3)-8 比 較 の 文      戻る

1)比較の文とは何か?

比較とは、もちろん、2つ以上の物や人を比較する時に使う文法なのですが、日本語と違って英語の比較の文では、用法によって、形容詞や副詞の形を変化させる必要があります。
 形容詞 物の状態や性質を表す、名詞を修飾する語
 … ここでは、be動詞の文の中で使う形容詞を中心に説明

 
副詞:  動詞、形容詞、他の副詞、または文全体を修飾する語
 …ここでは、一般動詞を修飾する副詞を中心に説明

覚えよう! 比較の文の3つの用法
   用法  比較の文の形    意味
 1  原級
を使った文  
S+V+as+原級~+as+B.  SとBと同じくらい~
S+not[Vの否定形]+as+原級~+as+B.  SはBほど~ない
 2 比較級
を使った文
S+V+比較級~+than+B SはBよりも~
 3 最上級
を使った文
S+V+最上級~+in/of Sは…の中で1番~ 


 比較の文を学ぶ前に、形容詞や副詞の英単語を、活用を含めしっかり覚えておくと、文法の理解が早くなり、語彙力アップにもつながります。

 以下の「活用の一覧」に、重要な形容詞と副詞の活用をまとめました。まず、
何度も音読し、活用をスラスラ言えるようにしてください。さらに、形容詞や副詞の英単語を見ただけで、日本語の意味がすぐ出てくることも重要です。

「形容詞・副詞の活用の一覧」へのリンクはこちら

覚え方は、
  big→大きい→big・bigger・the biggest
  ッグゥ→ 大きい → ゙ッグゥ → ッガー → ざ ッゲストゥ

このような形で、何度も音読して覚えましょう。不規則動詞の活用と違って、かなり規則性があるので、1度スラスラ言えるようになってしまうと、「超簡単!」なのが比較です。ただし、日本語の意味をしっかり覚えていくことも、お忘れなく!



形容詞・副詞の活用の一覧は、できるだけ、「意味が相反する言葉」をくっつけて表示しています。反意語をまとめて覚えた方が、覚えやすく、単語力アップにつながります。


1番の「small」から29番の「fine」までは、
比較級の語尾を「er」、最上級の語尾を「est」にする形容詞になります。
最上級には
「the」を付ける決まりがあるので、面倒でも、「the」を付けて練習しましょう


「-ful」「-ing」で終わる形容詞、語尾に「-ly」がつく副詞、さらに音節が多いものなどは、比較級は原級の前に「more 」、最上級は原級の前に「(the) most ウストゥを付けることになっています。
38番からは、これらの単語を中心に記載しました。 副詞には、「the」を付けないこともありますが、付け忘れをなくすため、とりあえず、付けて練習してみましょう。



意味の所に「*」がついているものは副詞、他は形容詞です。


下線を引いてある部分は、特にスペリングで注意が必要な単語です。


数字に下線が引かれた単語は、多少むずかしいので、余裕があれば覚えるようにしてください。

 以下に、不規則活用する、重要な形容詞と副詞を、一覧表から抜き出してみました。特に、黄色(30/31/34/35)の活用は、しっかり覚えておいてください。単独で使う時と、他の形容詞や副詞などと一緒に使う時で、意味が違うこともあるので、混同しないようにしましょう。


  意味  原級 比較級 最上級   読み 読み  読み 
30 良い good better the best ッドゥ ター ざ ストゥ 
31 (具合が)良い
《副》上手に
well better (the) best ター (ざ)ストゥ 
32 悪い bad worse the worst バッドゥ ワースゥ  ストゥ
33 《副》ひどく badly worse
(more badly)
worst
(most badly)
バッドゥりィ スゥ
ア~)
ストゥ
ストゥ~)
34 (数が)多くの many more  (the) most  ニィ (ざ)ウ ストゥ
35 (量が)多くの
《副》たくさん
much more  (the) most  ッチ (ざ)ウ ストゥ
36 (数が)少しの few fewer  the fewest ーアー
ーエストゥ
37 (量が)少しの little less the least トる スゥ
ーストゥ



            比較の基本例文