveの後は過去分詞」と覚えましょう。
 be動詞の過去分詞は、been(ビンヌ)になります。
継続用法  have been in Canada  ずっとカナダにいる
経験用法 have been to Canada カナダに行ったことがる
完了・結果 have gone to Canada カナダに行ってしまった



受動態の所でも書きましたが、過去分詞は、規則活用動詞では過去形と同じ形になりますが、不規則活用動詞では、それぞれ暗記する必要があります。
 以下の不規則活用動詞の表で、覚えているか、確認してみましょう。

  不規則動詞の活用一覧 1  不規則動詞の活用一覧 2


 覚えた方が良い基本例文は、次のページで詳しく紹介しますので、ここでは、現在完了とはどういうものか、とりあえず理解してください。

 「現在完了は特別な文法」ではありますが、「現在完了」だけを勉強するのは、それほどむずかしくありません。ただ、あくまで、「今までの文法が基本」ということを忘れず、勉強していきましょう。

 実は、この現在完了、使いこなせると、英会話がずっと楽しくなる文法です。次のページの基本例文を丸暗記してしまうと、すぐ、英会話に応用できると思います。




    
 現在完了の基本例文